仕事に出かけるときや近所に買いものに行くときなど、どこに行くにもマスクが必須となりました。マスクをすると表情が乏しく見えがちですが、シチュエーションに合わせたポイントメイクを覚えれば、マスクをしていても好印象に見せることができるそう。コスメコンシェルジュの牧内夕子さんに教えていただく“マスクに映えるポイントメイクのコツ”、今回は「お仕事編」です! ぜひ毎日のメイクで試してみてくださいね。
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いつものメイクでマスクをすると怖そうに見える?!
マスクをしていると、つけている側は顔が隠れているからと、つい安心してしまいがち。けれども口もとが隠れるぶん表情が乏しくなり、はたから見ると険しい印象に見えてしまうことも。
また、見えている目もとの印象が重要になるため、メイクの仕方や色選びによってはメイクが濃く見えたり、疲れたように見えたりします。そこで、今回はオフィスでマスクをしていても好印象になれるメイク方法をご紹介します。
お仕事シーンに似合うマスクメイク
オフィスで仕事をしているときのマスクメイクです。マスクをしていてもきちんと感があり洗練されたイメージで仕上げましょう!
【仕上がりイメージ】
眉――ぼやけた眉毛はNG! 知的な平行眉に
ぼやけた眉だと目もと全体の印象が、あか抜けない感じになってしまうので、アイブロウペンシルを使って眉のラインを描きましょう。眉山はカーブをつけすぎず、眉下のラインを平行に描くと、知的で落ち着いた印象になります。
眉頭から鼻すじの両わきに向かってノーズシャドウをつけます。マスクをつけると平面的に見えがちですが、ノーズシャドウの効果で鼻すじに立体感が出ます。
【眉毛の形とノーズシャドウの仕上がり】
目もと――明るめのカラーで目もとを暗くしすぎない
・アイカラー
アイカラーは暗い色をのせてしまうと疲れて見えてしまうので、いつもよりも明るめのカラーを使いましょう。肌なじみのよいベージュブラウンなら、まぶたに適度に陰影がつき、暗くなりすぎないのでおすすめです。
写真は3つとも、ベージュブラウン系のカラーです。左側はグレー味のあるブラウン、まん中はベージュブラウン、右側はやや赤みのあるブラウンです。
自分の肌色や顔立ちによって似合う色、使いやすいを選んでみてくださいね。
「仕上がりイメージ」で使用しているのは、まん中の色味です。
・アイライン
リキッドタイプのアイライナーでまつ毛のすき間を埋めるようにして、まつ毛の生え際が濃く見えるようにラインを描きます。色はブラックよりもブラウンのほうが肌色から浮きにくいのでおすすめです。
目尻の部分は長めに引いてしまうとアイラインが強調されすぎ、不自然になってしまいます。まぶたの形に沿って自然に力を抜くようにして短めに引くと、バランスよく横顔もきれいに見えます。
・マスカラ
カラーマスカラでまつ毛に色のニュアンスをプラスすると、目もとの印象に深みが増します。黒に近いグリーンやブルーなどは、色が浮きすぎることなく使いやすいと思います。まぶたではなくまつ毛で色を楽しんでみるのも、マスクだからこそ映えるメイクなので、ぜひトライしてみてくださいね。
下の写真はグリーンのカラーマスカラです。
チーク――クリームチークをほほの高い位置に
チークは密着感の高いクリームチークをごく薄くなじませます。ふだんのチークの位置だとマスクに隠れてしまうので、目の下からほほ骨の上を中心に、いつもより高い位置にごく薄くなじませます。
【チークをなじませる位置】
色味をほとんど感じさせない程度に薄くなじませたほうが、自分の肌そのもののように自然な血色感に見えます。
リップ――濃いリップをティッシュオフして赤みを残す
食事のときなどマスクを外す場面で、リップだけ色がついていないと不自然に見えてしまいます。リップにも自然な赤みをのせておきたいですね。
濃い色のリップを唇にしっかりと塗ってから、色がつかなくなるまでやさしくティッシュオフします。こうすればリップの赤みは唇に残りますが、マスクにはリップがつきにくくなります。
いかがでしょうか。お仕事のときは、やわらかななかにもキリッとした雰囲気が漂うマスクメイクを心がけたいですね。
次回はご近所シーンにふさわしいマスクメイクのコツをお届けします!