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もっと、ずっと、ヘルシーな私

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33歳・独身、婚約解消経験アリ。専業主婦になることを望むなら離婚後の生活を保障してほしいと思ってしまいます~私、ひとりでいてもイイですか?(8)~ 旅行も飲食も大好きな小谷さん。「ワイン会では、料理とワインが本当に好きで来ている男性と話が合いやすいです」(本人提供)

新型コロナの影響で、人と会う機会がめっきり減った今日。みなさんは、ひとりでいることが気楽でいいと感じますか? それとも寂しいと感じますか? なかには、「今はひとりでいいけど、一生ひとりでいるのはイヤ」なんて人もいるかもしれません。本企画はそんな“おひとりさま”生活を送る独身女性のリアルに迫るインタビュー連載です。
インタビュアーは、婚活・恋愛の記事を多数手がけ、さまざまなメディアで活躍中のフリーライター・大宮冬洋さん。今回登場するのは、33歳で管理職に抜擢、年収1500万円というキャリアウーマン。学生時代から交際していた彼との婚約解消、管理職への抜擢、それによって生じた職場での軋轢、婚活や恋愛を通じて見えてきた結婚観などについて、今の思いや考えを語ってくれました。


「仕事上の人間関係」と「婚活で交際した男性との関係」のうれしくない共通点

私事だが、先月で44歳になった。不吉な数字である。でも、ある読者の方から「ゾロ目はエンジェルナンバーです」と教えてもらった。天使の数字、何か良いことがあるかもしれない。妻からは「1年後からは四捨五入すると50歳だね。この1年間は最後のアラフォー。楽しんで!」と言われている。年齢を四捨五入するのはやめようよ…。
ある専門分野で「中間管理職」をしている小谷珠美さん(仮名)は33歳のゾロ目。都内でプレーリードッグとの“ひとりと一匹暮らし”を満喫しながらも婚活をし、それに疲れたりしているようだ。本連載への参加希望メッセージは以下の通り。

<27歳で大学の同級生との婚約を解消してからゆるく婚活をしてきました。何人かとお付き合いしているうちに、初の管理職に。仕事上の人間関係の軋轢に対処していたときに、交際中も同様の忍耐が負担になっていることに気づき、婚活を卒業しました。とはいえ、独り身も不安がないわけではありません。趣味など気が合う人に出会う場はあるものの、浅い人間関係でたわいない楽しみに終始していいのか悩ましいときもあり、大宮さんとお話ししてみたくなりました。>

本社を離れ、若くして支店を任されている小谷さん。男性を含む10人ほどの「部下」の半数近くは年上だ。年収は1500万円に達する。それだけにプレッシャーも高いのだろう。人間関係のストレスを共有できる同僚もいない。小さな組織でもトップは孤独なのだ。
小谷さんは「優しいお母さんになりそうな美人」でもある。婚活パーティーのようなゆるめの婚活をすると、ちょっと身勝手な男性が寄って来やすいのかもしれない。甘えん坊のプレーリードッグ(オス、1歳)との生活も含めて、話を聞かせてもらった。

***小谷珠美さん(仮名、33歳)の話***

話せばわかる相手だという認識は捨てて、10:0で私が歩み寄るようにしています

ウサギのケージで飼えると聞いて購入したのがプレーリードッグです。コミュニケーションをとりたがる動物で、撫でてほしがるし、かくれんぼをしたがります。隠れた後に呼んであげると、ヒョコッと得意げに出てくる。人懐っこい性格ですが、私の言うことは聞かなかったりします。生意気で可愛いです。

仕事で支店長の立場になったのは今年の春からです。一気に昇給しましたが、私の責任と権限がどこまであるのかがはっきりしていません。スタッフの中には、私を上司と認めていない人もいるように思います。勤務中の接客態度があまりよくないと感じて注意を促すと、「小谷さんは怖い。(叱られている私が)可哀そう」と主張するのです。私が普通に話していても、一方的にまくし立てていると受け止められてしまいます。

世の中にはいろんな受け取り方をする人がいるのだと知りました。専門知識があるにもかかわらず論理的な会話を理解できず、そのことを相手のせいにする人。話し合って折り合いをつける中間地点を見つけられない人です。
学生時代や管理職になる前であれば、そういう人とは関わらないですみました。でも、今はその人にも働いてもらわなければなりません。私のせいで会社を辞めたとなると面倒なことになります。話せばわかる相手だという認識は捨てて、10:0で私が歩み寄ることにしました。

支店には現場リーダーのような立場の人もいます。他の人の倍は働く50代の女性です。みんなのフォローをしてくれています。でも、全員と仲良くやりたい、摩擦を起こしたくない、という意識が強い人です。叱り役を期待することはできません…。

時間や労力を私だけがギブさせられている。どっぷり好きで付き合っているわけじゃないのに

お互いに不満があるときに、私は自分で考えてそれを言葉にすることができるほうだと思います。でも、私が先にスラスラと話したら、相手は不満を抱えたままになりかねません。相手の気持ちを一緒に探して、言葉として引き出してあげる作業が必要です。今の立場では「仕事のうち」だと思っています。

でも、婚活をして交際した男性とも同じような関係になってしまいます。この5年間で付き合った5人の男性と同じことのくり返しでした。もうクタクタです。仕事以外ではカウンセラーのようなことはしたくない、と思いました。

出会いの場所はさまざまで、マッチングアプリ、ワイン会、友人の紹介などです。でも、婚活ではどっぷり好きになってから付き合うわけではありません。それなのに、時間や労力を私だけがギブさせられている、大事にされていない感があります。
例えば、一緒にいるときに私ばかり家事をしているとき。(金銭面では)平等を求めるのに何もしない人には納得がいきません。プレーリードッグならいいんです。対等な関係ではなく、私がコントロールしているから。

お金に関しても楽観的すぎる男性がいました。自分も父親も大丈夫だったから、という根拠です。私はもっと悲観的です。親世代と私たちでは生涯年収が2千万円も違う、と聞いたこともあります。でも、彼が不機嫌な理由をまずは引き出してあげなくちゃいけません。そんな「話し合いのための話し合い」をすることに疲れました。

専業主婦になることを望むのであれば、離婚した後の生活も保障してほしい

学生時代の同級生と長く付き合っていました。見た目はキツくない(でも内面はキツめの)私の価値観を時間をかけて理解してくれていた人です。経験や感情を共有している感覚がありました。
婚活で知り合って交際した人には、「ひとりでは行けない店に一緒に行ってくれてありがとう。私のために時間を使ってくれてありがとう」と感謝しているに過ぎません。理解し合っている2人で過ごせるから、ではなく、おいしいものを食べられているから楽しいのです。相手がその人でなくてもかまいません。

同級生の彼とは婚約もしていたのですが解消しました。彼のご両親が地方で会社を経営されていて、「俺たちの言うことを聞け」という態度が一貫していたからです。私は家事や育児の負担が対等でないと結婚をするつもりはありません。時間的には私のほうが負担したとしても、働く能力を奪われるのは無理です。もし専業主婦になることを望むのであれば、離婚した後の生活も保障してほしいと思います。

悲観的な私ですが、余裕がある中で育てられるなら子どもも欲しいなと思っています。ひとりは自由だと思うことが8割ですが、不安だし寂しいと思うときもなくはありません。特に老後になって収入がなくなったり病気になったりすることを想像すると、リスクも負担も半分になる結婚が良く見えます。精神的に寄り添える関係、深く付き合える相手が欲しいです。

「浅い付き合い」には恵まれている私。近所のバーの仲間たちと合コンや焼き肉へ

浅い付き合いには恵まれています。近所にあるバーはマスターが同い年。常連客も私と年齢や働き方が似ています。10人ぐらいと仲良くなって、一緒に合コンしたり焼き肉に行ったりしています。
他にもフラワーアレンジメントを習ったりワイン会に参加したりしています。料理教室の先生は旅行中に知り合った女性です。飲み食いが大好きな私は、軽くしゃべりながら食事する相手には困りません。

いろいろな選択肢があるうちにと思って婚活をして疲れました。もう卒業かな、と思っています。最近、旅行で知り合った70歳の独身男性とデートしてみたんです。変にリードをしない人で純粋に楽しめました。しばらくはこんな生活でいいかなと思っています。

思春期に突入しつつあるプレーリードッグ。小谷さんの「彼氏ヅラ」する日は近い?(本人提供)

***大宮より小谷さんへ***

33歳はまだ修業時代。仕事でいろんな失敗をするのが当たり前です。開き直ってください

プレーリードッグとは対等な関係ではない、と笑わずに話す小谷さん。真面目な人なんだな、と好感を持ちました。仕事をきちんとやりたい、プロとして長く働き続けたい、という気持ちが強いからこそ、意識の低い部下のマネジメントにストレスを感じているのだと思います。小谷さんが言うように、「精神的に寄り添える相手」とお互いの仕事を尊重し合いながら暮らせるといいですよね。

アドバイスというか感想を2つ言わせてください。ひとつ目は仕事について。20代半ばで大学を卒業したという小谷さんは今の仕事に就いて10年足らずですよね。管理職としては1年未満の経験です。今はまだ修業時代で、いろんな失敗をするのが当たり前だと思ってはいかがでしょうか。厳しく指導した部下が会社を辞めてしまったとしても、自分を否定することはないのです。

僕は管理職ではありませんが、個人事業主として不安を抱えながら働いています。会社員を辞めてフリーライターになったのはやはり20代半ばのときです。30歳前後でライターとしてのキャリアに悩んでいた頃、先輩ライターから「同じ仕事を真面目に10年続けていたら、どんなポンコツでも一人前になる」と声をかけてもらったことがあります。少しだけ気楽になりました。実際、30代半ばを過ぎてからようやく仕事に腰が据わってきた気がします。

結婚して子どもがほしいと本気で思うなら、33歳のうちに仲人型の結婚相談所に入りましょう

もうひとつの感想は婚活について。冒頭でもお伝えしましたが、小谷さんは「ゆるい婚活」は向いていないと思います。もし本気で結婚して子どもを欲しいと思うなら、33歳のうちに仲人型の結婚相談所に入ることがおすすめです。

結婚相談所の「モテない人が入会して、怖いおばちゃん仲人に叱られて妥協を迫られる」というイメージは過去のものです。都会に拠点を持つ料金が高めの結婚相談所には、スペックは高いけど忙しすぎて出会いがない男性が入会していることも少なくありません。効率重視で結婚相手を本気で探しているのです。相手も自分との釣り合いを考慮するので、若さや外見を重視する傾向にあります。ダブルインカムでの豊かな暮らしを志向する男性も多く、高学歴・高収入の女性も不利にはなりません。

重要なのは仲人選びです。見た目と内面のギャップに悩む小谷さんの価値観とキャリアを理解して、適切な男性との縁を結んでくれるプロフェッショナルでなければなりません。僕は全国の結婚相談所を訪ね歩いてインタビューする連載「大宮冬洋の結婚相談所訪問記」も続けています。いろんな特性と能力を持つ仲人を紹介していますので、よかったら検索してみてください。

結婚はすぐにしなくてもいい、将来的にも独身で暮らし続ける覚悟がある、ということなら話は別です。ゆるい婚活も本気の婚活もやめてしまいましょう。結婚というのは世間的に認められやすい枠組みなので、それを取り払ったところに面白い発見があるものです。70歳との対等なデートなんて最高ですね!

★出演者大募集!★

取材にご協力いただける方を募集します。「大宮さんに話を聞いてもらいたい!」「いまモヤモヤしているので話すことで頭を整理して何かヒントを得たい」「楽しいおひとりさまライフについて語りたい!」などなんでもOK! ご応募お待ちしております♪
<応募条件>
①現在、独身であること
②あごからウエストあたりまでのお写真をご提供いただけること
③Zoomなどのオンラインツールでお話を聞けること
④1時間程度の取材時間をいただけること
※顔写真やプロフィールなど、個人が特定される情報は掲載いたしません
<応募方法>
メールに応募理由を明記のうえ、fytte@one-publishing.co.jpまでご応募ください。
※取材をお願いする方には、編集部より直接ご連絡させていただきます。

大宮冬洋 (おおみや・とうよう)

大宮冬洋 (おおみや・とうよう)

フリーライター。恋愛・結婚に関するインタビュー記事を得意とし、最近は「お見合いおじさん活動」も勝手に遂行中。35歳以上で結婚した「晩婚さん」を160人以上取材した実績を持つ。2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。近著に『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)がある。

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