手軽にできる２種類の腸もみマッサージ

小野先生考案の「ミオドレ式腸マッサージ」は、だれでも簡単に覚えることができます。そのため、気がついたときにいつでも行うことができるし、毎日続けることもまったく苦ではありません。そう、面倒くさいことは一切なし！　そのうえ、マッサージ直後から効果を実感できるのもうれしいところ。
では、そのマッサージ法をおさらいしておきましょう。

便秘＆下腹ぽっこり解消「お腹ぐるぐる回し」

腸間膜をほぐす方法が、お腹を押しながらさする「お腹のぐるぐる回し」マッサージ。お腹をまず、おへそを中心にして、両手で反時計回りにもんだら、次に時計回りにもみます。腸間膜は同じ方向にばかり刺激を与えると逆にかたくなってしまうので、左右両方回しで刺激を与えることで、緊張している腸間膜を効率よくほぐすことができるのです。
「お腹のぐるぐる回し」マッサージやり方
利き手を軽く握ってグーの形にして、お腹の左下にあてます。その上に反対側の手のひらをあてて、お腹に圧をかけながら、おへそを中心に反時計回りにお腹全体を10回さすりましょう。一度ゆるめて３セット行って。時計まわりも同様に。

お腹全体のぜい肉をとる「お腹の前さすり」

下腹だけでなく胃のまわりやウエスト周りのぜい肉も気になるなら、「お腹の前さすり」おなか前面のマッサージも加えてみましょう。「お腹の前さすり」マッサージのやり方
みぞおちにグーにした利き手をあて、その上から反対の手をあてます。手を押し込むように圧をかけながら、下腹部に向かってお腹の前面を上から下へ10回強めにさすりましょう。３セット行います。

外出自粛で生活が乱れて便秘に悩んでいたさわちんさんの腸活レポート

新型コロナウイルスの影響で仕事の勤務体制が変わり、在宅ワークが増えたというさわちんさん。ジムにも行けなくなってしまい、便秘ぎみになり、２日に１回の頻度だったとか。
「最近は下腹が張ってかたくなっている上に皮下脂肪が重なって、ウエアからお肉がはみ出しているのも悩みでした。ところがマッサージを始めたところ、お腹も空いていないのに腸がぐぅぐぅと鳴るようになり、便も毎日出るようになりました。私は肌にオイルを塗って、そのうえからマッサージをしました。最初はかたかったり、部分的には痛いところもありましたが、続けているうちにやわらかくなり、痛みもなくなりました。見た目もかなり変わったので、続けるモチベーションになりました！」

マッサージの効果が出たこともあって、食事も意識するようになったそう。
「ヨーグルトを乳酸菌の多いR-1に変えたり、みそ汁、納豆、キムチ、甘酒など発酵食品も多くとりました。ご飯、パン、麺類の主食も糖質オフの食物繊維が多いものにしました。そのおかげもあったのか、なんとお腹まわりのサイズが１週間で8.0㎝も減ってびっくり！！ さらに体重－1.1kg、体脂肪は－2.7%と思いのほか効果が表れて大満足です」

効果のほどはあくまでもさわちんさん個人の感想ではありますが、腸が動き出すのを感じられ、毎日快便になったことで、無理なく毎日続けられることができたといいます。
もし今、家にこもりっきりの生活で運動不足、食生活の乱れなどから便秘がちになっている人がいたら、ぜひ「ミオドレ式マッサージ」をためしてみてはいかがでしょうか？