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まぶたの上の筋肉を鍛えて、おめめパッチリ、気持ちスッキリ!~鳥山式美顔ボイトレで内側から輝く自分にvol.3~
“美声も美顔も手に入る”と話題の鳥山真翔先生による「美顔ボイトレ」。Vol.1、vol.2では、美しい発声には欠かせない「鼻腔共鳴」のことと、鼻腔共鳴には2つの表情筋―「口角挙筋」と「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」が超~大切であること、そして「口角挙筋」の鍛え方をお伝えしました。今回はまぶたの上にある筋肉、「上眼瞼挙筋」についてのお話です。声とまぶたの筋肉ってどう関係があるの? 気になった人は、いざチェック!
Contents 目次
前回までの内容は、記事の最後にある「関連記事」からご覧になれます。
鼻腔共鳴に超重要!「上眼瞼挙筋」とは
目の奥の空洞で共鳴させる「鳥山式美顔ボイトレ」では瞼(まぶた)を上げる筋肉、「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」も重要です。
「目の奥の空洞?」と疑問に思った人は、試しに、力のない目をして鼻呼吸して、次に目を見開いて鼻呼吸してみてください。どちらがよりスムーズに呼吸できるでしょうか。目を見開いたほうが、深く大きな呼吸ができたのでは? このときに涼しさを感じた、目の奥の部分が鼻腔です。上眼瞼挙筋を使って目をしっかり開いたほうが、鼻腔がより開いて、声が共鳴しやすくなるというわけです。
それでは上眼瞼挙筋を鍛えていきましょう!
【上眼瞼挙筋を鍛えるエクササイズ】
1、おでこにシワが寄らないように、眉毛を片方ずつ上げる
※難しい場合は上げないほうの眉を指で押さえてもOK
※鼻呼吸は止めないように!
2、眼球回し
(1)眼球を上下左右、斜めに動かす
(2)右回り、左回りと、それぞれ1回ずつ眼球を回す
(3)10秒ほど、目を休ませる
発声に欠かせない「腹式呼吸」について
人は横隔膜の運動により、1日2万回の呼吸を行います。この横隔膜が胸部にアプローチするのが胸式呼吸で、腹部にアプローチするのが腹式呼吸です。
このうち発声に関わってくるのが腹式呼吸。コーラスのレッスンなどで「お腹から声を出して!」と指導されたことがある人は多いと思います。お腹から声は出ませんが、腹式呼吸でとり込んだ息を使い、鼻腔で共鳴させて発声するのが◎
ではなぜ、発声には「胸式」より「腹式」がよいのでしょうか。次の2つを試してみましょう。
1胸式で吸って(胸に息を入れるイメージ)、息を止める
2腹式で吸って(お腹に息を入れるイメージ)、息を止める
※姿勢を正して行いましょう。
実践してみると、1は、胸から首にかけて力が入り、のどのまわりがかたくなります。一方、2のほうは、のどまわりの筋肉に力が入らず、やわらかいままではないでしょうか。このように声帯を圧迫するリスクを軽減してくれるため、発声には腹式呼吸が正解なのです。
【今日のおすすめエクササイズ動画】
「今回ご紹介するトレーニングでは、呼吸に不可欠な肺を保つための腹筋が鍛えられるだけでなく、喉の筋肉も鍛えられるので、最近痰が絡みやすくなった人、食事のときにむせやすくなった人にも有効です♫ 最初は高い声が出なくても恐れずに、勢いよく、『ふんふん』と声を出してみましょう♫ 知らぬ間にできるようになってきます♫ “目で呼吸する”感じもつかみやすいと思いますよ。
部屋の中でイスに座ってできますから、ぜひ試してみてくださいね!」(鳥山先生)
動画「たった1分で腹式呼吸に必要な筋トレができる動画」
マンガ/藤井昌子 取材・文/内藤真左子
参考書籍
『美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる』(祥伝社)
※オンラインレッスンについては、「鳥山真翔公式ホームページ」をご覧ください。
※「美顔ボイトレ」DVDもTEICHIKU RECORDSより9月16日に発売されます!
『美顔ボイトレ ~声を出すたび美しく~』(3,000円/税込)