去年の暮れ、わが家にやってきたNintendo Switchのリングフィットアドベンチャー(任天堂)。不思議と3日坊主になることなく、ついに100日を経過しました。やせた? やせない? 変化はあった? 個人的、かつ正直な感想を書いていきたいと思います。
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学生時代に運動部に所属した経験なし。かつ、ゲームにはまった経験も、ほとんどなし。
運動らしい経験といえば、20代の頃、通ったスポーツジム(週3回程度、のんびり走るか泳ぐかボクササイズのレッスンに出るかして、ゆっくり温泉につかって帰宅)と、産前産後に、ゆるく通っていたピラティスとヨガくらいでしょうか(2人目の出産までは続けていたものの、3人目のときは心理的余裕もなくなり、自然消滅)。
そんな私が40代にして手にした「リングフィットアドベンチャー」。Nintendo Switchというゲーム機自体をもっていなかったので、ゲームを始めるために、けっこう元手がかかっており、「できるだけ、やめずに続けよう」と思ったのは事実です。でもそれ以上に、なかなか楽しく、気づくと100日目を突破していました。
まず今、感じているのは、
リングフィットアドベンチャーでは、やせない…
よく、スポーツをするだけではやせない、といいますよね。運動よりも食だ、と。本当にその通りだと実感しました。そもそも息が上がるほど動いても、画面に表示される消費カロリーにがく然。え、これだけ動いて、これだけの消費カロリー?と。
食生活は、血糖値が急に上がらないように気をつけたりはしているものの、食べるものは食べている自覚はあるので、当然、体重も減らず。
ただし、
スーツは入るようになりました
15年ほど前に、体型に合わせて作ったスーツがあります。その頃と体重はあまり変わっていないのですが、ここ数年、そのスーツを着ると、お腹まわりや太ももがパツパツになるようになりました。とくにイスに座ったときのパツパツ感が半端なく、「ああ、このスーツだけは手放したくなかったのに、もう着られないのか!」と感じながらも処分できないまま、過ごしてきました。
ところがリングフィットアドベンチャーでスクワットを積極的に行うようになり、もしかするとヒップラインが少し上にあがったかもしれない、と鏡を見て感じたため、試しにスーツを着てみると…、入るではありませんか!
パツパツだったお腹と太ももにわずかながら余裕ができ、腰からお尻の上の部分にかけてぴったりフィットするように。上着も、後ろ身ごろに少しだけ余裕ができ、袖が通しやすくなっていました。
また、リングフィットアドベンチャーでは、リングコンを押し込む動作が随所に出てきます。図らずも手首が鍛えられていたようで…
10年以上苦しんできた右手首の腱鞘炎が、軽くなったのは驚き
右手首の腱鞘炎が痛くて、地面に手のひらをついて体を支えることさえ難しかった自分が、腕立て伏せを10回できるようになった!というのはうれしい成長でした(私が腕立て伏せを始めると、なぜか飼い猫にからまれます…)。
そのほか、日常の行動でも、動くほう、動くほうを選ぶようになったと感じます。たとえばエレベーターを使わず階段で行こう、とか、あの信号を渡れるような速さで歩いてしまおう、とか、ここからあそこまで走ってみようかな、など。
とはいえ、
体の柔軟性はアップせず
リングフィットアドベンチャーはゲーム性が強く、だからこそ続けられるのだと思うのですが、ゆったりと呼吸をしながらストレッチをするようなメニューが少ないため、体はやわらかくなっていないようです。
また、どうしてもフォームなどが自己流になる可能性も感じます。
何日も何日もくり返すうちに、ゲーム中に出てくるアドバイスの意味がやっとわかることもあれば、ほかのフィットネス動画や、もちろんフィッテの記事を読んで “私に合うやり方はどうなんだ?”と調べることも。ただ、これは、どんなアプローチをしても腑に落ちるまでには時間がかかる、ということなのかもしれません。
最後にもうひとつ、リングフィットアドベンチャーを続けていてよかった!と思う点がありました。
冷えの解消
先日、1日、家にこもって過ごし、かつリングフィットアドベンチャーもせずに寝たところ、足が冷えて眠れませんでした。
子どもの頃から足の冷えに悩まされていた私は、じつは今年の冬は足が冷たくて眠れなかったことがなかったのです。それなのに、4月に入ってから冷えで眠れなくなるなんて! 冷えの解消は、就寝前の足裏と脚全体のマッサージのおかげだと思っていたのですが、運動の果たしてくれた役割も大きかったみたいです。
40を超えて、自分のゆるみやたるみを見せつけられる毎日を送っていると、「〇kgやせる!」「美ボディを手に入れる!」といったストイックな目標だけでは、どうしてもモチベーションが上がりきらないのもまた事実。でもこうやって楽しく、ゆるゆると効果を実感できるのは、ありがたくうれしいです。宅トレブームに乗っかって、まだまだ変化を楽しんでいきたいと思います…!(編集まりりん)