もともとの骨格から顔が小さいモデルや女優さんに少しでも近づきたい! そんな想いをもつ女性は少なくありませんよね。ですが、やみくもに小顔メイクを試すより、自分の骨格に合うシェーディングや、眉の描き方をするほうが断然にナチュラルに小顔見せを叶えることができますよ。ヘアメイクアーティストの高倉里美さんが教えるメイクテクニックを参考にしてみてくださいね。
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つける場所はこう見極める!
まず押さえておきたいのは、小顔メイクには欠かせない“シェーディング”。
ですが、何度やってもうまくできない、入れ方がわからない…そんな人はいませんか? シェーディングを入れたメイク後の顔が、バシっとキマるかどうかは“入れる場所次第”と高倉さん。
今回は、メイク本では決してわからない、自分の顔に合うシェーディングの入れ方を教えていただきました。自分の顔を使って、つける場所を見極めていきましょう!
シェーディングに使うのは自分の指! 親指、人さし指、中指の3本の指を使い、あごの骨を手のひらと3本の指全体を使ってさわります。ひじをつくポーズのイメージで行うと〇。
このポーズをしたときに、“指がふれている部分”にシェーディングをします。
シェーディングは、なくしたい場所ではなく、自分の骨格にあった場所に入れてあげることが大切なんです。この場所にシェーディングを入れると、ナチュラルだけど確実にすっきり見えます。
今までシェーディングを入れた顔が、なんだかお疲れ顔に見えていた…そんな悩みも、この場所に入れるだけで即解消です。
小顔見えにおすすめのシェーディングパウダー
シェーディングを入れる場所がわかり、次はシェーディングの色選び、アイテム選びを間違えなければ、もう攻略したも同然!
パウダータイプなら、「ローラメルシエ キャンドルグロウ パーフェクティング パウダー」がおすすめ。
パウダーがとても細かく、肌に溶けるようになじむので、ほどよくうるおい感があり、肌質がふわっと明るく見えます。
見た目は暗めの色ですが、肌なじみがよいので慣れていない人でも、いかにも“シェーディングをしています感”が出過ぎないので、おすすめです。
暗めのファンデ使いでシェーディング効果を
使うコスメをできるだけ増やしたくない! そんな人は、ファンデーションの使い方をちょっと変えるだけで、シェーディング効果を得られます。
ふだんリキッド、またはクリームファンデーションを使っている人は、いつも使っている色よりワントーン、またはツートーンほど暗めの色を使ってみてください。パウダータイプに比べて、よりツヤ肌に仕上がるので、乾燥している時期や、ツヤ肌にしたい人にはこのやり方が向いています。
ちなみに、クリームファンデーション、またはリキッドファンデーションのあとにお粉をつけると、フワッとした仕上がりになりますよ。
トレンド眉をとり入れる前に骨格を重視
“眉は顔の額縁”なんて言われてますが、今自分がやっている眉の描き方に自信はありますか? 眉にもトレンドがありますが、「まずは自分の骨格に合った眉を描けるようになってから、流行りの眉をほんの少しとり入れてあげると、整った顔立ちに見えます」と高倉さん。
そこで、顔型別に小顔&整った顔立ちに見える眉の描き方を教えていただきました。
メイクは余白がないほうが小顔に見える
そもそもメイクって、余白がないほうが小顔に見えるんです。
余白が少なくすっきりとした雰囲気に見せることで、バランスのよい顔に見せられるため、結果的に小顔に見え、顔立ちが整って見えるんですよ。これらを踏まえて、眉を描いてあげることが望ましいです。
顔型別、プロが教える眉描きの成功法則
今回挙げる顔の形のタイプは、
卵型・面長タイプと、逆三角形・ホームベース型タイプ。
眉毛を描くときに大切なポイントは、眉頭と眉全体のバランス。
〇顔型が「卵型」「面長」タイプの人
顔型が卵型・面長タイプの人は、眉を描くときに眉頭の角をほんの少し残すイメージで描きます。眉毛全体のバランスはストレートぎみに。丸く描かないように注意しましょう。
〇顔型が「逆三角形」「ホームベース型」の人
顔型が逆三角形・ホームベース型の人は、眉頭にほんのり丸みをつけて角は残さないように書いて。全体のバランスも丸みを意識して描くのがコツ。
顔に丸みのある卵型・面長タイプなら眉の形はストレート、線がハッキリとした逆三角形・ホームベース型タイプなら眉の形は丸みをつけるなど、自分の骨格と逆のタイプにすることで整った顔立ちに見せることができます。
これらに+αして、おでこの形も活かすとなおよし。
おでこが広めの場合は、前髪を下ろしてカバーし、狭い場合は、思いきっておでこを出すと小顔に見えますよ。
高倉さんおすすめの眉アイテム
「SUSIE N.Y(スージーニューヨーク)」
これは、通常のアイブロウペンシルより超極細のペンシル。毛を作りだすような感覚で、眉毛を1本1本描きたせることから、メイク初心者にもおすすめです。
「&be」
こちらは、消えにくいリキッドアイブロウ。薄づきなので、重ねづけしながら濃淡を作ることができるため、立体的な眉毛が表現しやすいです。地眉が薄い、もしくはないという人にもおすすめです。
自分の骨格に合うメイクは、一生もののメイクテクになりますよ。ぜひ、参考にしてみて下さい。
イラスト/茅根美代子 取材・文/高田空人衣