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イタリアでは意外な場所にオープン席が出現! コロナ対策で生まれたユニークなとり組みとは?

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外で食事を楽しむ様子の写真

イタリアでは、新型コロナウイルスの感染拡大が収まりつつあることから、さまざまなところで規制が緩和されてきています。
それに伴い、今年4月下旬から飲食店は屋外のテーブル席のみで営業を再開。6月1日からは、店内を含めた全面営業が可能になりました。さらにイタリアの多くの州では、24時以降の外出禁止令が解除され、だいぶ自由にディナーを楽しめるようになりました。
そんなイタリアの今をお伝えします。

監修 : ホリコミュニケーション/編集者 (編集者)

ホリコミュニケーションLLC
2007年より海外企画編集会社を設立。ハワイにオフィスを設ける。アメリカ、イタリア、イギリス、スペイン、アジアなど50名ほどのライターを登録、世界の情報を日本の雑誌、ウェブマガジン等へ提供している。www.horicomm.com

Contents 目次

先月(6月)から、飲食店の全面営業が可能になり、また外出禁止令も解除されたため、イタリアの夜はかなり活気づいてきています。もちろん、引き続き感染対策はしっかり行わないとならないので、テーブル間のソーシャルディスタンスを確保するために、客席数は減らしたまま運営するお店がほとんどです。
とはいえ、夏に近づくにつれて日照時間がかなり長くなるここイタリアでは、20時を過ぎてもまだ明るく(ちなみにローマの6月と7月の日没時刻の目安は20時40分台!)、屋外のテーブル席を希望する人が多いので、依然としてオープンエアでのサービスを強化しています。

本来、公共の場(道路や広場など)にテーブル席を設置するには、自治体に支払う使用料が発生し、さらにその出店のライセンスを取得するのにも手続きが大変でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大が起きて以降、自治体が無料で公共スペースの使用許可を出したため、周辺に適切な場所がある飲食店は、続々とオープン席を設けるようになりました。

中には、なかなかユニークな場所が客席になっていることもあります。
例えば、路上のちょっとした駐車スペース。イタリアは、居住届を出しているゾーンでは路上駐車が可能で、そのスペースにオープン席を設置。

路上の駐車スペースも活用。
路上の駐車スペースも活用。

ほかにも街路樹が多いミラノでは、街路樹の植え込み部分にもオープン席を設けている様子も見かけます。
さらに、近くに公園や広場があるケースでは、店舗からそこそこ距離があってもテーブル席を作っていて、皿やグラスをそこまで運ばなければならないため、サービススタッフはなかなかたいへんそうです(笑)。

公園のスペースを利用。
公園のスペースを利用。
なんとリバーサイドまでがオープン席に様変わり!
なんとリバーサイドまでがオープン席に様変わり!

イタリアでは、ようやく観光客も入れ始め、国際展示会もそろそろ再開するという話も耳にするようになり、徐々に活気が戻ってきているように感じます。
海外を自由に往復できるようになり、イタリアにお越しの際には、ぜひこのオープン席での食事も楽しんでみてくださいね!

写真・文/田中美貴

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