自宅にいながらパーソナルトレーニングが受けられるオンラインフィットネス。しかも、複数人のトレーナーが自分だけの「チーム」となって管理してくれるという、すごいサービス。東急スポーツオアシスが始めた「weltag」は、自分だけの健康サポートチームが持てるという画期的なとりくみで、早くもダイエッターたちから注目を集めています。第1回目のサービス紹介&体験レポートに続き、第2回目となる今回は「実際使ってみるとどんな感じ?」という疑問にまるっとお答えしていきましょう。
1回のセッションでも満足度大!2名の体験者の声をお届け!
前回、はじめてweltagのプレミアムプランを使い始めたダイエットインスタグラマー、でぶみ・ゆうさんの感想をお届けしました。そこからは、これまでに自身でも家でやったことのあるエクササイズも、一対一の指導が入ると、手ごたえがまるで違うこと。エクササイズのレクチャーだけでなく、体の知識も交えながら、身のある指導を受けられることなどがわかりました。
「指導内容はカルテとして記録に残るのでいつでも復習することができます。これまで自力で減量していたのでいろいろ不安な点もありましたが、そうした部分もフォローしてもらえ、さらにモチベーション維持にも役立つことを実感しています」(でぶみ・ゆうさん)。その後のセッションは、管理栄養士を指名して栄養指導を行ってもらうなど、ジャンルも広げ活用しているとの報告でした(この詳細はまた次回!)
さらにゆうさんを追ってもうひとり、新たに体験を始めたのは、ランニングが趣味というみゆきさん。ランニングの技術をブラッシュアップするため、メンタルトレーナーとランニングトレーナーをチームとして選んだそう。
「メンタルトレーナーにはついしゃべり過ぎてしまいましたが、根気よくしっかり聞き続けてくれ、そのおかげでセッション後に次につながるひらめきを得られました。ランニングトレーナーは1回30分で何かその日持って帰れるもの、得るものがあって欲しいという強い思いを感じましたね。また、ご本人もランニングをされている方なので話に説得力がありました。セッションが駆け足になってしまった部分はメッセージでフォローいただくなど丁寧に対応していただき、とても満足しています」(みゆきさん)
どちらも1回で抜群の効果! というのはなかなか難しいけれど、次につなげていこうというモチベーションアップにはつながった模様。
さてこうした経緯をふまえ、今回は「これからオンラインサービスを使ってみたい」と言う人に向け、実際にweltagを使う際に出てくる疑問について回答してもらいました。体験者たちのリアルな声を参考に、サービスを使いこなすコツをつかみましょう!
〈はじめてのweltag Q&A>
Q・オンラインセッションを受けるコツは?
A・セッション時間を無駄なく使おうという意識が大切
セッションは時間も回数も限られています※。どのコースでも、1回のセッションは30分。たとえ指導の途中であっても時間が来れば終了となるため、事前に質問しておきたいポイントをまとめておくなどの準備をして臨んだほうがよさそうです。メッセージが無制限であるプレミアム会員であれば、セッション時に必要な準備があるかどうか事前にトレーナーに聞いておくほうが、確実に時間を有効に使うことができます。例えば『一緒に動いてフォームを見るから、全身映せるようなスペースを確保しておいてほしい』などは事前に聞いておきたい情報です。突然全身を、と言われても『部屋が片づいていなくて写せない~!』なんてこともあるかもしれないので(笑)
※「プレミアムプラン」は1か月15400円で、4回のセッション(1回30分)+トレーナーとのメッセージの回数制限なし。「スタンダードプラン」は1か月8500円で2回のセッション(1回30分)+セッションから1週間後までのメッセージが可能。「ライトプラン」は1か月4500円で1回のセッション(30分)+セッション後48時間後までのメッセージが可能。
Q・どうやってトレーナーを選べばいいかわからない
A・アプリの「マッチング機能」がおすすめしてくれます
アプリをはじめるときに表示される質問に答えると、ニーズに合ったトレーナーをおすすめしてくれるマッチング機能があります。その結果と、口コミの書き込みやトレーナーのプロフィールを照らし合わせ、選んでみてはどうでしょう
プレミアムコースであれば、事前に数回やりとりをして、その感触で決めてもよさそうです。トレーナーを選ぶときに、マッチング結果や記載のプロフィールを参考にするのはもちろんですが、自分のプロフィールもしっかり書き込んでおくことも意外と大切かと。トレーナー側に自分を知ってもらえると、コミュニケーションがとりやすくなりますので。なんかしっくりこないと思っていても決定的な違和感がないのであれば、同じ方のレッスンを連続して受けてみてから判断してもいいかなと思います
Q・合わない先生は変更できる?
A・いつでも気軽に変更してOK
ジムに通っていると、担当トレーナーを変えたら顔を合わせたときちょっと気まずい思いをしそう……! なんて思ってしまいそうですが(笑)、そういうことがないのもオンラインジムのメリットと言えるでしょう。指導してもらった内容は「カルテ」としてチーム内で共有されますので、次に別のトレーナーになっても、また1から説明を始めなくてはならない心配もありません。積極的に、自分に合うトレーナーを探したいですね
Q・どのコースにしようか悩みます。
A・始めこそプレミアムコースがおすすめ
私自身もまだ使い始めたばかりですが、オンラインジムのビギナーであればプレミアムコースでしっかりととりくみ、自分に合った指導やペース、使い方、そしてトレーナーたちとのコミュニケーションを構築すべきだと思いました。このサービス「weltag」のキモは、自分に合ったトレーナーで管理チームを作れることです。しかし1~2回のセッションでトレーナーとの相性を見極めるのは、対面であってもなかなか難しいものです。そのためやはり、始めは月4回のセッションと、メッセージのやりとり無制限であるプレミアムコースを使ってトレーナーの選別や指導してもらいたい内容、目標などを固め、ある程度自力で管理できるようになってきたら、コースを見直してもいいかもしれません
Q・一番高いプレミアムコース、ぶっちゃけもとはとれますか?
A・「使い倒そう」という心意気があれば十分とれます
セッションは単純計算で1回4000円弱。私にとっては少し高いかなという印象ですが、メッセージ機能でトレーナーへ質問できる回数が無制限なので、それを上手に活用できれば、一般的な健康コンサルサービスなどと比べても相当にお得だと思います。ちなみにメッセージはこちらから送るだけでなく、トレーナーからも「その後どうですか?」とか聞いてくれるのでモチベーションが維持しやすいですね
私も同じ回答ですが、もとをとりたければいかにメッセージ機能を使うかがポイントです。メッセージは基本的に、こちらからの連絡に対し、トレーナー陣から反応が来るという進め方です。セッションの時間は30分と限られているので、指導してもらう内容をメッセージで事前に打ち合わせしたり、相談や疑問を解消しておきウォーミングアップして、いざセッション当日に臨むことができると、充実した内容になりそうです。また、トレーナーの指導を待つだけでなく、こちらから積極的に課題を与えてもらうように働きかけるなどの工夫も必要だと感じています
Q・オンラインジムはほかにもたくさんあるけれど、ここを選ぶ理由とは?
A・チームが作れること。信頼できる運営であること
各分野のトレーナーが充実していることや、リーズナブルに複数人のパーソナルトレーナーチームを作れるという特徴に加え、私は大手スポーツジムが運営しているという安心感も大きいと思いました。トレーナーとのメッセージのやりとりもアプリを介してですので、連絡先などの個人情報を知られることがありません。ネット上のトラブルが増えている昨今、地味にうれしいポイントです
Q・メッセージのやりとりはどんな感じ?
A・その日中にはレスが来ます!
無制限と言えどもどこまで質問していいの? どれくらいの頻度で送っていいの? と躊躇してしまい、はじめはなかなか送ることができませんでした(笑)。返信が来る頻度はトレーナー次第である部分もあり、即レスが来ることもありますが、基本はチャットのような感じではありません。送った日のうちには戻ってくる……といった感じです。内容はとても丁寧に答えてくださって、満足しています
Q・このサービスに向いているのはどんな人?
A・見守られながら運動したい人、一人での運動がマンネリ化している人など
ジムへのアクセスが悪い場所に住んでいるという環境面以外では、ゆるく誰かに見守られながら進めたい人、基本的にひとりでやるのが好きだけど自分だけだと内容がマンネリ気味になってきたという人に向いていると思います。逆に向かないのは、とりあえずその場所=ジムに行くことが目的だったり、トレーナーさん以外のスタッフの方や仲間に会うのも楽しみのひとつにしている人。パーソナル以外にクラスに参加したり周りから刺激をもらっているという場合は、対面のほうが向いていそうです
Q・自宅で準備するものはありますか?
A・スマホスタンドがあると便利です
筋トレと管理栄養士さんのセッションでは特に用意するものはありませんでしたが、ヨガをやりたい方はヨガマットなど、エクササイズの内容によって出てくるかもしれません。道具以外には当然、運動できるスペース確保は必須となりますね。通信については、セッションもアプリ内のシステムで行われるため、一般的によくオンライン会議などで使われるアプリZOOMなどをダウンロードする必要もありません。機材については、スマホスタンドなどの機材があると、体全体を映しやすくなるのでおすすめです。スマホの位置を動かしにくい方のために、カメラを広角に切り替えられる機能があればさらに便利だと思いました。クリップタイプで内カメラに取りつけられる広角レンズを活用するのもありかもしれません
いかがでしたか? おふたりともまだセッション回数は少ないものの、なかなかにこのアプリを使いこなし、前向きにとりくんでいる様子がわかりました。ここで紹介した以外の疑問があれば、アプリの「問い合わせ」から質問を送るのもアリだそうです。
さて次回はいよいよ、1カ月体験した成果を発表! さらに踏み込んだ体験レポート、そして指導の成果は? こうご期待を!
取材・文/木下頼子