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    自己肯定感が低いなら…あなたにも当てはまる? 幼少期につくられる「メンタルノイズ」5つ

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頭が混乱している女性

前回お伝えしたように「自己肯定感が低い人たち」が抱えるメンタルノイズ。心理カウンセラーの山根洋士さんによると、主なメンタルノイズの種類は14個。「『私ってそうかも』と該当するものがあれば、『自分なんて…』と思ってしまう状況から自分を変えるチャンスです」と山根さん。自分のノイズに気づくだけで心はラクになります。今回は、著書『「自己肯定感低めの人」のための本』(アスコム)から、14あるメンタルノイズのうち、幼少期につくられる5つを挙げていきます。
前回の話はこちら!

監修
山根 洋士

1.自信がない、自分にはできないと思ってしまう

手で目を隠す女性

【ノイズの症状あるある】
・人前で話したりするのが苦手でドキドキする。
・ちょっとしたミスが気になって、1日中どんよりとした気分になる。
・責任ある仕事を任されるのが怖い。
・「負けちゃいけない」と気を張っているから、家に帰るとどっと疲れる。
・「これやりたい人は手を挙げて」と問われると、言った人と目が合わないように、つい下を向いてしまう…。

「自分に自信が持てない人にあるのは、『ダメ出しノイズ』です。なにかやるとダメ出しされたり、否定されたりすることが続くと、子ども心に“自分は大事な存在じゃない”と思うクセがついてしまいます」(山根さん)

【あなたへの言葉】
「自分の価値を他人に決められる人生を、いつまで続けたいですか?」

2.つい人と比べてへこんでしまう

【ノイズの症状あるある】
・SNSでイキイキした人の投稿を見ると嫌な気分になりへこんでしまう。
・頑張っているのに、ほかの人のほうが評価されていると思ってしまう。
・身近な人の「いい報告」や、同僚・友だちがほめられても素直に喜べない。
・人からの評価が過剰に気になり、他人と自分をいつも比較してしまう。
・場の空気に流されがちで、自分の軸がない、自分がよくわからない。

「すぐに人と比べてしまう人にあるものは、『ありのままの自分封印ノイズ』です。
“ありのままの自分でいるとダメ”だから、他人の評価を気にしすぎて、他人が承認する自分になろうとするタイプ。このノイズは、“ありのままの自分”を認めてもらえず、誰かの理想を押しつけられる環境で育つとつくられます」

【あなたへの言葉】
「ありのままの自分がダメだからと『認めてもらう自分』をつくってはいけない」

3.自分で決めるのが苦手、決断力がない

どうしていいかわからず悩む女性

【ノイズの症状あるある】
・ほしい洋服があるのに、迷っているうちに売れてしまった。
・レストランでメニューを決められなくて、友だちにイライラされる。
・「海外旅行に行きたい!」と毎年思うのに、いつまでも行けないでいる。
・いつも思考が堂々巡りして、考えると疲れる、結論が出せない。
・長年、ダイエットのことばかり考えているのに、まったくやせない。
・「君はどうするのがいい?」と意見を求められると、毎回答えに窮する。

「決めるのが苦手な人にあるのは、『思考停止ノイズ』です。決断力がないのではなく、“自分が考えたり決めたりしないほうが、うまくいく” と思い込んでいるタイプです。このノイズは、なんでも他人が決めてくれる環境で育つとつくられます」

【あなたへの言葉】
「思考停止は自分の停止。自分の停止は人生の停止。それって楽しい?」

4.言いたいことが言えない

【ノイズの症状あるある】
・今日は肉が食べたかったのに、反対されるのが怖くて言い出せない。
・自分の欲求を出して自由に生きている人を見ると、イライラ、もやもやする。
・手伝ってほしかったけど、結局遅くまで1人で残業する。
・「やりたい人は挙手して」と言われても、手を挙げられない。
・自分が何をやりたいのかわからなくなっている。

自分の主張ができなくなると、何を望んでいるのか自分でもわからなくなることがあります。それが行き過ぎると、やりたいことが見つからない、やりたいことがわからないという悩みにまで発展してしまいます。

「言いたいことが言えない人にあるのは、『他人ファーストノイズ』です。自分をあと回しにして他人優先で考える。そんなノイズは、家族に気を遣う環境で育つとつくられます。特に気を遣うのが長男や長女、そして兄弟が多い家庭のお兄さん、お姉さんたち。『お姉ちゃんなんだから」など日々言われ続けると、自分の欲求を言えなくなって、そのクセが大人になっても続くのです」

【あなたへの言葉】
「自分ファーストで生きる初めの一歩は、自分のイヤを大切にすること」

5.認めてもらえない、評価されない

笑顔が描かれたりんごと、遠慮がちな笑顔を描いた紙を貼りつけたりんご

【ノイズの症状あるある】
・ほめられても素直に受け取れない。謙遜したり、ソワソワ落ち着かない。
・ちゃんと評価してもらえていない気がする。
・理想的な相手だと引け目を感じて、つき合っても長続きしない。
・リーダーや責任者に推薦されると断ってしまう。
・同期はどんどん昇進するのに、自分だけ置いていかれている。
・自分の商品やサービスがクオリティーは素晴らしいのに、売れない。

「認めてもらえないと思う人にあるのは、『謙虚謙遜ノイズ』です。このタイプの人は、他人に評価されないと嘆く一方で、潜在意識のなかでは、愛情や賞賛を素直に受け取れなくなっています。また“自分にはこの程度でいい”、“自分なんてこんなもの”と思っていると、他人からほめられたり、評価されたりしても、そんなのは自分に値しないと、受け取り拒否が発動するのです。認めてもらえない、受け取り拒否、必要以上の謙虚謙遜は心理療法的にはちょっと根深い問題で、9割9分の確率で、母親との関係性に根本の原因があります。 少しヘビーかもしれませんが、この2つの質問を、ゆっくり時間をとって思い出しながら考えてみてください」

【あなたへの言葉】
「受け取り拒否の謙虚謙遜はスネてるだけ。早く素直な大人になろう!」

あなたにも当てはまるものがあったのではないでしょうか。このようにメンタルノイズの多くは、幼少期、6歳までの体験や記憶がもとになっているもの。そのときは自分を守るものだったのですが、今の自分には不必要になっているから“ノイズ”なのです。

メンタルノイズは思い込みでもあるし、勘違いということも。次回はメンタルノイズをキャンセルする思考法にトライしてみましょう!

文/庄司真紀

参考書籍

『「自己肯定感低めの人」のための本』(アスコム)

『「自己肯定感低めの人」のための本』(アスコム)

連載・関連記事

  1. よく言われる「自己肯定感」って? 心理カウンセラーが教える、生きやすくなるための極意

山根 洋士

山根 洋士

これまでに8000人以上の悩みを解決してきた心理カウンセラー。両親の離婚、熱中していたスポーツの挫折、就職の失敗などを経てノンフィクションライターとして成功をつかむものの、激務でダウン。過労死寸前まで追い詰められ、入院生活を送るなかで心理療法と出合って人生が激変。「なんのために生きるのか」を模索した末に、心の風邪薬のようなカウンセリングを提供したいという想いから、カウンセラーになる。心理学だけでなく、数多くの経営者やプロスポーツ選手、芸能人などへの取材経験、AIやロボット工学、脳科学などをとり入れた、メンタルノイズメソッドを開発。すぐに実践できるワークと、論理的なセッションで好評を博している。

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