美容の大敵“冬の乾燥”は、コスメによるケアだけでなく、内側からのケアやツールを使った、サポート的なケアもとり入れるとより効果的です。そこで、どんな成分やツールを活用するとさらに保湿力を高めることができるのか、ビューティサイエンティストの岡部美代治さんに教えていただきました。
冬の乾燥もさることながら、これからやってくる季節の変わり目による肌トラブルに備え、今のうちに、内側と外側、両方のアプローチをうまく活用して、全身を乾燥から守りましょう。
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セラミドやヒアルロン酸を内側からとり入れ、うるおう力をサポート!
体の内側から保湿成分をとり入れるインナーケアも、冬の乾燥対策として効果的です。特に、うるおう力を高めるためには、肌の保水力の要である「セラミド」や、ハリや弾力に関与する「ヒアルロン酸」などを配合したサプリメントや美容ドリンクがおすすめ。味もおいしく、飲みやすいものが市販されているので、とり入れやすいですよ。
ただし、早く効果を得るためには、やはりコスメで外側から働きかけることがまずは大事。外からのケアをしっかり行い、そのうえでインナーケアをサポート役として活用するのがいいでしょう。
また、インナーケアはすぐに効果は表れないかもしれませんが、続けていくうちに、肌のうるおう力は底上げされていきます。土台が整えばスキンケアの浸透も高まり、乾燥の進行や肌トラブルの予防にもなります。
寒さからくる、血流の滞りも冬の乾燥や肌トラブルの原因に
冬の肌トラブルは、空気の乾燥だけでなく、低温によって体が冷えることも原因です。
私たちの体は血液によって、全身に酸素や栄養が運ばれていますが、体が冷えると血流が悪くなり、栄養も行き届きにくくなってしまいます。すると、肌のターンオーバーも乱れ、それが肌トラブルにもつながるのです。
冷え対策には、適度な運動やしっかり入浴するなど、体を冷やさない習慣が大事ですが、血流を整えたり、巡りをよくしたりするサプリメントなどをとり入れ、内側から働きかけることも対策のひとつです。
また、冷えて血流が悪くなった肌は、スキンケアのなじみが悪くなっているので、マッサージでこわばった筋肉をほぐし、血流を促してからスキンケアを行なうようにしましょう。ぐんと浸透力が高まりますよ。その際、美顔ローラーなどを活用するのがおすすめです。
ツールや美容家電は、自分が使いやすく、使い続けられるものを
ほかにも、加湿器やスチーマーなどを活用し、肌や髪が乾かない環境づくりも冬の保湿ケアのポイントです。
そして、何よりも大事なのは、美顔ローラーも家電もとにかく「使い続けること」。
「購入したけど、使わなくなってしまった…」というもったいない経験がある人もいるのではないでしょうか。高価で優秀なツールを購入しても、使い続けなければ意味がありません。そうならないためにも、流行等で飛びつくのではなく、自分のライフスタイルも踏まえながら、使いやすいもの、自分に合うものを吟味して選びましょう。
◆うるおい力を内側からサポートするインナーケア5選
肌のバリア機能に内側からアプローチ。飲むスキンケアでうるおう肌へ
1本に美容成分をぎゅっと凝縮。飲んで、体の中から肌の保湿力を高める
吸収しやすい高純度・低分子コラーゲンが、ハリや弾力をサポート
世界で唯一、ヒアルロン酸を作らせる機能を備えた美容ドリンク
かんきつ由来のめぐり成分を配合。血流を整えターンオーバーを後押し
◆乾燥しない環境や土台をつくる、美容ツール&家電5選
内部に水分をギュッと閉じ込め、真冬でもしっとりやわらかな髪に
化粧水ミスト機能も搭載。ダブルの保湿で、うるおいに満ちた肌に
すぐれた除菌のテクノロジーで、部屋中を衛生的に加湿
プロの手技のような深く、つまみ流す動きでハリ艶ある肌へ
カンタン&テクニックいらず。効果的なマッサージで血流も促進
取材・文/柿沼曜子