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ポンポンを持っている笑顔のMarinaさん

アスリート女子。彼女たちは栄養素をバランスよく摂取しながら、食事量をうまく調整して体作りを行い、競技に臨んでいます。そんなアス女の皆さんに健康的な食生活を送る秘訣を教えていただこうという企画『アス女飯』。第15弾はプロチアダンサーのMarinaさんにお話を伺いました。

監修
青柳 愛

バスケットボール日本代表選手を支えるプロチアリーダーとは

看板を持っているMariyaさんともうひとりのチアダンサー

チアダンスが幼児〜小学生の間でブームになってひさしく、女の子の親が選ぶ習いごととして人気を集めています。今や小学校の女子たちの間ではチアダンスをかっこよく踊ることは、クラスの人気者になるうえで必要不可欠になっているとか。かつて放送されたチアダンスのドラマや映画もきっかけとなり、近年ではコンクールや大会も盛んに行われ、子どもだけでなく、学生、社会人と年代問わずに女性たちの絶大な人気を集めています。

今回のアス女飯は、バスケットボール日本代表オフィシャルチアリーダーズ「AKATSUKI VENUS®️presented by PASONA 」所属の Marinaさん(28歳)をご紹介します。

そもそもチアダンス(以下略:チア)を本業とするプロチアダンサーとはどのような職業なのでしょうか。選手たちをどのような想いで応援しているのか、どのようなコンディショニングをしているのかなどたっぷり伺いました。

第14弾・女子マラソンランナー・岩出玲亜選手の記事はこちら。
タイムランキング1位の女子プロランナー、岩出玲亜選手のメンテナンスと食事法 #アス女飯

挑戦の気持ちでチアをはじめた大学時代

そもそもチアには大きく分けてチアリーディングとソングリーディング(=チアダンス)が存在し、日本でいわれているチアダンスは正式にはソングリーディングと言われています。バク転や組体操のようなアクロバッティングな動きがあるチアリーディングに対し、ソングリーディングはポンポンなどを使いながら華やかなダンスを披露するのが特徴です。

まずはMarinaさんにチアをはじめたかきっかけを伺いました。
「高校までの10年間は新体操を続けており、チアを始めたのは大学からでした。入学した桜美林大学にソングリーディングの名門チームがあり、当時はなんでも挑戦してみようと入部しましたが、入ってみると死ぬほどきつかったです。練習は毎日遅くまであり、いつも終電で帰っていましたね。練習後には3〜4時間みっちりミーティングがあったので、別名ミーティング部とも呼ばれていたんですよ(笑)
基本的にコーチは月1回程度しか顔を出さず、あらゆる課題は部員たちだけで解決していかなければならなかったので、壁にぶつかったときはメンバー同士でコミュニケーションを密にとってなんとか壁を乗り越えてきました。振り返ってみると自力でなんとか乗り越えていった経験でたくさんの引き出しが増えたと思います」(Marinaさん)

ソングリーディングは踊りの技術はもちろん、チームとしての一体感や表現力が重視されるダンスです。厳しい4年間での経験は、Marinaさんのプロとしての土台を築いたとも言えます。

「チアダンスはパキパキとキレよく動くところもあれば、体をしなやかに使う動きもあり、強弱のある表現力が必要です。細かい言葉の表現をいかに体で表現するかという転換力を学生時代に鍛えられたと思います。いま所属している日本代表のチアのイメージは、“stylish&cool⇔passion(※)”。この文字を見てどのように表現するか。今もプロとしてやれるのはこういった雰囲気を理解して表現できるようになったことが自分の強みだと思っています」(Marinaさん)

※stylish&cool⇔passion……stylish=流行の、流行に合った、粋な、かっこいい。cool(黒)=冷静、すてきな、すばらしい、いかす、熟達した、名人的な。passion(赤)=情熱、熱い心、焔。
「日本代表を盛り上げるために、チームとしてダンスはもちろん、ふだんの言動からイメージを大切にして振る舞いの統一をしています」という意味があり、この言葉のイメージを共有しながらパフォーマンスを行なっているのだそう。

就職後、再び挑戦したチアダンスの道

チアの集合写真
写真提供/日本バスケットボール協会

名門チームで過ごしたMarinaさんでしたが大学卒業後は一旦就職し、自動車のディーラーとして働いていました。そんなMarinaさんがチアリーダーを目指したのはどのような経緯があったのでしょうか。

「就職後、たまたまSNSで大学の先輩の動画が流れたのを見て、まぶしく映ったんですよね。その姿があまりにもかっこよくて私もあの場所で踊りたい! そう思いました。思ったら早かったですよ。上司に『チアやるので辞めます!』と言いに行きました」(Marinaさん)

Marinaさんは2016年4月に会社を辞め、翌月5月から“東京ガールズ”のプロチアダンサーを目指すチームに所属しはじめました。“東京ガールズ”とはプロバスケットボールチーム、東京アパッチの専属ダンサーとして2010-2011シーズンに誕生し、メンバーにはNFL、NBA合格者、ファイナリストも在籍しているスクールです。入学して4か月後、東京ガールズがプロデュースするプロフェッショナルチアダンスチームの東京エクセレンスのオーディションに参加し、東京ガールズから1枠しかなかった難関を見事に突破し、合格しました。

体作りへの意識を変えた“チアはアスリート”という思考

さて、チアリーダーはどういった契約でプロとして活躍されているのでしょうか。基本的にはオーディションはチームが実施し、それぞれのチームがシーズン契約でチアリーダーと契約して更新されていきます。また、シーズンの更新だけでなく、やはりセンターで踊ることは花形。あらゆる場面で自分のパフォーマンスを評価される場面があります。この評価を受け続けるプレッシャーもプロとして感じていたMarinaさんが、行き着いた考え方があったそうです。

「周りに意識を向けるのではなく、ブレない自分を作ることを心がけています。なかなか評価をされずに報われないと感じて辞めようかと思ったこともありましたが、そんなときも、きちんと評価してくれる人がいたんですよね。私が大切にしている考え方は“チアリーダーはアスリート”ということです。しっかりと体を作って常にいい状態でパフォーマンスできるようにしています。やるべきことをしっかりと積み重ねている自負があれば、あとはどう評価されようが納得できます。実力をしっかりと備えておくこと。それがどんな評価をされてもブレない心を作ると思っています」(Marinaさん)

2016年6月〜2年間、東京エクセレンスに所属したMarinaさんは、その後、2018−2019シーズンからはバスケットボール日本代表のオフィシャルチアリーダーに選出されました。ここ2〜3年ほどでより体作りの大切さを感じるようになったそうです。

「週5で30分ランニング、週に2~3回はジムにも通っています。目覚めちゃって(笑)。ジムでは上半身を鍛える日と、下半身を鍛える日とに分けて、バーシャフトを使ったスクワット、デッドリフトなどをして筋力UPのメニューを心がけています。チアは体のラインが出るので、人によっては食事制限をしているチアリーダーもいますが、私はしっかりと食べて、必要な筋肉を鍛えておくべきだと思っています。
ジムに通うようになってから、自分でもパフォーマンスに違いを感じるんですよね。以前は常に100パーセントの力ですべての振りつけをダンスしていましたが、やっぱりそれではダンスにムラが出てしまうので、どこが見せ場かを理解して効率よく踊るにはどうしたらいいかを考えられるようになりました。効率性を追求するうえでも体の筋力は大切だと思います」(Marinaさん)

体のコンディションを整えるMarinaさんの「アス女飯」

食べることもコンディショニングを整えるうえで大切だと語るMarinaさん。ふだん朝食はプロテインシェイクだけを飲み、昼と夜に食事をするようにしているそうです。こちらではある日のMarinaさんの夕食をご紹介します。

Marinaさんのある日の夕飯

<メニュー>
チョップドサラダ ワンタンスープ プロテインシェイク
今回はこの中からチョップドサラダとワンタンスープの作り方をお教えいただきました。

【チョップドサラダ】(写真右)

<材料(1人分)>
・きゅうり 1/2本
・赤大根  2本
・にんじん  1/2
・アイスプラント  2〜3枚
・ゆで卵  1個
・プロセスチーズ  1ピース

(A)
・なたね油  大さじ3
・しょうゆ  大さじ2
・酢 大さじ1
・塩 少々
・こしょう 少々
・粒マスタード 小さじ2

<作り方>
1.きゅうりと赤大根はひと口大に、にんじんは薄くせん切りにカットする。
2.アイスプラントは手で食べやすいいサイズに割いておく。
3.ゆで卵は4等分に、プロセスチーズは角切りにカットする。
4.小さいボールに、(A)の材料をすべて入れてドレッシングを作っておく。
5.カットした野菜、ゆで卵、プロセスチーズをお皿に盛りつけ、(A)をかけて和える。

今回はプロセスチーズを使っていますが、カッテージチーズがおすすめだそうです。また、お好みでアボカドやサラダチキンなどを入れるのもいいそうです。

【ワンタンスープ】(写真左)

<材料(1人分)>
・水 400ml
・コンソメ顆粒 大さじ1
・ワンタン 市販のものをお好み量
・塩、黒こしょう それぞれひとつまみ
・卵 1個

<作り方>
1.お鍋に水400mlを入れて沸騰したらコンソメ顆粒を入れて溶かしておく。
2.ワンタンを入れ、2分ほど煮詰める。
3.塩・黒こしょうで味を整える。
4.沸騰したスープに溶き卵を入れてすぐに火を止めるたらできあがり。

夜に練習があるとあまり重い食事ができないのでプロテインシェイクでたんぱく質を補強したり、生活のリズムでうまくプロテインやビタミンなどのサプリ系もとり入れているそうですが、基本的にはしっかりと食事で栄養をとりたいそうです。

かっこいいと思われるダンスを!目指すプロチアリーダー像

今、改めて代表選手を応援するヴィーナスとして活動しながら感じていることがあるというMarinaさん。じつは、2年前から3人制プロバスケットボールチームTACHIKAWA DICE専属チアダンススクールFairy DICE アシスタントディレクターとして子どもたちのダンス育成にも力を入れています。

「私自身、チアによって学んだことがたくさんあります。どんなにつらくても笑顔でいること。相手の気持ちを思いやること。がんばっている人を応援する気持ち。壁にぶつかったときに自力で乗り越える精神力。そういったものは、幼いころからもとっても大切なものですよね。子どもたちの指導をするうえでも、活躍している“憧れのお姉さん”でいられたらと思います。彼女たちのためにも恥ずかしくない人間でもありたいです。彼女たちのやる気や能力を引き出しながら、私自身も彼女たちから力をもらっているんですよ」(Marinaさん)

バスケットボール日本代表を応援できるチアリーダーはたったひと握り。
そんなひと握りのプロのチアリーダーとして関われることは、子どもたちにとってもとてもいい刺激ですよね。
これからも子どもだちの“憧れ”として、そして日本代表を盛り上げるパフォーマーとして輝き続けてください!

Marinaさんの上半身プロフ写真

【取材協力】Marinaさん
桜美林大学ソングリーディング部CREAM、その後2016-18 東京ガールズ、2016-18 東京エクセレンス専属チアリーダーズEleganceを経て2018-19から2019-20シーズンはバスケットボール日本代表オフィシャルチアリーダーズ「AKATSUKI VENUS®️presented by PASONA 」として活動中。3人制プロバスケットボールチームTACHIKAWA DICE専属チアダンススクールFairy DICE アシスタントディレクター
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青柳 愛

青柳 愛

フリーアナウンサー。野菜ソムリエ、日本スポーツコーチ&トレーナー協会JASCATスポーツ栄養アドバイザー。日本テレビ系列静岡第一テレビ時代に農業番組を担当したことから「食」に興味を持ち、フリーアナウンサーに転身後は、イベント司会業、アナウンス業を行いながら、スポーツ取材の経験を活かしスポーツ栄養を専門としたライター・アドバイザーとしても活動中。著書『監督たちの高校サッカー』(東洋館出版)。
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