気温の低下とともに乾燥が気になる季節がやってきましたね。今冬は寒いとも言われているので、防寒対策とともに肌の乾燥対策も意識しましょう。今回はエステティシャンである筆者が行っている保湿ケアやコスメについていきます。
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ひざ・すね・ひじがカサカサする要因
気温の低下や湿度の低下によって、乾燥した空気に肌の水分が奪われやすくなることで肌の乾燥を感じやすくなります。
顔や手先や足裏はもちろん、ふだんあまり感じない、ひざ、すね、ひじなどまで乾燥しやすくなります。さらに、寒い季節は暖かい素材や機能性の衣類やタイツなどを着用する機会が増えることで、衣類の繊維摩擦によってより肌の乾燥が加速し、かゆみや粉ふきを感じやすくなります。
乾燥によるかゆみや粉ふきしない肌を作るためには日々の保湿ケアを行うことが大切です。
保湿ケアと言ってもミルクやクリーム、オイル…いったいどれがよいの?
保湿ケアアイテムもたくさんの種類やテクスチャーのものがあり、保湿力や使用感もさまざまで、どれを選べばよいのかわからない…という人も多いのではないでしょうか。
タイプ別で言えば、クリーム、オイル、ミルク、ジェル、ミストタイプのものが一般的です。
特にクリームとオイルは油分が多く、ジェルやミストタイプは水分が多く、中間にミルクといったそれぞれの特徴があります。
肌の乾燥度合いの目安は、
・毎日ではないけど、ときどき乾燥を感じる場合→軽度
・同じ場所の乾燥やかゆみをくり返す場合→中度
・粉っぽさを感じる場合→中度
・皮がめくれたり、粉が吹く、炎症のような場合→重度
というような感じです。
保湿ケアアイテムのタイプと乾燥度合いのバランスで言えば、
・毎日ではないけど、ときどき乾燥を感じる「軽度」の場合は、
→ジェルまたは、ミストタイプで水分量を高める、寝る前にミルクをプラスするとなおよい。
・同じ場所の乾燥やかゆみをくり返す、粉っぽさを感じる「中度」の場合は、
→ミストもしくはジェルタイプで水分を高めたあと、ミルクで油分量を高める。
・皮がめくれたり、粉が吹く、炎症のような「重度」の場合は、
→ミストやジェルタイプで水分を高めたあと、ミルクとクリームを重ねてWで油分を補うのがおすすめ。
肌状態によって、保湿ケアアイテムのタイプを組み合わせることで足りないものを補えて乾燥対策や保湿効果がパワーアップします。
エステティシャンおすすめのお守りコスメと活用法
【ヴェレダ イブニングプリズムローズ ボディミルク(全身用乳液)】
ヴェレダの商品は、植物原料をもとに作られていて、約75%はオーガニックもしくはバイオダイナミック農法で育てられたものや認められた方法で採集された野生植物を使っているというこだわり。
人気商品でもあるボディミルクは、こっくりとした濃厚なミルクタイプで、手で広げていくうちにあっという間に浸透します。しっとりとしていますが、ベタベタするほどの不快感はありません。
すねやひざ、ひじ周りなど衣類摩擦が起きやすい部分に、お風呂上がりや朝の衣類を着る前に塗ると、肌がしっとりして乾燥から肌を守ってくれます。
私は直営店、オンライン限定のイブニングプリズムローズ を愛用中なのですが、甘さやスイート感のない、上品でクールなローズを直接かいだような香りです。
ほかにも、ざくろ、シトラス、ワイルドローズ、ヒッポファンフルーティ、アーモンドなどの香りもあるので、好みの香りを選ぶのもよいですね。
【ヴェレダ オイル】
こちらも定番人気商品のオイルは、それぞれ植物の香りが濃厚で、しっとりと肌を包みこんでくれるようなテクスチャーです。
お風呂上がりにすねやひざ、ひじ周りなど衣類摩擦が起きやすい部分にたっぷり塗っておくと朝には肌がしっとりしていること、洗顔後、顔に塗ってやさしくマッサージすると保湿しながら表情筋をほぐして香りとともにリラックスできます。また、スタイリング剤として毛先につけて乾燥パサつき対策にもよいです。
私は、フルーティさとスパイシーさのある香りでうるおいとハリを与えるざくろとアーモンド油とゴマ油をブレンドした保湿とリラックス効果のあるラベンダーを愛用中ですが、ほかにも、シトラス、ワイルドローズ、ヒッポファンフルーティ、イブニングプリズムローズ、アルニカ、マザーズ、カレンドラ、ホワイトバーチなどの香りもあるので、好みの香りや質感を選ぶのもよいですね。
【牛乳石鹸 赤箱ビューティクリーム】
一度は使ったことがあるという人も多い牛乳石鹸から、赤箱ビューティクリームが登場し、SNSなどでも話題になっています。
ミルクバターやスクワランを配合したクリームはしっとりなのにさらっとしていてベタつかないテクスチャー。
ローズ調のやさしい香りが広がって、安心感のあるビューティクリームです。
すねやひざ、ひじ周りなど体全体はもちろん、顔にも使えるので、これ1個あるだけで全身保湿ができます。持ち運びしやすい手のひらサイズなので、外出先でサッとひざやひじ、ハンドケアとしても活用できます。
肌の乾燥状態に合わせて、保湿ケアアイテムのタイプや塗り方を組み合わせてみて、乾燥やかゆみ、粉ふきしない肌作りの参考にしてみてくださいね。