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上野水香さん、浅田真央さん、栗原恵さんに教わる 美ボディづくりの秘訣~生活習慣編~

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上野水香さん、浅田真央さん、栗原恵さんに教わる 美ボディづくりの秘訣~生活習慣編~

体を極限まで駆使し、超人的なパフォーマンスでつねに私たちに感動を与えてくれるアスリートやダンサーたち。
ゲストに、日本を代表するトッププリマの上野水香さん、プロフィギュアスケーターの浅田真央さん、元バレーボール女子日本代表の栗原恵さんを迎え、日々のたゆまぬ努力に裏打ちされた、美ボディをつくる秘訣を教えてもらう本企画。
これまで「食生活」、「フィットネス」、「美容法」をお伝えしてきましたが、今回はいよいよ最終回「生活習慣」についてお届けします。普段から行っていることや心がけていることなど、内面にもフォーカスしていきます。

おうちにこもりっぱなしでちょっぴり気が滅入りそうなとき、第一線で活躍するプロフェッショナルな3人の考え方や心の持ち方をぜひ参考にしてみてください♪

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

上野水香さん(東京バレエ団 プリンシパル)

背中や腰がこったり、お腹が少し張ったりしたときは
押圧器で解消!

――これまで食生活やフィットネスなどについてお話をうかがってきましたが、ほかに普段気をつけていることや工夫されていることはありますか?

顔がむくんだり、少し肩がこってきたりしたときに、リファのローラー以外に愛用しているのがコレです(トウシューズ袋から出して机の上に)。

――こ、これはいったい…何ですか!?

「中山式(快癒器)」という押圧器です(下記写真参照)。球頭(突起している丸い部分)に腰や背中が当たるように、この上にあお向けになって寝ます。適度に刺激があって、気持ちいいんですよ。
裏にあるノブをこうしてぐるぐる回すと、高さを変えられて、押圧の強弱を調節できます(上野さん実演)。強くしたいときは高く、弱くしたいときは低く。そのつど、腰や背中のこりの状態を確認しながら、強弱を調節するようにしています。
腰に少し痛みがある場合は痛みが緩和されますし、背中や腰がこっているときに使うと、とてもラクになります。体がしっかりほぐれるからか、寝る前に使うとよく眠れるのもいいですね。

あとは、食べすぎて“お腹が張っている”と感じたときに、背中を押圧すると張りがおさまります。胃などの内臓は、背中や腰からも影響を受けるそうで、背中を押圧することで、驚くほどお腹がシュッとしぼむんですよ。
舞台衣裳がレオタードのときは、ボディラインが如実に出てしまい、お腹が少し張っているだけですごくストレスになるため(笑)、そんなときにコレがとても役に立ちます。

――使用時間はどのくらいですか?

基本的には30分程度ですが、長いときは1時間使うことも。自分の気が済むまで、気になる部分をくまなく押圧するようにしています。
公演の本番前や休憩時間にも10分くらい使うのですが、こりが解消されるうえに、リフレッシュできるので、今や欠かせないアイテムになっています。海外公演やプライベートで旅行する際にも、もちろん持っていきます!

上野さんオススメの中山式快癒器。

今目の前にあることを全力でがんばること――
それがいちばん心の安定につながっています

「ボレロ」 Photo: Kiyonori Hasegawa

――これまでずっと主役を踊ってこられて、つねに大きなプレッシャーもあったことと思います。そのような中で、プレッシャーや不安に打ち勝つために、心がけていたことや気持ちをコントロールさせる方法・考え方があれば、ぜひお聞かせください。

やはり生きていると、当然、将来のことで不安になったり、今のことで悩んだり、本当に日々いろいろなことがあります。それでも、とにかく今目の前にあることを、自分なりに精一杯自分でやることが、後悔しないようにひとつひとつがんばっていくことが、いちばんいい未来をつくるのではないかと思うんです。
そして、そのように生きていくことが、私にとってはいちばん精神的な安定につながっているのではないかと。

どんなにあれこれ考えても、先のことはわかりませんし、コントロールもできない。むしろ、コントロールしようとすること自体、間違いではないか、と。
過去は変えられないし、未来もわからない。だから、今自分ができることをやるしかないと思うんです。

ですから、つねに今あることに感謝し、それを一つひとつ受け止めて、全力で臨んでいくだけ。もちろん、努力することも大事です。努力したことは、裏切らないと思うので。とにかくひたすら努力し続ける。
とくに、バレエダンサーという職業は、安定しているわけではないですし、私自身、明日どうなるかもわからない。極端な話、明日死ぬかもしれないですしね。
だからこそ、今楽しんで、精一杯がんばって…っていうことが、最上の未来をつくるんだって信じてやり続けるしかない。つねに全力です(笑)。

――つねに全力…。それが舞台の上での素晴らしいパフォーマンスにつながっているのですね。今回、いろいろとお話を伺って、改めて多くの観客を魅了し続けてきた理由がわかりました。最後に、FYTTE読者にメッセージをお願いします!

ダイエットは、一朝一夕ですぐに効果が出るものではありませんが、日々の積み重ねや心がけのひとつひとつが、どんどん実を結ぶものだと思います。
決して特別なことではなく、どんな人でもできることだと思うので、すぐに結果を求めようと焦らずに、少しずつ、できることからやっていくというのがいいのではないか、と。

とはいえ、やせていることだけがいいというわけではなく、私は「心の芯がある人」を美しいと思います。踊りと同じで(笑)、心身ともに軸がズレていない人。
ですので、焦らずにコツコツと、実を結ぶものだと信じてがんばってくださいね!

上野水香さんの美ボディの秘訣<生活習慣編>

  1. 肩や背中のこり、お腹の張りには中山式押圧器!
  2. 違和感は気がついたときに解消
  3. 目の前にあることに全力でとり組む
  4. 日々の積み重ねや心がけのひとつひとつが実を結ぶ、と考える
  5. 踊りも心も軸がズレないようにすること

上野水香(うえの・みずか) profile
5歳よりバレエを始める。1989年埼玉全国舞踊コンクール、ジュニアの部第1位。93年、15歳でローザンヌ国際バレエコンクールにてスカラシップ賞を受賞した後、モナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミーに2年間留学。主席で卒業後、帰国し、古典全幕作品やローラン・プティ作品に数々主演。2004年、東京バレエ団に入団。『ドン・キホーテ』キトリ、『白鳥の湖』オデット/オディール、『眠れる森の美女』オーロラ姫、『ラ・バヤデール』ニキヤ、『ジゼル』ジゼルなど、数々の作品で主演。故モーリス・ベジャールの名作『ボレロ』では、日本人女性でただひとり“メロディ”を踊ることを許されたダンサーとしても知られる。著書に『上野水香―バレリーナ・スピリット』『MIZUKA バレリーナ上野水香のすべて』(ともに新書館)などがある。

撮影/松橋晶子 取材・撮影協力/チャイコフスキー記念東京バレエ団 取材・文/FYTTE編集部

 

次は浅田真央さんの生活習慣をご紹介!

 

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