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    36歳・独身、新型コロナの影響で解雇に。でも、ゲーム、音楽、映画…ひとり暮らしを満喫しています ~私、ひとりでいてもイイですか?(3)~

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36歳・独身、新型コロナの影響で解雇に。でも、ゲーム、音楽、映画…ひとり暮らしを満喫しています ~私、ひとりでいてもイイですか?(3)~ 感じよく話してくれた竹中さん。フィギュアスケートの浅田真央選手に少し似ている明るい雰囲気の女性です。(本人提供)

新型コロナの影響で、人と会う機会がめっきり減った今日。みなさんは、ひとりでいることが気楽でいいと感じますか? それとも寂しいと感じますか? なかには、「今はひとりでいいけど、一生ひとりでいるのはイヤ」なんて人もいるかもしれません。本企画はそんな“おひとりさま”生活を送る独身女性のリアルに迫るインタビュー連載です。
インタビュアーは、婚活・恋愛の記事を多数手がけ、さまざまなメディアで活躍中のフリーライター・大宮冬洋さん。今回は、多趣味でプライベートが充実しているという、36歳の“アラフォー女子”のリアルに迫ります。


人はみな孤独。でも、孤立したら数日間でも生きてはいけない

孤独と孤立は似ているようで異なる概念だと思う。家族や仲間に愛されていても、自分という人間はひとりであることには変わりない。つまり孤独だ。それを自覚して、上手に向き合えるか否かは人生の質を左右するだろう。
一方で、孤立しては数日間でも生きていくことはできない。物理的にひとり暮らしであっても、多くの人とのつながりで生活できていることは事実なのだ。そのことにぼんやりとでも感謝できていると、気分が朗らかになり、友人や恋人もできやすくなる。
ひとりでもよく生きられる人は、家族を作ってもよく生きられる、という話をよく聞く。孤独な時間を愛していても孤立することはなく、他者と支え合いながら暮らす心構えができている、という意味だと僕は思う。
フリーランスのデザイナーである竹中理恵さん(仮名、36歳)は、1年半勤めた会社を今年5月にリストラされたばかり。しかし、そのことを恨んだり悲しんだりする様子は見えない。以前も1年間ほどフリーランサーとして働いていたことがあり、「なんとかなるだろう」と楽観しているようだ。そんな竹中さんの話を聞いてほしい。

***竹中理恵さん(仮名、36歳)の話***

コロナ禍でのリストラ宣告。会社に所属していても安心はないことがわかりました

専門学校のマルチメディア科を卒業してから10年間ほどは制作会社に勤めて下積みをしました。それからフリーランスのデザイナーをやり、正社員としてまた会社勤め。でも、コロナの影響でリストラがあったんです。以前から噂はあったのですが、ついに自分の身に降りかかってきた、と思いました。
今、人脈からいただいている案件とクラウドワークス(外注の専門サイト)からの受注で仕事を続けられています。会社員だったときも主に在宅ワークだったので、働き方も業務内容もあまり変わりません。会社に所属していても安心はないことが今回のことでわかりました。フリーランスとしてがんばってみようと思っています。
仕事は好きなので、いずれ結婚して相手に養ってもらいたいと思ったことはありません。むしろ仕事は絶対に続けたいです。

両親の夫婦仲は昔から良好。ひとりっ子の私とは常に2対1の構図です

2年前から神奈川県内のワンルームマンションでひとり暮らしです。両親が住む実家も県内にあり、片道40分ぐらいで帰れます。実家のマンションには小中学校時代の同級生が何人か住んでいましたが、私以外はみんな結婚して出ていきました。30歳を過ぎてからはさすがに肩身が狭くなったので、ひとり暮らしを始めたんです。

両親は60代後半で、父はまだ現役で働いています。昔から夫婦仲がよくて、ひとりっ子の私とは常に2対1の構図でした(笑)。実家には資料を置く場所がないし、ネットワーク環境を今からやり直すのも大変です。だから実家に戻るつもりは今のところありません。ひとりでいることには昔から慣れています。

正直言って、ひとり暮らしは満喫しすぎています。趣味がいっぱいあって没頭してしまうのです。インドアでは、ゲームと音楽、映画、テレビなど。気分によって、古今東西の作品を鑑賞します。

アウトドアではダイビングです。伊豆や葉山の海に冬でも潜ります。今はコロナで行けていませんが、多いときは月に3回ぐらい仲間とダイビングをしていました。

ダイビングなどのアウトドアのほかに、ゲームも大好きな竹中さん。「スマホのほか、PS4とNintendo Switchを持っています」。(本人提供)

高校時代から10年付き合った恋人との別離。「心に穴が開く」をリアルに体験

今、お付き合いしている男性はいません。高校生時代から付き合っていた同級生と30歳の手前で別れたのが大きなショックでした。

25歳ぐらいのときに結婚の話をしていたのですが、彼が地方転勤になって「ついて来てほしいけれど自分に余裕がないから結婚は無理」と言われて遠距離恋愛に。当時は私も駆け出しのデザイナーとして仕事に打ち込んでいたので、会社を辞めてついて行こうとは思えませんでした。フリーランスの今だったらついて行けたかもしれませんけど。

遠距離では関係が続かずに別れてしまったとき、心にポッカリと穴が開いたと感じました。陳腐な表現ですけど、本当にそんな気持ちになるんですね。あれは本当にしんどかったです。
その穴を埋めたくて結婚相談所への入会を検討しました。でも、私が行った大手の結婚相談所は、写真撮影や成婚料を含めると100万円以上かかります。「成婚料は男性が払ってくださることが多いですよ」と言われましたが、それを期待するべきではないし、結婚するためにこんなに払うのはハードルが高すぎると思いました。

好みのタイプは「動じない人」。私はあれこれ考えちゃうわりに空回りしてしまうから

婚活アプリと婚活サイトも試しました。アプリでは2人の男性と会い、1人目はお互いに好みではないことがわかって終了です。4歳年上の2人目とは友だちになってしまいました(笑)。そのアプリでダイビング好きの人が集まるコミュニティで知り合ったので、みんなでワイワイとダイビングを楽しんでいます。

海ではすっぴんをさらしますし、休憩時間は男女同じ部屋で雑魚寝です。変に構えずに済む関係なので、もし彼のほうからグイグイと来てくれたら気持ちが向くかもしれませんね。でも、友だちとしての関係が板についているので想像ができません。

好みのタイプは「動じない人」です。特に何かしてくれなくてもいいので、落ち着いている人がいいですね。私はあれこれ考えちゃうわりに空回ってしまう傾向があるので、一緒にパニくる人だと困ります。

これからパートナーができたら嬉しいですね。世代が違う親とは違い、同じ目線でいてくれる人がほしいです。友だちでもいいかもしれませんが、ほとんどの友だちは結婚していて自分の家族を持っています。最近、コロナで外に出なくなって、3日に1回ぐらいのペースで不安感がバッと出てくるのです。ずっとひとりは嫌だな、と思います。ひとりでも寂しくはありませんが、やっぱり不安です。

***大宮より竹中さんへ***

自分の気持ちだけでなく、同世代の男性からのニーズを考慮して行動してください

僕は婚活中の方や遅めの結婚をした人や結婚相談所に取材をすることが多いので、「恋愛や婚活はお休み中」という竹中さんに、婚活市場の現実をまず伝えさせてください。それは、5年後(41歳)と現在(36歳)では、男性からの引き合いがまったく異なることです。

40歳前後まで独身で、なおかつ婚活サービスを利用して結婚したい男性の多くは、「子どもがほしい」という大義名分を持っています。すると、自分は40代であっても、相手の女性を探すときの条件を39歳以下もしくは34歳以下に設定して検索するのです。

また、彼らは女性とのコミュニケーションはあまり上手ではないという傾向もあります。特に都会でしっかり働いているアラフォー男性の場合、コミュニケーションが上手だったら婚活サービスを利用しなくても出会いはいくらでもあり、すでに結婚しているはずだからです。

婚活の場で「スマートかつちょっと強引に口説いて」くれる男性には要注意

つまり、竹中さんが「いずれは結婚したい」と考えていて、心身が健康であるのなら、一刻も早く婚活を再開すべきです。その際、相手男性が「スマートかつちょっと強引に口説いてくれる」などという期待は捨ててください。アプリなどの場合、そのような男性は既婚者や何かの勧誘目的だったりする危険性が高いからです。むしろ女性のほうが主体性を発揮し、結婚および結婚生活をリードすることが大事だと僕は思います。

結婚相談所も総額100万円以上もするところはまれです。ちょっと宣伝になってしまいますが、僕は結婚相談所の比較申し込みサイト「こんかつ山」でもライターをしています。「大宮冬洋の結婚相談所訪問記」という連載で、各相談所の個性と特色を書き出しているつもりです。竹中さんと同世代の女性が経営している良心的な相談所もあるので、よかったらチェックしてみてください。

趣味がたくさんあり、それぞれに没頭できることの素晴らしさ

婚活話を離れると、竹中さんの「ひとり上手」がとてもうらやましく感じました。趣味がたくさんあり、それぞれに没頭できるって素晴らしいことです。まさに忘我の境地なのではないでしょうか。寂しいという感覚はないと言い切るところも清々しいし、負け惜しみなどではない素直な感想なのだと思いました。

人は何のために生まれてくるのでしょうか。いろんな見解があると思いますが、僕の今ところの結論は「美しいものをひとつずつ味わうため」です。飲食店で出された料理に美を見出すこともありますし、妻との晩酌の時間にかけがえのないものを感じたりもします。竹中さんは、完成度の高いゲームや仲間たちと眺める海中の景色に美しさを発見しているはずです。

結婚していても日々の生活に不安は尽きません。新型コロナウイルスに関して言えば、家族からの感染リスクもあります。でも、日常を謙虚に見つめれば、美しいものは決して少なくありません。それこそが僕たちにとっての救いと言えるのではないでしょうか。

★出演者大募集!★
取材にご協力いただける方を募集します。「大宮さんに話を聞いてもらいたい!」「いまモヤモヤしているので話すことで頭を整理して何かヒントを得たい」「楽しいおひとりさまライフについて語りたい!」などなんでもOK! ご応募お待ちしております♪
<応募条件>
①現在、独身であること
②あごからウエストあたりまでのお写真をご提供いただけること
③Zoomなどのオンラインツールでお話を聞けること
④1時間程度の取材時間をいただけること
※顔写真やプロフィールなど、個人が特定される情報は掲載いたしません
<応募方法>
下記の応募フォームよりご応募ください。
応募はコチラ!
※取材をお願いする方には、編集部より直接ご連絡させていただきます。

大宮冬洋 (おおみや・とうよう)

大宮冬洋 (おおみや・とうよう)

フリーライター。恋愛・結婚に関するインタビュー記事を得意とし、最近は「お見合いおじさん活動」も勝手に遂行中。35歳以上で結婚した「晩婚さん」を160人以上取材した実績を持つ。2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。近著に『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)がある。

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