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風邪やウイルスに負けるな! 免疫力を高める栄養摂取のポイント 〜ホリスティック薬剤師の処方箋〜

空気がカラカラに乾燥し、朝晩と日中の気温差が大きいこの時期は、感染者が増大している新型コロナウイルスはもちろんのこと、風邪やインフルエンザ対策にもいっそうの注意が必要です。こまめな手洗い・うがい、除菌や換気などは、この1年ですっかり習慣になったという人も多いと思いますが、体の内側からのケアはどうでしょうか。「体の内側から健康で美しく、ハッピーに」をコンセプトに、自然療法・予防医学・栄養学などをバランスよくとり入れた発信を行うホリスティック薬剤師の佐々木貴美さんに、免疫力を高め、風邪やウイルスに負けない体を作るための栄養摂取のポイントについて、お話をうかがいました。


感染症予防に役立つ栄養素と摂取のポイント<1> ビタミンC

感染症に負けない健康な体を作るための基本は、規則正しい生活を送り必要な栄養をきちんと補うこと。

「食品からとれる栄養素は、薬とは異なり副作用がなく、ちょっと体調を崩したときのケアや予防まで幅広く根本的にアプローチできるというメリットがあります」と佐々木さん。

「『国際オーソモレキュラー学会』では、新型コロナウィルスやインフルエンザ感染予防に役立つ栄養素を発表しています。そのひとつが、ビタミンC。疲労回復や美肌に有効であることでも知られていますが、免疫力アップに関して、急性期にビタミンC1gを1時間ごとに6回、その後ビタミンC1gを1日3回摂取したグループのほうが、風邪薬を服用したグループよりも顕著に風邪・インフルエンザ症状の改善が見られたという研究報告があります」

ビタミンCは体に蓄積されないため、必要に応じて多めにとること、高吸収タイプを選ぶことがポイントで、1日に3g以上を分割してとるのがよいそう。佐々木さんは、風邪を引いたかなと思った時ときなどに、高吸収のリポソームビタミンCを2〜3本飲むようにして、十分なビタミンCを補っているといいます。

感染症予防に役立つ栄養素と摂取のポイント<2> ビタミンD3

「ビタミンCのほかにも、ビタミンD3を摂取したグループのほうが、摂取していないグループに比べ、A型インフルエンザの発症率が約42%減少したという研究報告があります。一方、日照時間の長い夏でも、ビタミンDの血中濃度が正常値だったのは調査対象者全体の30%以下だったという報告もあり、多くの人がビタミンD欠乏気味であることがわかっているんです。
ビタミンD3は、鮭、まぐろ、さばなどの脂肪性の魚に多く含まれていて、カルシウムと一緒にとることでカルシウムの吸収を高めることができます。また、皮膚に紫外線が当たることで作られた『プレビタミンD3』が体温によってビタミンD3に変わるため、適度に日光を浴びることも大切です」

さらに、亜鉛、セレン、マグネシウムなどのミネラルは、細胞内のさまざまな代謝に関わり、健康な免疫能を維持するのに必須の栄養素だといいます。

「亜鉛やセレンは、牡蠣、肉類、海藻などに、マグネシウムはアーモンドなどに豊富に含まれています。ただし、亜鉛とセレンは、過剰摂取すると疲労感や焦燥感、脱毛、下痢などを引き起こす原因となるため、とり過ぎには注意が必要です」

抗菌力・抗ウイルス作用の高いナチュラルケア

菌やウイルスが体内で悪さをするのを防ぐためには、抗菌力や抗ウィルス作用の高いアイテムをとり入れるのも有効だそう。佐々木さんならではのナチュラルケアアイテムについても教えていただきました。

「抗菌・抗ウイルスに役立つアイテムといえば、まずはマヌカハニー。
マヌカハニーとは、主にニュージーランドに自生する植物『マヌカ』の木に咲く花の蜜から作られたはちみつのことで、強い殺菌効果があります。また、日本では古くから、梅干しをすりつぶした梅肉と醤油を練り合わせて熟成させた“梅醤(うめしょう)”と、すりおろしたしょうがを番茶に溶かした『梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)』が、免疫力アップや風邪予防に効果的とされています」

「漢方では『板藍根(ばんらんこん)』、『田七人参(でんしちにんじん)』、『牛黄(ごおう)』、ハーブでは『エキナセア』、『オレガノ』などが感染症の予防に効果的。
食品以外では、『ティーツリー』や『ユーカリ』などの精油をとり入れるのがおすすめです」

自分のライフスタイルや好みに合ったものをじょうずにとり入れていきたいですね。

おいしく食べて、たくさん笑って、ぐっすり眠る!

ここまで、たくさんの菌やウイルスに負けない体を作るためのポイントについて教えていただきましたが、大切なのは、“おいしく食べて、たくさん笑って、ぐっすり眠ること”だという佐々木さん。

「菌やウイルスに負けない健康な体であるためには、早寝早起き、健康的な食事と睡眠が何よりも大切です。あとは、免疫の要である腸内環境を整えること、冷えに注意することも有効ですし、笑顔で過ごすことでNK細胞を活性化させるのもポイントです。どれかひとつの栄養や食品をとれば健康になれるということはないので、お伝えした栄養摂取のポイントを意識しつつも、“おいしく食べて、たくさん笑って、ぐっすり眠ること”を何より大切にしてほしいと思います」

ある食品が免疫力を高めるとメディアで紹介されたりすると、ついそれさえ食べればいいように思いがちですが、大切なのはバランス。佐々木さんのアドバイスを参考にしながら、感染症の驚異に負けず、この冬を健やかに過ごしたいですね。

文/野田美香

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佐々木貴美

佐々木貴美

薬に頼りすぎず、自然療法・予防医学・栄養学などもバランス良く取り入れ、「体の内側から健康で美しく、ハッピーに」をコンセプトに発信する、ホリスティック薬剤師。
電子書籍「健康美を手に入れて自分を輝かせるための15の処方箋」著者。
ブログ「Holistic Beauty Pharmacy」
https://ameblo.jp/holistic-life-design

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