常にマスクをしている生活に慣れると、きっちりとキメすぎたヘアスタイルが、なんだかアンバランスに見えてしまうものですよね。だからと言って、スーパーさえも気軽に出かけられないほど髪がボサボサでは、困りますよね。そこで今回は、美容師の木村旭宏さんが、すぐさま出掛けられるヘアスタイルが簡単に作れる方法を教えていただきました。
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ステップ<1>髪をしっかり濡らすこと
まずはどんなに面倒であっても、髪の毛を地肌から毛先までしっかりと濡らしてください。地肌からしっかりと濡らすことで、変についたクセもとれますので、ブローもとっても簡単になります。しっかり濡らしたあとは、少しでもブロー時間を短縮するために、水分を多くとるタオルを使うのが望ましいです。
「美容師さんが考えた髪のためのタオル」は、ドライヤーの時間を大幅に短縮できて、とっても便利ですよ。
水分をとった髪には、ヘアオイルをつけましょう。
ヘアオイルを使うと、髪のコンディションを整えて、ドライヤーからの熱から守ってくれますし、仕上がりもグッと変わります。
おすすめは「ダイアンボヌール・シグネチャーオイル」。ベタつきがなく、洗髪後の濡れた髪に適したオイルです。ブルージャスミンのいい香りが、ブロー後にもほのかに残りますよ。
ステップ<2>前髪には仕込みをする
印象を左右する前髪はとても重要。でも、面倒くさいことはとにかくカットしたいですよね! そこで、前髪にちょっとした“仕込み”をしておくことで、セットが簡単にできます。その仕込みに使うのが「くるんっと前髪カーラー」。
マジックテープ状のカーラーがふたつに分かれていて、髪の毛をはさみながら巻きつけて使います。
つけるときのポイントは、前髪を流す向きとは逆側で巻くこと。右に流したい場合は、顔の右側から巻くのではなく、左側から巻いてみて下さい。ここに前髪をとってつけて乾かすと、やわらかくキレイなカールができますよ。
ステップ<3>オイルを使って毛束感を出す
ドライヤーの風を下から上へ送るように、地肌から全頭をしっかり乾かし、前髪カールをはずしたら、またまたオイルの出番です。
使うオイルは先ほどのものでもよいですが、オイルは種類によって用途が変わってきますので、仕上げに向いたヘアオイルを使うのがおすすめです。
おすすめは 「N .ポリッシュオイル」。手のひらに適量とり、なじませてから毛先を軽くさわるようにしてつけていきます。
そのあと、髪の毛を少しずつ毛束にするようにしながら、オイルのついた指でオイルをよりなじませるようにつけて、毛束感を出します。
毛束を作る量や箇所は、ざっくりしていてかまいません。いわゆる“テキトー”で十分です。
前髪は表面だけを少しつまんで、毛束を作ってなじませるようにつけると、よりキレイに仕上がります。たったこれだけで、動きのある雰囲気のいい仕上がりになりますよ。
ぜひやってみてくださいね。
文/高田空人衣