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今年の冬は、春のように暖かい日が多く、例年のような真冬の寒さでなくても、急な寒さがやってくると体にこたえる…そんなことが多かったですね。春が訪れてもしばらくは朝晩の寒暖差、日ごとの気温差が気になる今の時季。体調を崩さないために行いたいのは、エクササイズ!
- 監修
- 得居 幸
寒暖差が大きいと不調を感じやすい
コンテンポラリーダンサー得居幸さんによると、寒暖の差が大きくなればなるほど、この差を埋めようとして体温調整が働き、エネルギー消費も大きくなるのだそう。これが続くことで寒暖差疲労が蓄積されて、めまいやこり、冷えや食欲不振などのさまざまな体の不調を感じやすくなるといいます。
このような不調に悩まされないためには、適度なエクササイズをとり入れて疲労をため込まない体を作ることがコツ!と得居さん。さっそくおすすめのエクササイズを、教えていただきましょう!
寒暖差対策エクササイズ ステップ<1>
<1>少し高さのある台やイスを用意し、イスから軽く2歩下がった位置に立ちます。
<2>左足をイスにのせ、両手は体の横にラクに下ろします。
<3>体重を左足にのせ、両手を天井方向に上げて胸を反らし、右のそけい部を伸ばします。しばらくキープしたあと、両手をゆっくり下ろしながら<1>に戻りましょう。
イスにのせる足を入れ替えて、反対側も同様に行ってください。
この動きは両足の裏が浮かないように注意しながら、呼吸をとってゆっくり行うのがポイント。
寒暖差対策エクササイズ ステップ<2>
二の腕や肩まわりを使ったエクササイズで代謝を上げていきます。
<1>イスに座り、両ひじは肩の高さにそろえて、前方に上げます。
<2>息を吐きながら、4秒かけて両ひじをうしろへ振り込みます。上体は、背中が丸くならないようにまっすぐをキープしたまま前方へ倒しましょう。
<3>息を吸いながら4秒かけて体を起こし、できるだけ両ひじを高いところまで振り上げます。
目線は、ななめ上方向へ。また、首を倒しすぎないように注意してくださいね。
<2><3>を1セットとし、目安として5セットくり返してください。
寒暖差対策エクササイズ ステップ<3>
最後は、床に座ってのエクササイズです。
内ももや脚のつけ根、お腹まわり、肩甲骨まわり、首すじの筋肉やすじを伸ばします。
<1> 開脚した状態から、左ひざを曲げて足首を体に引き寄せます。右手は左ひざを持ち、左手は体のななめうしろについて。息を吐きながら、上半身を左へひねり4秒キープ。呼吸が止まらないように注意してください。
<2>次に左手で右ひざを持ち、右手は体のななめうしろで床について、息を吐きながら上半身を右へひねります。4秒キープしましょう。
<3>上体を前にゆっくり倒して両ひじを床につけ、2呼吸ほどストレッチを行います。ツライ人は、両ひじではなく、手のひらをつけて行って下さいね。
さまざまな病気が流行している今、抵抗力の強い体作りにも、今回紹介したエクササイズをぜひ活かしてみてください。
取材・文/高田空人衣
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得居 幸
愛媛県松山市出身。99年よりyummydaneとして国内外で多数上演。10年に美術家/アニメ作家の山内知江子とパフォーマンスユニットHanbun.co(ハンブンコ)を結成、独創的な作品が各地で好評を博す。「道後オンセナート2018」地元アーティスト。舞台と並行して親子向けWSや俳優への身体WSなど活動は多岐にわたる。
Hanbun.coURL:https://hanbunlive.wixsite.com/hanbunco
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