Contents 目次
A マッサージ
イマイチチョイス!
マッサージをするなら入浴のほうが効果あり!
運動をしたあとなどはマッサージもよいのですが、自分の手が届く範囲は限られています。そうであれば、水圧による全身のマッサージ効果が期待できる入浴のほうがオススメです。入浴にはそのほか、血流促進、浮力による腰、ひざ、脚の負担の軽減などの効果もあります。
Bジョギング
ナイスチョイス!
体を軽く動かすと疲労回復効果が高い。ウォーキングでもOK
疲れをとるのにオススメなのが体を軽く動かすこと。これをアクティブレスト(積極的休養)といい、その名の通り、積極的に体を動かすことによって疲労回復効果を高める方法のことをいいます。だから、ジョギングはオススメ!
マラソン選手が走り終わったあとすぐに止まらず、グラウンドを軽く1周くらい走る光景を見ることがあるでしょう。これは、スポーツ直後のクールダウンですが、これと同様、疲れているときも軽く体を動かすほうが疲労物質を早く排出できます。ジョギングはハードルが高いようなら、ウォーキングでもOKです。
C横になる
イマイチチョイス!
疲労の原因が睡眠不足とわかっているときは昼寝を!
一般に軽く体を動かすことが疲労回復には最善の策ですが、疲労の原因が睡眠不足のときは別です。この場合は横になるのがベスト。昼寝をしましょう。
D 軽い筋トレ
ナイスチョイス!
体を動かすことは疲労物質を排出するのに役立つ!
ジョギングと同様、筋トレで軽く体を動かすことは、早く疲労物質を排出することにつながるので、オススメです。
E 甘いものを食べる
バッドチョイス!
スイーツで疲れはとれない!
頭を使って疲れているときは甘いものを食べるとよいと言われますが、それは迷信です。血糖値の急上昇を招くだけ。ダイエット的にもNGです。
【疲労回復のポイント】
疲れたなと思ったら、軽く体を動かすことがオススメです。疲労物質の排出を促すことができます。ただし、睡眠不足という自覚があるときは、寝るのがいちばん。
それ以外に、栄養不足が原因の疲労もあります。一般的に不足しやすいのが、ビタミンB1や、ビタミンB1とくっついてブドウ糖をエネルギーに変換する際に働くマグネシウム。前者は、玄米、卵などに含まれ、後者は大豆製品(きなこ、納豆)、玄米、かつおなどに含ま
れます。さらに、ストレスなどで消費されるビタミンC(果物、ほうれんそう、ブロッコリーに含まれる)や、細胞を正常に動かすのに必要なタウリン(貝類、いか、たこに含まれる)なども、不足しないよう注意が必要です。
特に女性のダイエッターで不足しやすいのがマグネシウムとタウリン。疲れやすい人は栄養面でもチェックしてみるとよいでしょう。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ