望診法って聞いたことありますか? 中医学のひとつで顔にあらわれるホクロやイボ、吹き出物などから何を食べ過ぎていて、体のどこに不調がでやすいのかがわかるものなのだそう。「あれ、こんなところに吹き出物?」と思ったら、体からの何らかのサインです。
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知らず知らずにおこなっている望診法
皆さまこんにちは、インナービューティプランナーの高橋美紀です。
「顔を見れば好きな食べものやとりすぎている食べもの、弱っている臓器がわかります」と言われたらどうでしょうか?
顔には多くのサインが出ていて、いろいろなことを教えてくれています。
「この人は胃が弱そうだな」「あの人は甘いものが好きそう」なんてこともサインで教えてくれます。
望診法と聞くとなんだか難しそうですが、簡単に言い換えると「体からの声を聞こう」というものです。
皆さまもふだん、「顔色が青白いから具合が悪いのかな?」と思ったり、
「顔が赤いから熱がありそう」などと顔色から体調を伺うことを、知らず知らずのうちにやっていますよね。
これがじつは望診法のひとつで、顔色も体からのサインのひとつなのです。
望診法は中国医学のひとつで顔にあらわれるホクロ、シミ、吹き出物などのサインからとりすぎている食べものや弱っている臓器を知り、それに沿ってお食事のアドバイスを行っていきます。
油脂が多ければ吹き出物ができますし、たんぱく質が多いとイボができるなどのサインで、私達の体が知らせてくれます。
ホクロが多かった私は、食べ過ぎサインが出ていた
それではサインのひとつのホクロは、なぜできると思いますか?
私は小さいころからホクロが多く、悩みのひとつでした。ホクロができる原因は遺伝だという話もあれば、肌のキメが細かい人ができるという説もあったり、あげくには、顔のホクロの数を数えたり数えられたりすると増えるというのを信じ込んでいました。
でも望診法と出合い、ホクロはある食べものの食べ過ぎが原因と知り驚きました。
じつはホクロは炭水化物やたんぱく質、脂肪などのとりすぎが原因で、体から排泄しようとしてできたものです。
生まれたての赤ちゃんにはほとんどホクロはありませんので、生まれたあとのお食事のバランスでできる場合が多いのです。
「最近なんだかホクロが増えたな」と感じている人は体からの「とりすぎていますよ」というサインなので、お食事のバランスを見直すきっかけにしていただけたらと思います。そして私自身も経験しましたが、お食事次第でホクロが薄くなったり、濃くなったりというのを経験しましたので、多くとり過ぎている食べものを減らすなど日々のお食事の大切さを実感しました。
そして吹き出物は油脂の多い食事、白砂糖、小麦製品、大豆製品などのとりすぎによってもできます。特に甘いものが多いと赤い吹き出物ができやすく、油脂や大豆製品が多いと白い吹き出物ができやすくなります。
吹き出物ができたら原因となる食べものの量を控えて、油脂を流してくれる食材である大根おろしやネギ、キノコ類などを意識してとると改善も早くなります。
そして吹き出物やホクロなどができる場所で、対応する臓器が弱っていることもあらわします。
額:腸の不調をあらわし、便秘などの人ができやすいです。
頬:肺の不調をあらわし、パンやパスタなどの小麦を多くとるとできやすいです。
口の周り:生殖器の不調をあらわし、乳製品などが多いとできやすいです。
体は私たちにいろいろなことを知らせてくれています。そう思うと私たちの体は本当にスゴイなとあらためて思います。そのサインに気がつかず体に負担をかけたままですと、最終的には病気へとつながります。
多くの人が望診法のサインを活用して、美容や健康のためにひとつの目安として役立てていただければと思います。
料理写真は本人によるもの。
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