2020年はマスク着用によるたるみなど、顔の老化が話題となりましたね。ふだんはマスクで隠れているからといって、何もせず放置していると、いざマスクなしの生活に戻ったときに、後悔するのは誰でもなく自分。老化のサインは敏感にキャッチして、いわゆる手遅れにならないようにしたいものですよね。そんな老化のサインですが、具体的にどんなものはスルーしてはいけないの? 現役エステティシャンの鷲山夏希さんに、見逃してはならない老化のサインとおすすめのコスメを教えていただきました。
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見逃し注意!目もとの老化サイン
目もとで気をつけておきたいのは、目の下のくまや軽度のたるみ、そして目立たないレベルの小じわです。
これらは単純に年齢が関係するかと思いきや、今はスマホの使い過ぎなどによって目もとの血行が悪くなり、若い人でも注意したいところ。血行が悪くなると、必要な酸素や栄養素が行き渡らなくなり、どんどん悪化してしまいます。とくに目の周りは皮膚が薄いため、よりこのような悪影響が現れやすいのです。悪化すると、目の周辺が黒ずんで見えるようになってしまいます。
そうならないためには、やはり目もとの血行をよくすることが第一。あたたかいタオルと冷たいタオルを交互に目の上に乗せたあと、手持ちのクリームを使ってやさしくマッサージするのがおすすめです。そうはいっても、面倒くさいという人には、今話題のニードルパッチがおすすめ。
ニードルパッチは、針状のヒアルロン酸がシート状にびっしりついていて、シートを貼ることで、ゆっくりと溶けて浸透するというアイテム。
一般的には高額なので、なかなか実用性には欠けるのですが、イオンのプライベートブランド、トップバリューの「グラマティカル ヒアルロン酸 マイクロニードル」は1回分1,200円(税別)とリーズナブルなので、デイリー用スペシャルケアとして、継続して使うことができるためおすすめです。
見逃し注意! 口もとの老化サイン
口もとでとくに気をつけておきたいのは、唇の乾燥。
見落としがちですが唇も老化します。もともと唇には皮膚にある皮脂腺がなく、水分を保持する能力が低いのです。老化によって肌が乾燥しやすくなるように、唇も例外ではありません。
また、唇が薄くなるのも見逃せません。
唇が薄くなるのは口もとの筋力の低下によるもの。コロナ対策でマスクをしているので、口もとで表情を作ることが少なくなってきたなか、他人に見られないという緊張感も薄れているためケアを怠ってしまいがちです。
唇の老化をケアする方法として、簡単なのはリップクリームを使うこと。色つきではなく無色で、保湿力が高いものをこまめに塗るだけで、唇の状態はずいぶんと変わります。
おすすめは「ビーハニーワークス 越冬リップ」。
はちみつやミツロウ、ローヤルゼリーの保湿成分を、たっぷりと唇に与えることができますし、冬季限定品ということもあり、まさにこの季節にぴったりです。
見逃し注意! ほおの老化のサイン
ほおで気をつけたいのは、たるみです。
マスク着用によって、口もとと同じくほおも表情筋が衰えることから、ほお全体が下に下がることで、ほうれい線が深く、長くなってきてしまうことを、決して見逃してはいけません。
ただでさえ年齢とともに表情は低下しているのに、そこにマスク生活が足された今年は、まさにダブルパンチ! また、水分量が少ないとハリもなくなりますので、水分を補いながらエイジングケアアイテムをしっかり継続して使っていくとよいですよ。
おすすめは「バイオプログラミング スキンタイムセスフェイスクリーム」。老化細胞に直接働きかける成分が入っているため、悩みの根本改善が期待できます。
老化のサインは放置したところで、よくなるわけではありません。深刻化する前に適切なケアを行っていきましょう!
取材・文/高田空人衣