朝起きて鏡を見たら顔がパンパンにむくんだ経験はありませんか?前日の食べすぎや飲みすぎ、寝すぎなどが原因で顔が丸く見えるだけでなく、目が腫れぼったくて小さく見えるなんてこともあり、体だけではなく、顔にもむくみが現れるのは女性にとって悩みですよね。そのむくみが起きる原因や瞬間的に解決に導くマッサージケア法をエステティシャンである筆者がご紹介します。
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■むくみの原因とは?
むくみとは皮膚の下に余分になった水分や老廃物が溜まることであらわれ、主に塩分の取りすぎやお酒の飲み過ぎ、運動不足による筋肉の低下や冷えによって血流が悪くなること起こります。また、たくさん泣いてしまった、なんてときもむくみを招きますね。
体内では塩分の濃度を一定に保つために水分でバランスをとっていますが、味つけの濃いものなどで塩分を取りすぎてしまうと、水分量のバランスが崩れてしまい、むくみが生じます。すばやく排泄できればいいのですが、体内に停滞することでむくみやすくなってしまいます。お酒の飲み過ぎも尿として処理できればいいですが、寝ている間に体内にため込むことで、翌日のむくみの原因となります。
運動不足によって筋肉が衰えると血液の流れやリンパの流れが滞ることで体の冷えやむくみを感じやすくなります。また、泣くと涙腺の周りに血液がたまり、水分量が一気に増えるので、泣いた後は目が腫れやすくなります。
■むくみ瞬間解決マッサージ法
①洗顔後、水で濡らしたタオルを絞り、ラップで包み約40秒レンジで温めます。熱さを確認してからお顔を覆うように温めましょう。
②クリームを少し多めに手に取り、手のひらで包み込むようにお顔と首に広げます。
③首に手のひらを密着させて耳の下~鎖骨に向かって往復10回流しましょう。
④指の関節を使い、あご~ほお全体を半円を描きながらほぐします。特にリンパがたまりやすいフェイスラインや耳の周りを念入りにおこないましょう。
⑤鼻の側面から横に伸ばすように、手を横に動かしながら流しましょう。
⑥あご~ほお、フェイスラインからこめかみへと縦に動かしながら指の関節を使って流しましょう。
⑦目もとは皮膚が薄いので指の腹を使って目頭~目尻に向かってやさしくなでるようにマッサージをおこないます。
⑧目頭上にあるくぼみ、眉毛の筋肉を指で持ち上げます。
⑨あご~ほお、目もと、おでこのお顔全体を包み込むようになであげましょう。
⑩最後に耳の下~鎖骨へと往復10回流します。
クリームをさっと洗い流した後に、化粧水をコットンでていねいに重ねるように塗り、事前に冷蔵庫で冷やしておいたシートマスクを乗せると毛穴がキュッと引き締まり、マッサージによる赤みも引くので一緒に取り入れるとさらにいいですね。
そして、乳液とクリームを塗ってていねいになじませてから、メイクをするとフェイスラインがスッキリし、腫れぼったい目もともパッチリした印象になるので、むくみ顔が気になる時はマッサージケアを取り入れるようにしましょう。
日頃からの生活習慣にも気をつけて。むくみをため込まないように塩分やお酒のとり過ぎには気をつけ、水分をとった後は尿や汗によって排出して老廃物をため込まない体にするようにしましょう。