「ウエストはくびれているけど、今よりもっと引き締めたい」もしくは「ウエストが見えるウエアを自信を持って身につけたい」というように、腹筋に縦線があるウエストに憧れを抱いている人もいるのではないでしょうか。そこで、「腹筋に縦線を作りたい!」という女性におすすめのトレーニングを、心と体のパーソナルトレーナー日高靖夫先生に教えていただきました。
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3次元の動きで腹筋に縦線を作るエクササイズ
「くびれエクササイズ」でウエストの引き締めをした人のなかには、ステップアップして「もっと美しいウエストを目指したい!」という人もいるはず。ウエストシェイプを行う際に大切なのは、「おもち理論」の考え方だと日高先生は言います。
「おもちは伸びた状態だと真ん中が細くなりますよね。それと同じで、体を縦に伸ばすことでウエストがシェイプできるのです。今回の『腹筋に縦線を作るエクササイズ』も、以前紹介した『くびれエクササイズ』も考え方は同じ。基本にあるのは、『おもち理論』なのです。
『腹筋に縦線を作るエクササイズ』も、体を伸ばすエクササイズで構成しています。レベル1ではウエストの上下、レベル2はウエストの左右、レベル3になるとウエストをひねるエクササイズになります。このような3次元の動きをすることで、腹筋に縦線が入りやすくなります。今回はわき腹の腹斜筋を鍛えるエクササイズが入っているので、『くびれエクササイズ』よりも少しハードかもしれませんが、チャレンジしてみてくださいね!」(日高先生)
レベル1に慣れてきたらレベル1&2を行い、レベル2に慣れてきたらレベル1&2&3を行います。
<動画でくわしく動きをチェック!>
【レベル1】上下バキューン(15回)
上半身を伸ばすエクササイズです。
<1>右足を一歩前に出して腰を落とし、左脚のひざから足先までを床につける。両手を前に出して左右の手を組み、両手の人さし指を突き出す。
<2>ひじを曲げずに両手をそのまま上げて、腕が耳のうしろに来たところで止める。その動作を15回行う。
<Point>
両腕は耳の前や横ではなく、耳のうしろで止めます。
【レベル2】天井バキューン(左右15回ずつ)
左右のウエストを引き締めます。
<1>レベル1と同様に右足を一歩前に出して腰を落とし、左脚をうしろにしてひざから足先までを床につける。
<2>両手を組んで人さし指を前に出した腕を、耳のうしろに持っていく。
<3><2>の状態から上半身を右側に倒す動作を15回行う。
上半身を左側に倒すときは左足を前に出し、右足のひざから足先を床につけて行う。
<Point>
左右のお腹の横の筋肉をしっかり伸ばしましょう。
【レベル3】左右バキューン(左右15回ずつ)
最後は、左右のわき腹をひねります。
<1>レベル1~2と同様に、右足を一歩前に出して腰を落とし、左足はひざから足先までを床につける。両手を組んで人さし指を前に向ける。
<2>目線は前方を向けたまま、腰を右側にひねる。この動作を15回行う。
腰を左側にひねる動作を行う場合は、左足を前、右足をうしろにする。
<Point>
目線は常に前を向けておき、腰をひねるときに息を吐きながら行いましょう。
3つのエクササイズに挑戦することで、くびれているだけでなく、縦線の入った引き締まったお腹を作り上げていきましょう!
写真/山上忠 動画/しぶちこ モデル/古谷未寿城 文/マルヤマミエコ