スリムになりたい、と思ってダイエットをがんばっても「体重が軽い=やせて見える」ではありません。ボディラインをキレイに見せるには、体の細見えパーツを引き締めるだけで細くなくてもスタイルがよく見える、以前よりすっきりした印象に見せることができます。
今回はエステティシャンである筆者が「あれ?やせた?」と思わせる細見えパーツケアについてご紹介します。
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「やせた?」と思わせる細見えパーツケア
【デコルテ】
デコルテがむくんでいたり、余分な脂肪がついて鎖骨が隠れていませんか? 鎖骨がキレイに見えるデコルテは女性らしさはもちろん、細見えポイント部分です。
デコルテは鎖骨やわきのリンパとつながっています。日々の姿勢や重い頭を支え、肩周りの筋肉がこりかたまり、血流が悪くなることで老廃物や脂肪がたまりやすくなります。
日ごろからデコルテマッサージで老廃物を流すことでむくみを解消し、すっきりさせましょう。
(1)指の関節を使いながら、鎖骨の下を内側から外側に向かって10回流します。逆側も同じようにくり返します。
(2)わきと肩、胸がつながる部分にくぼみがあります。そこを約30秒もみほぐします。逆側も同じようにくり返します。
(3)わきに手を入れて約30秒もみほぐします。逆側も同じようにくり返します。
(4)肩のつけ根から耳下腺に向かって、少し圧をかけながら肩の筋肉をほぐすように約10回流します。逆側も同じようにくり返します。
(5)人さし指、中指、薬指を耳下腺におき、首すじを通り、鎖骨に向かって約10回流します。
【フェイスライン】
体はぽっちゃりしていても、フェイスラインがシュッとしているだけでやせて見えることがあります。
血流やリンパの流れが悪いと老廃物が蓄積し、フェイスラインがモタっとします。さらに表情筋が衰えて引き締まりがなくなると、たるみが目立ち、より顔が大きく見えてしまう原因になります。
顔やせしたように見せるためには、フェイスラインの血流やリンパの流れをよくし、むくみをすっきりさせ、表情筋を引き締めるようにフェイスマッサージを行いましょう。
(1)写真のようにあご裏に親指、口の下に人さし指をおいて、耳下腺に向かって約20回流します。
(2)かみ合わせ周辺にある筋肉を人さし指と中指の関節を使ってグリグリと約30秒ほぐしましょう。
(3)指の関節を使いながら、あご裏~耳下腺、口角~かみ合わせ、小鼻からこめかみへと流します。これを5セットくり返します。
(4)耳のつけ根部分を上下に往復するように流します。
【足首】
意外と目立つのが足首ですよね。足首は座りっぱなしや立ちっぱなしによるむくみや、冷え、運動不足による筋肉の低下によって太く見えてしまいます。足首を細くするためには、足首を動かし、老廃物を流すことがポイントです。
(1)イスに浅く腰をかけて、姿勢をまっすぐにします。かかとを上げ、下げ、つま先を上げ、下げを約30回くり返します。
(2)片脚をうしろに引き、アキレス腱を伸ばして約5秒間ストレッチをします。逆の脚も同じようアキレス腱を伸ばして約5秒間ストレッチをします。
(3)足首を右に回し、左に回すを約1分行います。逆の足首も同じようにくり返します。
(4)かかとから延長線上にある骨の両サイドを親指と人さし指でつかみ、足首を前後に約1分動かします。逆の足首も同じようにくり返します。
(5)(4)の指でつかんだまま、足首からふくらはぎに向かって約10回流します。逆の足首も同じように行います。
【ひざ周り】
ひざ周りがモタっとしているとなんだか足が太く見えてしまいますよね。すっきりしたひざ周りに見せるには、脚のむくみを流し、太ももの筋肉を引き締めることがポイント。
(1)ひざの下中央に親指をおき、ゆっくりとひざ、太ももを通り、つけ根に向かって約10回流しましょう。
(2)(1)の手のまま、ひざ周りをクロスを描くように約30秒流します。
(3)指の関節を使いながら、ひざの内側と外側をはさみ約30秒もみほぐします。
(4)イスに深く腰をかけて、腹筋を引き締め、脚をまっすぐ伸ばし、持ち上げて10秒キープを10セットくり返します。
日ごろから規則正しい生活、睡眠をとる、水分をとり排出する、間食を控えるなど太りにくいように意識することも大切です。
細見えする場所の血液やリンパの流れを改善し、老廃物を流すことで「あれ?やせた?」と思わせることもできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。