食事管理もしっかりしているのにやせないのはどうして…? そう悩んでいる人は多いもの。もしかすると、今やっているダイエット法は自分に合ったやり方ではないのかもしれません。漢方体質テストで自分の体質のタイプをチェックして、やせるためのコツをおさえましょう。
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漢方の知恵を活用して太り体質をチェック!
食事管理も運動も、きっちりやっているのにやせられない! そんなあなたは、やり方が体質に合っていないのかも。
「ダイエットで失敗してしまう理由は、自分に合ったやり方ができていないから。漢方ダイエットは、気・血・水という3つの要素から体質を見極め、その人に合ったダイエット方法を実践するので、健康的にムリなくやせられ、リバウンドの心配もありません」
漢方では、体は「気・血・水」の3要素で構成されると考えられ、3つが十分で、滞りなくめぐることが重要。どれかが滞ると、よぶんなものが停滞し、太りやすい体質になるそう。
漢方の知恵で自分の体質をチェックし、ダイエットに早速役立てましょう!
<漢方体質テストで“太り体質”をCHECK!>
A~Cのテスト項目の当てはまるものにチェックを。3つ以上当てはまるのがあなたの体質です。
【A】
- 眠りが浅い
- ささいなことを気にする
- 肩や背中がこりやすい
- 過食ぎみ
- 便秘
⇒気太りかぼちゃタイプ
“悩むだけで太る人にはがんばり過ぎない“ラクやせ”がオススメ
がんばり屋さんのこのタイプは、何事も完璧にやろうとするのが失敗のもと。ダイエットでは、計画を立てたり、ノルマを決めたりせず、「多少サボってもOK」くらいの気楽な気持ちで行って。
<かぼちゃタイプのやせコツ>
- 「やせなきゃ」と気負い過ぎない
もともとなんでもきちんとやる人なので、目標や計画はあえて決めなくてOK。友だちとの会食や飲み会のときは、ダイエットを忘れるくらいで! - 自分なりの気分転換法を見つける
ストレスでドカ食いする傾向があるので、自分に合った解消法をもつのが有効。人からすすめられたものでなく、自分が気持ちいい、楽しいと思うものを! - 生理中のダイエットは一時STOP!
生理中は、ただでさえ体に負担がかかるので、食事制限や運動をお休みにするなど、メリハリを。
【B】
- 肌あれしやすい
- 生理痛・血の塊が出る
- 冷えやのぼせがある
- 目の下にクマができやすい
- 下腹部・腰が痛む
⇒血太りレモンタイプ
血めぐりをスムーズに内から外から“温めやせ”!
血の滞りによって太りやすい体に陥っているタイプ。冷えを防いで、血流を悪くする要素を取り除くことで、血のめぐりを改善させましょう。新陳代謝を上げて健康的でやせやすい体質に。
<血太りレモンタイプのやせコツ>
- 「とにかく体を冷やさない
ナマ足やキャミワンピなど、体を冷やす服装は避けて。真夏でも、冷房のきいたところでは1枚上着をはおるなどして、冷え予防を徹底。 - 足湯やマッサージで血流をよくする
毛細血管の血流が悪いレモンタイプさんは、とくに手足の冷えが目立ちます。足湯をしたり、手脚のマッサージをしたりして、血行を促して! - 体を締めつけるガードルなどの下着などを常用しない
締めつけのきつい服装は、血管を圧迫して血流を悪くするおそれが。ガードル、きつめのタイツなどを毎日つけつづけることは控えて。
【C】
- 足や顔がむくみやすい
- 雨の日に具合が悪い
- 下痢・軟便ぎみ
- 体が重くてだるい
- 疲れやすい
⇒水太りももタイプ
水分代謝の停滞をリセット 水はけ改善“むくみ取りやせ”
むくみやすく、なんだかいつも体がだる重い、下半身ぽっちゃりタイプ。ため込んだよぶんな水分をスムーズに排出できるよう、生活改善から着手! 運動、マッサージ、睡眠の3本柱で、水の流れのいい体をつくりましょう。できることから少しずつ実践して。
<水太りももタイプのやせコツ>
- 足先から心臓に向かってマッサージ
夕方になると脚がパンパンにむくみがち。お風呂上がりに、足先から心臓に向かってマッサージし、リンパの流れを促して。 - 太もも、ふくらはぎの筋肉を鍛える
歩いたり、階段を使ったりしてふくらはぎの筋肉をつけると、水を引き上げるポンプの役割が強化されます。足首もキュッと引き締まるからオススメ! - 寝不足は厳禁!十分に睡眠をとる
体を横たえて寝ている時間は、下にたまった水分がスムーズにめぐります。体の温め機能を維持するためにも睡眠は重要なので、寝不足、夜更かしはNG。
ぜひ、自分のタイプに合ったダイエット法をとり入れて下さいね!
監修/山村紫芳(ニホンドウ漢方ブティック青山店)、取材・文/江口知子