ダイエットでやせれば自分に自信が持てるようになる!と思いきや、食べているものに自信がないと、自分自身にまで自信をなくしてしまう…。食事では、自分の好きなものを、自信を持って食べることが大事です。このことにより自分自身に自信が持てて、少し体重が増えても気にならなくなります。自分に合う食事法を見つけてみてはいかがでしょうか。
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■自分に対して半信半疑にならない食事を!
「太っているから自分に自信が持てない」という人は少なくありません。昔の私も、ご相談にみえる患者のみなさんも、同じです。
でも、だとしたら、ダイエットしてやせれば自分に自信が持てるようになるはずですが…。実際には、ダイエットをして数字的にはやせているのに、自信が持てない人がいるのも事実です。
それはいったいどういうことなのでしょうか。
じつは自分に自信が持てないのは、太っていることが理由ではないのです。体型がコンプレックスになっているのは確かでしょう。しかし、多くの患者さんとお話ししていると、「自分に自信が持てないのは、自分が食べているものに自信がないから」だと思えてなりません。
ダイエットのことが頭から離れない人は、「これを食べればやせられる?」、「こんなものを食べて太らない?」などと、いつも半信半疑で食べています。こんな食べ方では、自分に対しても半信半疑になって当然なのです。
体は食べたものでできています。食べものに疑いを持って食べれば体は疑いの細胞で作られます。つまり、それで全身ができれば半信半疑の自分になってしまうというわけです。
■堂々と自信を持った食事を
いくらダイエットしてやせたとしても、自分自身が「?」と思いながら食べているのだとしたら、いつまでたっても自信を持つことはできません。自分に自信を持つためには、「これで大丈夫!」と、食べものを信じて食べることが重要です。
例えばジャンクフードにしても、「こんなものを食べていていいのかしら?」と思って食べるのがよくない。「いいもんね、だって私は今、これが食べたいんだから」と堂々と食べる。これが、“自信を持って食べる”ということです。
何かを食べるときには、「これを食べれば私はやせられるし、キレイになれる」と信じて食べましょう。まさに、信じる者は救われる!のです。
そしてもうひとつ、「本当に好きなものを食べる」ことも重要です。
カロリーが低い、体によさそう、という理由だけで、好きでもないものばかりを食べていると、体は“好きじゃないもの”で作られることになる。
そんな細胞でできた自分を好きになれるはずはありませんよね。
■食事から自分自身の自信へ
体重が気になって自分の欲望を抑え続けてきた人のなかには、好きな食べものがわからなくなっている人もいるでしょう。その場合は、昔を振り返ってみて。子どものころや学生時代に何を食べていたかを思い出してみてください。そして今、それを食べてみるのです。
食べてみて、「おいしい」と思えば、それは今の自分に合った食べものということ。「口に合うもの=自分に合うもの」なのです。
逆に、「昔はすごくおいしいと感じていたのに、今はそれほどでもない」と思えば、その食べものは大人になった今の自分には合わないということです。
肉やごはんなどの炭水化物、揚げものなど、昔好きだったものなんか、いかにも太りそうでコワくて食べられないという人も、とにかく一度はトライして。
丸ごと食べられなくても、揚げものなら衣をはずして食べてみる、焼き鳥なら皮の部分を除いて食べてみる、ハンバーガーならなかのピクルスから食べてみる……。
こうして、好きなものを思い出して少しずつでも食べるようにしていれば、だんだんと自信を持って食べられるようになり、自分自身への自信にもつながっていくはずです。
好きなものを自信を持って食べる。これができるようになれば、体重が少しでも増えたからといって自信を失って落ち込むようなことも、きっとなくなるでしょう。
その証拠に、私の患者さんのなかには、自信を持って食べることができるようになって、「不思議と前よりも体重が気にならなくなりました」という人が大勢います。
もちろん、私自身もそうでした。