お酢を使ったダイエットフードはとっても人気ですが、今回は「お酢+野菜」の美容効果に注目! 「酢のことなら任せて」という料理研究家で管理栄養士の金丸絵里加先生に、美肌に役立つお酢レシピを教えていただきます。カラフルな色が目をひく「酢紫玉ねぎ」作りにチャレンジしてみましょう!
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キレイな紫色のもと、アントシアニンが美肌を導く!
レッドオニオンや赤玉ねぎと呼ばれることもある紫玉ねぎ。アーリーレッドなどの名前で売られていることもありますね。薄皮が鮮やかな紫色で、ふつうの玉ねぎよりも辛みが少なく、生のままでも食べやすいことが特徴です。
「紫色の部分には、アントシアニンが含まれています。これはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持つことがよく知られています」(金丸先生)
ブルーベリー、ぶどう、赤ワインなどにも含まれている成分で、疲れ目などにもよいといわれています。そして、肌にもうれしい効果が期待できそう!
「アントシアニンには血管や細胞の老化を防ぐ働きなどがあり、紫外線による活性酸素の害から肌を守り、しわやシミを防いでくれるんですよ」(金丸先生)
この時期、屋外は紫外線が強力なうえに、室内でもエアコンの稼働で乾燥が気になり始めるなど、肌にとってはツライ時期。美しく、健康な肌を保つことができるよう、酢紫玉ねぎの力を借りましょう。
「しかも、玉ねぎにはアリシンという、ニオイのもとになる成分が含まれていて、血流の改善などに役立ちます。
また、アリシンにはビタミンB1の吸収を高めて糖質を効率よくエネルギーに換える作用もあるため、疲れをとりたいときにもおすすめです」(金丸先生)
血流がよくなって疲れがとれれば、肌がよりイキイキしそうですね!
<酢紫玉ねぎの作り方>
材料(作りやすい分量)
紫玉ねぎ……1個(160g)
塩……小さじ1/2
はちみつ……大さじ1
穀物酢……1と1/2カップ
作り方
(1)紫玉ねぎは縦半分に切って薄切りにする。
(2)はちみつと穀物酢、塩は混ぜ合わせる。
(3)清潔な保存びんに(1)を入れ、(2)を注ぎ入れ、ひと晩以上寝かせる。
※冷蔵庫で保存し、保存の目安は約10日間。
酢の酸によって、酢紫玉ねぎの色がさらに鮮やかになり、料理のおしゃれ度がグンと上がるのもうれしいところ。サラダやあえものなどにプラスするとおいしいから、後日、おすすめのレシピも紹介します!
取材・文/三浦良江 撮影/安井真喜子 スタイリング/井口美穂