アメリカ南部のアーカンソー州北西部、オザーク高原に位置する「ユーレカスプリングス」(Eureka Springs)は「アメリカの小スイス」や「階段の街」などと呼ばれている避暑地。街全体がアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されているこの街は1900年頃に最も栄えたといわれています。当時にタイムスリップしたようなビクトリア朝の建物が並ぶ街を訪れてみました。
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ユーレカスプリングスという街を知っていますか?
アーカンソー州というと、あまり観光で来る方も少ないかと思いますが、じつは穴場的な観光スポットがあるんです。
ユーレカスプリングスというこの避暑地は、丘の周りに全長8kmのかわいらしい街が形成されています。地形に合わせ、坂や階段が造られ、その合間を1800年代後期〜1900年初期に建てられたビクトリア朝の建物がバランスよく建てられています。
このベイスン・パークホテル(Basin Park Hotel)はユーレカスプリングスのダウンタウンのちょうど中央に建てられています。1905年に建てられたこのホテルは、100年以上経っても当時のまま営業を続けている老舗のホテル。
ビクトリア朝の建物が続くダウンタウンの街並みは歩いているだけでも楽しい。ローカルのお土産屋さんで、ここだけにしかない貴重な品々を見つけてみては。
「小スイス」と呼ばれているユーレカスプリングスは坂と階段だらけ。その地形を生かした当時の建築技術には目を見張るものがあります。
小さい街なので歩いても散策できますが、坂と階段だらけなので、トロリーバスを利用するのも手。一日乗り放題券、大人$6、子ども(7歳〜11歳)$2、とお得なお値段なのもありがたいですね。
こちらの階段には花とハチの飾りの門が。この階段を降りていくと…。
長い階段がウォールアートに。
Rainbow Staircase(虹の階段)と呼ばれているこのウォールアートは、地元の2人のアーチストが2015年に描いた作品だそう。あまり目立たない場所にあるのですが、ぜひ探してみてください。
このユーレカスプリングスの周りには、ホテルのほかにも多数のロッジがあり、たくさんの観光客でにぎわっています。このガイドブックには載らない穴場のカワイイ街ユーレカスプリングスにぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
ユーレカスプリングス ダウンタウン
Eureka Springs Downtown
5-19 Spring St, Eureka Springs, AR 72632
写真・文/まり アンブッシュ、ホリ・コミュニケーション