日に日に寒さが厳しくなり、厚手のアウターが必要な日も増えてきましたね。気温の低下と空気の乾燥が進むこの時期は、肌の調子を見ながら、うるおいケアを調節してあげましょう! 肌にうるおいを重ね着するイメージで、乾燥から肌を守り、ハリつや肌で過ごすための方法をお伝えします。
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寒さへの対応と同じように肌にも「重ね着」を
今回は、肌の保湿ケアの大切さを、洋服の重ね着に例えてお伝えしていきたいと思います。
寒いのに薄着の洋服で過ごしてしまうと、体が冷えて体調を崩してしまいますね。冬の寒さが厳しくなるほど、重ね着をしたり、厚手のアウターに切り替えたりして、体の熱を逃さないように工夫していると思います。
肌も同じように、寒さや乾燥が厳しくなればなるほど、肌のうるおいを守る力が低下しやすくなり、調子を崩しやすくなってしまいます。
冷たい風にさらされると肌の水分が奪われ、まるで紙をさわっているかのように、カサカサの感触になってしまうことも。
また、常に外気にさらされている顔の肌は、寒さで冷えやすく、血行不良になってしまいます。すると、張りが失われて、しぼんだように元気のない肌印象になるのです。
本格的な冬に向かうこの時期に、肌の調子に変化を感じたら、保湿ケアをしっかりとしてあげるのが大切です!
【ステップ1】 基本の保湿ケアはやさしくていねいに
肌をしっかりと保湿しようと、たっぷりの化粧水をつけたのに、肌になかなかなじまない、ということはありませんか?
鉢植えの植物に水やりをするときをイメージしてみてください。一気にたっぷりのお水を注いでしまうと、土が吸収しきれずに、鉢から水があふれてしまいます。肌も同じように、たくさんの水分を一気に与えるよりも、何度かに分けたほうが、肌にスムーズになじむのです。
そして、水分をたっぷり与えても、そのままにしておくとどんどん蒸発してしまいます。花瓶の中のお水も、そのままにしておくと中身が減って、花がしおれてしまいますよね。肌に水分を与えたら、ふたの役割となる油分を与えることが必要です。
油分は、乳液やクリームに多く含まれています。化粧水のあとに、水分と油分がバランスよく含まれた乳液を使うことで、肌のうるおいを守ることができますよ。
毎日の基本となる保湿ケアは、肌に必要な水分と油分を与えてあげること。化粧水と乳液のシンプルなステップですが、それぞれをていねいにつけることで、肌のしっとり感が格段に変わってきます。
●化粧水のつけ方
手のひらでつける場合は、手のひら全体をぬらすように化粧水を広げ、やさしく肌をおさえるようにしてなじませます。ほお、ひたい、あご、フェイスラインなど場所をスライドさせながらハンドプレスし、化粧水が手と肌の間ですべらなくなるまでなじませましょう。
コットンでつける場合は、化粧水をしっかりと含ませて、肌をこすらないように気をつけます。
コットンで肌をやさしくおさえるようにすると、まんべんなくつけることができます。
●乳液のつけ方
化粧水のつけ方と同じようにして、手のひらで肌にやさしくなじませます。
特に乾燥しやすい部分である、ほおや目もと、マスク荒れしやすい口もとは、乳液を重ねづけしてあげましょう。部分的に重ねづけすることで、肌全体が均一にうるおいます。
肌にうるおいが満たされたというサインは、手のひらに肌が吸いつくような感触が出てきたときです。足りないときは、量を少しずつ足してなじませてみてくださいね。
【ステップ2】 インナーウエア代わりにブースター美容液をプラス
寒い日に、洋服の下にインナーウエアを1枚プラスすると、ポカポカと温まりますよね。
基本の保湿ケアをしていても、肌が乾燥するときや、もっとしっかりとしたうるおい対策をしたいときは、さらにブースター美容液をプラスして、うるおいの重ね着を1枚増やしましょう!
洗顔後の肌につけるブースター美容液は、肌にうるおいの通り道を作って、あとから使う化粧水や乳液の浸透を助ける効果があります。
いつもの化粧水がなじみにくいな、と感じたときは、先にブースター美容液を使うことで、スムーズになじむようになります。また、重ね使いをすることで、肌のうるおい感がアップして、もちもちとした弾力のある肌になりますよ。
【ステップ3】 厚手アウター代わりにクリームをプラス
極寒の日に、冷たい風から体を守ってくれるのが、ダウンなどの厚手アウターです。寒さや空気の乾燥が厳しいときは、肌にも厚手アウターの役割となるクリームを追加してあげましょう!
体が冷えていると、顔の肌も血行が悪くなります。すると肌の細胞に栄養が行き渡らず、乾燥しやすくなってしまいます。
クリームは油分を多く含むアイテムなので、肌にしっかりとふたをして、長時間うるおいをキープすることができますよ。
最近はクリームといっても、ジェルタイプやホイップタイプなど、軽い感触のものから、濃厚でこっくりした感触のものまで、いろいろなタイプがありますね。
肌の乾燥度合いが強いときは、感触がやや重めでこっくりとしたタイプがおすすめです。
毎日、朝晩に使わなくても、特に乾燥が気になる日にプラスするなど、この時期はクリームを常備しておくと安心です。
天気予報みたいに肌の調子も毎日チェックしよう
毎日の気温や湿度、風の有無など、環境の変化によって、肌の調子も日々変わるもの。天気予報をチェックして、その日のコーディネートを考えるように、肌も毎日チェックして、状態に合わせたケアを行うと、調子を崩しにくくなりますよ。
水分と油分がしっかりと補給された肌は、ピンとした張り感があり、ツヤツヤした質感にみえます。
肌の張りつや感が足りないな、と感じるときは、保湿ケアを1段階アップしてみてくださいね!