まったく同じアイテムを持っている人とすれ違ったとき、とっても素敵に見える人がいることもあれば、逆の場合もあったりしませんか? こういった差というのは、着ている人の容姿の差だけではありません。素敵に見えるのは、れっきとした理由があるんです。その秘密をスタイリストの筆者がお伝えいたします。
Contents 目次
決定的な違いその1「色使い」
決定的な違いのひとつは「色使い」です。
素敵に見えるためには、第一に色数をしぼりこむことがポイントなんです。
色数が少なければ少ないほど、元々の容姿が際立ちやすくなります。
そのため3色、多くても4色にしぼりこむと、容姿のコンプレックスをカバーしつつ、素敵に見せることができるんですよ。
色数をしぼりこんだら、あとは色量のバランスがポイントです。
例として、メインカラーの1色を決めたら、そのカラーより少し分量少なめにサブカラー1色を使ったアイテムを。残りの1色は、メインカラーもしくはサブカラーに寄った色使いのアイテムを選ぶとよいです。
色数を4色使う場合は、3色のうち2色と同色が含まれたアイテムを選ぶと、素敵に見えますよ。
決定的な違いその2「柄使い」
決定的な違いのふたつめは「柄使い」です。
すてきに見えるためには、柄もののアイテムにさらに柄ものを合わせることは、極力避けるのがポイント。
柄もののアイテムをミックスしたコーディネートは、それなりのセンスとそれを着こなすための容姿が必要になります。
そういわれると、柄って難しいと思われがち。ですが、じつは柄ものってコンプレックスを隠し、アイテムひとつで洗練されたファッションに見せることができる、最強アイテムでもあるんです。
色使い編でも少しふれましたが、色数が少なければ少ないほど容姿が際立つのは柄ものでも同じ。無地でまとめればまとめるほど、元の容姿が際立ちます。ですから、柄ものを着て素敵に見せることは、全身無地のコーディネートより難易度が低いんです。
素敵に見えるコツとして、柄ものはひとつにしぼりこむのが必須条件。柄アイテムに使っている色を他のアイテムにとり入れることで、素敵に見えますよ。
決定的な違いその3「末端」
ファッションを素敵に見せられる人の決定的な違い、ラストは「末端」です。
素敵に見える人は、末端が整っていることがポイントなんです。
末端とは、コーディネートでいうなら「靴」。
靴は着こなしの方向性を決める最重要ポイント。そのため、全身を見たときに靴が合っていなければ素敵には見えないのです。
高い安いというのは関係ありません。服に合っているかをよく見て選んでください。
それから、髪や爪というのも素敵に見えるかどうかに差がつく重要な末端です。とくに髪は、年齢を重ねれば重ねるほどその差が開きます。
服を買う頻度よりも美容院に行く頻度を増やし、常に美しい髪をキープしてみて。
また、手は人の目につくのに、顔のように念入りなお手入れをしている人は少ないですよね。だからこそ手もとの威力は絶大です。
お手入れされていない手に高い指輪をするよりも、ネイルが施されたり手入れの行き届いた手のほうがずっと素敵に見えますよ。
- 素敵に見える、見えないのボーダーライン。これからのファッションにぜひ役立ててくださいね。