バストのボリュームの悩みは尽きませんが、年を重ねると出てくるのは、胸が重力に負けて垂れてきてしまうという問題です。バストアップのための工夫をしても、変化していくのは避けられないところも。医学的に見ると、バストの形にマイナスになる要因は5つほどあるようです。美胸を考えるうえで参考とするとよいかもしれません。
Contents 目次
バストアップを邪魔するのは?
美胸を保ちたいと考えるときに、胸が下に垂れてきてしまうのは、できるだけ避けたいところ。食べ物や運動の工夫、サプリメント、ナイトブラなど、バストアップのために役立つ情報も多く紹介されていますから、実践している人もいるかもしれません。こうした胸が下に垂れてしまう現象は、医学的に美容整形外科の分野において重要なテーマとして研究されているようです。
美容整形外科の医学誌において、米国の研究グループなどが、胸が下に垂れてしまう原因について報告しています。肥満度を示すBMI、胸の重さ、喫煙歴、育児歴などを調べて、胸の変化との関連が分析されています。どのような原因が考えられるのでしょう?
体重などが関係
報告を見ると関係するのは5つの要素です。BMIのほか、胸の重さ、妊娠の回数が関係。さらに、体重の減少や喫煙も関係している可能性があるようです。ある研究によると、特に関連が深かったのは胸の重さだと説明しています。胸が大きい人ほど、胸が下に垂れ下がる可能性が高くなっていました。
一方で、母乳をあげたことがあるかどうか、妊娠中に体重が増えたか、上半身の運動をしているかどうかは、あまり関係がないと指摘しています。喫煙の有無は、関係するとする報告がある一方、無関係とする報告も。バストアップを目指すならば、体重の管理などに日常的に対処できるポイントがありそうです。
<参考文献>
Rinker B, Veneracion M, Walsh CP. Breast ptosis: causes and cure. Ann Plast Surg. 2010;64(5):579–584. doi:10.1097/SAP.0b013e3181c39377
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20354434/
Plast Reconstr Surg Glob Open. 2016 Sep; 4(9 Suppl): 235-235.Published online 2016 Sep 16.doi:10.1097/01.GOX.0000503216.81303.d4
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5147386/