問題
バレンタインデーの、「バレンタイン」とは、何のこと？

□チョコレート
□人の名前
□贈りもの
□お菓子全般

答えは………

「人の名前」です

バレンタインデーは「聖（セント）バレンタインデー」とも言いますね。「聖（セント）」とは「聖人」の意味。諸説ありますが、「バレンタイン」はローマ時代にキリスト教の司祭だった聖人ヴァレンティヌスの名前に由来しています。士気が下がるとして、兵士の結婚が禁止されていた当時において、ヴァレンティヌスはひそかに若者たちの結婚式を行っていたそうです。これを知った皇帝がヴァレンティヌスに死刑を命じたのが2月14日。その後、この日が「恋人たちの日」として祝われるようになったと言われています。

チョコレートに生クリームやバターなどを加えて丸め、表面にココアパウダーや粉糖をまぶしたチョコレート菓子を何と言う？

□生チョコ
□パヴェ
□トリュフ
□ガナッシュ

「トリュフ」です

答えは、「トリュフ」です。トリュフは、溶かしたチョコレートに生クリームやバターなどを加えたり、フルーツ味にしたりし、ボール状に丸めて表面にココアパウダーや粉糖、抹茶などをまぶしたお菓子です。世界三大珍味である「トリュフ」の形状に似ているところから、この名前がついたと言われています。表面のココアは土から掘り出した様子を表しています。「パヴェ」はフランス語で「石畳」の意味。石畳のような形のカラフルなチョコレート菓子のことです。「ガナッシュ」はチョコレートと生クリームを合わせて作るクリームです。

チョコレートを溶かすときの方法として正しいのは、次のうちどれ？

□包丁で細かく刻んで溶かす
□水を少量加えて溶かす
□小鍋に入れて弱火で溶かす
□冷蔵庫で冷やしたチョコレートを使用する

「包丁で細かく刻んで溶かす」です

チョコレートを溶かすときには、ポイントがいくつかあります。最近は、最初から細かくなっているチョコレートもありますが、大きいチョコレートを溶かす場合は均一に溶かすために、細かく刻み、湯せんに当てて溶かします。そのときに一滴も水が入らないよう注意が必要です。さらに、できれば温度計などで図りながら温度管理をしたほうがよいでしょう。あまり温度の低いチョコレートを急に温めるのもよくありません。チョコレートは、とてもデリケートな食材なのです。

チョコレートを溶かすときの温度は、何度ぐらいが適温？（ブラックチョコの場合）

□約60℃
□約50℃
□約40℃
□約30℃

「約50℃」です

チョコレート菓子を作る場合、最初に湯せんでチョコレートを溶かすのが基本ですが、このときチョコレートを約50℃まで温めるのがベストです。ミルクタイプやホワイトチョコレートの場合は、もう少し低めの温度がよいでしょう。また、最終的なツヤや食感をよくするために、「テンパリング」という温度管理も必要です。これは溶かしたチョコレートの入ったボウルを氷水につけて27℃ぐらいまで冷やし、最後に湯せんに当てて32℃ぐらいまで再度、温めて温度調整することです。

手づくりのチョコレート菓子の香りを強くしたり、コクを出したいときに使用する、糖分を含まず見た目はチョコレートと同じ形状のものを何と言う？

□カカオバター
□カカオ豆
□カカオニブ
□カカオマス

「カカオマス」です

チョコレートの原料は「カカオ豆」という、カカオの樹の果実の種です。「カカオ豆」を発酵、乾燥、ローストして香りをよくし、細かく刻んだものを「カカオニブ」と言い、これをペースト状にして固めたものを「カカオマス」と言います。甘味はなく、カカオ本来の味をしているもので、チョコレートの風味や味わいを強くしたいときなどに、甘みのあるチョコレートにプラスして使用したりします。製菓材料店などで、購入できます。