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CATEGORY : フィットネス |ヨガ

ストレスによる食べ過ぎ。減らすためにはヨガが効果的?

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ヨガのポーズをしながら食事する女性

ストレスを感じると、ついつい食べ過ぎてしまう。そんな悩みを持つ人は多いかもしれません。そのメカニズムはよくわかっており、背景にあるとされるのが「ストレスホルモン」の働き。このホルモンを減らすため、ヨガが効果的である可能性があるようです。このたび、肥満のリスクが高い女性にヨガに取り組んでもらったところ、ストレスが減り、やけ食いが減ったという研究結果が報告されました。

監修 : 星 良孝 <ステラ・メディックス>

ステラ・メディックス代表取締役社長 獣医師/ジャーナリスト
専門分野特化型のコンテンツ創出を事業として、医療や健康、食品、美容、アニマルヘルスの領域の執筆・編集・審査監修を担っている。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BP社において「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年に会社設立。YouTubeステラチャンネルでもヘルスケアの話題を発信。
YouTube:https://youtube.com/@stellach

Contents 目次

ヨガはストレスを軽くする

ヨガをする女性とネコ

ストレスは、心で感じる重荷や心のゆがみと言えるものです。ストレスがかかると、「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾール(副腎皮質ホルモン)が分泌されて、このことがさまざまな変化を体にもたらします。
このコルチゾールのイヤな働きのひとつが、食欲を増進させてしまうことです。ストレスによる不快な思いに悩まされると、やけ食いに走ってしまうのはそんなホルモンの影響もあるようなのです。
肥満にもつながってしまうストレスをやわらげる効果を期待されている方法のひとつがヨガです。ヨガは体力をつけたり、リラックスしたりする効果を実感できるもの。実際に、ヨガはストレスとコルチゾールの分泌量を減らして、やけ食いを防ぐことができるのではないかと注目されています。
今回、米国サザンメソジスト大学の研究グループが、ヨガにストレスホルモンを減らしたり、やけ食いを減らしたりする効果があるかを調べました。

コルチゾールが多い人で効果

森林でヨガをする女性

研究の対象になったのは52人の女性。8週間、室温を上げて行うヨガに取り組んでもらうグループとヨガをしないグループに分け、8週間の前後でコルチゾール分泌量がどう変化するか、また自己申告から食べ過ぎの頻度がどう変わるかを比べました。なお、実践したヨガのスタイルは、ハタヨガです。
分析の結果、もともとコルチゾールが多かった人では、ヨガを行った人のほうが、コルチゾールは大きく低下することがわかりました。もともとコルチゾールの値が低かった人では違いが見られませんでした。さらに、ヨガを行ったグループは、やけ食いの頻度が減っていました。
ストレスでついつい食べ過ぎてしまうという悩みがある人。そんな人にはヨガが向いているのかもしれません。

<参考文献>
J Consult Clin Psychol. 2016 Jun;84(6):558-64. doi: 10.1037/ccp0000091. Epub 2016 Mar 10.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26963599

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