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世界中に猛威を振るう新型コロナウイルス。#Stay Homeが世界共通のキーワードになる今、世界各国のみなさんの「おうち時間」をのぞいてみたい! 第2回はヨーロッパの国、オランダからのおうち時間の過ごし方です。この騒動が終息した後のことを考えた有意義な時間となっているようです。
オランダでは、日本と同様にコロナ感染予防は「自粛」。完全な都市閉鎖は行われていないため、3月中旬から国民たちは「Stay At Home(家にいよう!)」をモットーに、基本的には家の中で過ごしています。
オフィス勤めの人たちは、基本的に在宅ワークを行っています。上司や同僚とオンライン会議に参加する必要こそあれ、自宅で行う仕事は、リラックスして行えるため、オランダ人たちから人気のようです。自分でスケジュールをきちんと決めて厳守し、ノルマを終わらせる義務こそありますが、自由時間が多いのはメリットといえます。

この自由時間を活かし通信教育で学ぶことが今、ブームになっています。人気の講座は、「コロナ後のアフターケアについて知ろう!」という心理学の知識を駆使した精神的ケアを学ぶコースです。

自宅とはいえ、いわば閉じ込められた状態で過ごすのですから、気分の落ち込みは相当なもの。コロナ感染が終焉を迎えたとき、以前と同じ生活が送れるのだろうか?という漠然とした不安はだれしも持つものです。そこで、どうやってポジティブ思考に己を導くか、自粛生活で感じてきた精神的不安をうまく切り替えるのに最適な方法は?など、具体的に事例を挙げながら学べる講座が人気です。
精神的アフターケアを学び、エキスパートとして指導を行える人材を養成するための講座としても人気が高くなっており、「禍を転じて福と為せ」の精神で資格習得に燃えている人もいるそうです。


文/稲葉かおる
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ホリコミュニケーション/編集者
ホリコミュニケーションLLC
2007年より海外企画編集会社を設立。ハワイにオフィスを設ける。アメリカ、イタリア、イギリス、スペイン、アジアなど50名ほどのライターを登録、世界の情報を日本の雑誌、ウェブマガジン等へ提供している。www.horicomm.com
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