乾燥による肌のカサつき、皮めくれ、おまけに花粉や黄砂によって肌が敏感になっているなど、季節の変わり目も引き続き気になる「乾燥」。そしてこれから紫外線も強くなり、「シミ・シワ対策」も強化しなければと感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は「保湿」も「シミ・シワ」も叶えてくれる助っ人アイテム「オールインワンゲル」の選び方と使い方をエステティシャンである筆者がお教えします。
Contents 目次
「保湿」「シミ・シワ」にアプローチする「オールインワンゲル」の選び方
オールインワンゲルといえば、手軽で簡単、これひとつでスキンケアができるアイテムとして人気ですね。
ぷるんとしたゲル(またはジェル)状のテクスチャーで、主に水分でできていることが特徴で、商品にもよりますが、水やヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分、植物由来エキス、スクワランや植物オイルが配合されていて、化粧水と乳液のような役割を果たすことができます。
「保湿」を重視したい場合は、セラミド、ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、アミノ酸、グリセリン、スクワランと表記されているもの。「シミ・シワ対策」も一緒にとり入れたい場合は、ビタミンC誘導体(アスコルビン酸)、プラセンタエキス、トラネキサム酸、アラントイン、グリチルリチン酸と表記されているものを選ぶのがおすすめです。
エステティシャンおすすめの「オールインワンゲル」2選
淡いむらさき色の透明なジェルをした「エニシングホワイト プレミアムモイスチャー」。
コラーゲン、ヒアルロン酸、スクワラン、トレハロースなどの保湿成分と、美白有効成分であるプラセンタエキス、アラントイン、紫根エキスなど12種類の植物エキスが配合されていて、手にとった瞬間、花の香りがしますが、肌に伸ばすとほとんど香りが残りません。
弾力のあるテクスチャーで、するんと伸び、キューッと毛穴が引き締まっていくような感覚とフィルムを張ったような密着感があります。
続いては、乳液をジェル状にしたようなテクスチャーの「無印良品 エイジングケア 薬用美白オールインワンジェル」。
コラーゲン、ヒアルロン酸など7種の保湿成分と、美白有効成分であるビタミンC誘導体、トラネキサム酸のほか、椿、バラエキスなど11種類の植物エキスが配合されています。
香りはなく、溶けるようなやわらかさのテクスチャーでしっとりうるおうようなつけ心地です。
2アイテムを肌にさっと広げて10分置いてみたところ、ジェルなのでゆっくり浸透していくような感じですぐに乾くような感じもなく、うるおいが続きます。どちらも保湿力、肌のトーンアップは優秀です。
特に、ほおの毛穴の引き締まり感や、赤みの引き方では「エニシングホワイト プレミアムモイスチャー」。保湿のついでにシミ・シワをケアしたい場合は「無印良品 エイジングケア 薬用美白オールインワンジェル」がおすすめです。
オールインワンゲルを有効的に活用する方法
【肌がとても乾燥している、敏感なとき】
乾燥や敏感肌状態が続くときは、洗顔後、化粧水をたっぷり肌に浸透させて、オールインワンゲルを重ねます。さらに、鼻と口はあけて顔にラップをのせ、水をしぼったフェイスタオルをレンジで50秒ほど温め、ラップをのせた上から蒸しタオルをのせて約2〜3分置きます。スチーム状態にすることで角質がやわらかくなり、オールインワンゲルの浸透を高めます。蒸しタオルとラップをはずし、さっと伸ばしたあと、乳液、クリームを塗ると効果的です。
【ニキビや吹き出ものを落ち着かせたい、毛穴を引き締めたいとき】
事前に冷蔵庫でオールイワンゲルを冷やしておき、洗顔後、冷たいオールインワンゲルを塗り、約5分冷パックしたあと、いつものスキンケアを行います。
ひんやりしたジェルの作用とビタミンC誘導体によってニキビや吹き出物などが落ち着きやすく、毛穴も引き締まりやすくなります。
乾燥もシミ・シワも気になる! という人は、オールインワンゲルの選ぶポイント、保湿やエイジングを高める使い方を参考にしてみてくださいね。