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    和室だし、スペースを有効活用したいから布団で寝たい! でもやっぱりベッドのほうがいいのでしょうか。

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重ねられた布団

布団は敷いたり畳んだりが面倒だけれど、部屋を広々と使えるのが魅力的。でも、実際のところ、布団でもグッスリ快適に眠れるの?
生活習慣改善サロン「Flura」を主宰する小林麻利子さんにうかがう、【睡眠のお悩み解決】。今回はベッドと布団、どちらがオススメなのかうかがいました。


CASE27
スペースを有効活用したくて、寝室を和室にして布団で寝ようかと考えています。快眠のためには、布団もベッドも変わらない?

小林先生のお答え
できればベッドがおすすめ。布団にするならホコリや湿気の対策を

スノコの上に、体圧分散型の布団を敷いて

布団の下にすのこ

布団とベッド、快眠のためだけで選ぶとすればベッドです。
まず、ホコリは下のほうにたまりやすいので、布団はまさしくその高さ。おまけに布団を敷いたり、たたんだりするたびにホコリが立ち、床からおおよそ30㎝のところに舞うと言われますから、睡眠中にいい空気を吸えないことになります。ちなみにノミも30㎝ジャンプするそうです。加えて、温かい空気は上に、冷たい空気は下にたまるので、床に敷く布団だと冬には冷えを感じて、眠りが妨げられることも。ちなみにノミは30㎝ジャンプするそうですので、やはりベッドのほうがいいのです。
それに、昔ながらの綿の敷き布団は、使っているうちにお尻の辺りが沈んできて、姿勢が“くの字”になって寝返りが打ちにくくなったり、横向きで寝たときに肩が沈まず、起きたときに肩に痛みを感じやすくなります。
ただ、最近では体圧分散効果のある敷き布団もあるので、ホコリや冬の寒さの問題を解消できるのであれば、そうした機能を備えた布団を利用するといいと思います。
その場合でも、布団は湿気がたまりやすいので、下にスノコのようなものを置いて通気のためのすき間を数㎝作って、心地よく眠りましょう。

たくさん寝て試すのが、マットレス選びのコツ

マットレスに寝転んで試している女性

快眠のためにはベッドのほうが優秀ではありますが、床に直接マットレスを置くのは厳禁! 通気性のよいマットレスでも、こんな使い方ではさすがに湿気がたまって、体が熱を放出しにくくなって深部体温がうまく下がらず、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなってしまいます。必ずベッドフレームの上に載せて床から上げて、通気のための空間を確保してください。

でも、ベッドで大事なのはフレームよりマットレスですから、あくまで予算の分配はマットレスを重視します。
マットレスを選ぶコツは、多数の家具メーカーが合同で開く展示即売会や、規模の大きな家具店に出かけて、いろいろなメーカーのベッドに寝転がって、とにかく試しまくること。種類や機能を気にせず、背中で感じることがなにより大事です。

まずは、今までの固定概念を捨てましょう。硬いほうが寝返りを打ちやすいとか、女性はやわらかいものがいいとか、やわらかいものはお尻が落ち込むとか…。近年では、かたくてもやわらかくても体圧分散性にすぐれ、寝返りも打ちやすいものも多いです。まずはざっくり同じ価格帯のマットレスを、やわらかめ、かため、中くらいで試してみます。目を閉じて、毎晩このベッドで眠るとしたらどんな眠りが得られるか、と静かに想像してみます。やわらかさはまずは自分の感覚で選んでいきます。そのあと、例えばやわらかめのものがいいと思ったら、自分の予算と相談して、そのあたりの価格帯のマットレスを複数寝転がって選ぶといいでしょう。
また予算にかかわらず、手ごろなものから高級品まで。マットレスだけで100万円ぐらいするものもありますが、ぜひそうした最高級マットレスも1度は寝てみてください。頭から足の先まで細やかに体圧が分散されて、フワッと浮くような寝心地で、枕も不要なくらいです。
ベッドに掛けられる予算は人それぞれなので、自分にとって価格と品質の“良い頃合い”を考えて選ぶとよいのでは。
有名ブランドのベッドに手が出ないなら、低価格が魅力のメーカーで最上級のラインを試してみるのも、上手な選び方だと思います。そのメーカーが努力を重ねて、可能な範囲で最高の機能や素材を取り入れているはずです

寝心地が快適かどうかを重視して

快適に目覚めた女性

マットレスには、内部のクッション材がコイルのものと、コイルを使わないノンコイルのものがあります。
そして、コイルマットレスには、すべてのコイルがつながっているボンネルコイル、コイルがそれぞれ独立しているポケットコイルがあって、以前は独立しているほうが高品質といわれましたが、現在はコイルがつながっているマットレスにもかなり高価で品質の高い製品があり、どちらがよいか簡単には判断できません。
一方のノンコイルはファイバー素材のマットレスなどもあり、よく高反発と低反発の違いが話題となっていましたが、いまは両方使われているものがあったり、構造や量などで寝心地が変わったりしますので、高反発がいいとか、低反発がいいとかはあまり気にする必要はありません。
結局のところ、選ぶポイントは硬めとやわらかめ、どういった寝心地がいいかという好みなのです。
たくさん試して、快適に眠れる寝具を選びましょう。ところで、マットレス優先といいましたが、最近のベッドフレームでは電動式が注目株。テンピュールやパラマウントベッドの電動式ベッドが目覚ましい進化を遂げています。寝る姿勢を自由自在に調整できたり、自分の好みの姿勢を記憶させたりと高機能で、予算がたっぷりあるなら、電動式のベッドフレームで日々最高の寝心地を味わうのも幸せです!

取材・文/宮下二葉

小林 麻利子

小林 麻利子

生活習慣改善サロン「Flura」主宰。眠りとお風呂の専門家。睡眠改善インストラクター。最新のデータや研究を基に、サロンに通う女性の自律神経の改善を行う。睡眠と入浴を中心とした、生活に合った無理のない実践的な指導が人気を呼び、2000名以上の女性の悩みを解決。『ぐっすり眠れる、美人になれる!読むお風呂の魔法』(主婦の友社)ほか、新著『寝かしつけ0秒、夜泣きもなくなる 赤ちゃんとママの熟睡スイッチ』(ジービー)が話題。

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