無意識のうちに行ってしまうクセのひとつやふたつ、誰しも持っているものではありますが、歯の食いしばりがクセになっていると顔の見た目の変化や、肩こり、頭痛などの不調を招く原因にも。今回は、スタイリストでライターの筆者が、食いしばりの改善に特化したサロンの施術を実際に体験してきました!
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現代人の約9割が無意識のうちに歯を食いしばっている
みなさん“食いしばり”のお悩みはありませんか?
食いしばりとは、無意識のうちに上の歯と下の歯が接触し、お互いの歯が強い力でかみ合わさっている状態を指します。どんなときに食いしばりの状態になっているかというと、そのひとつが、寝ているとき。ほかにも、考えごとをしているときや何かに夢中になっているとき、スマホを見ているときやイライラしているときなど。現代人の約9割が自覚がなくても無意識のうちにこういったシーンで歯を食いしばっているのです。
食いしばりの習慣があると、顔の見た目にも悪影響を及ぼします。例えばエラが張って四角いフェイスラインに見えてしまったり、血流の流れやリンパの流れが悪くなり、むくみ、くすみ、シワといった肌トラブルが悪化してしまうことにもつながります。そんな困った食いしばりの改善に特化したケアを行っているサロンがあるということで、今回はライターの筆者が体験してきました。
食いしばりに特化! 小顔フェイシャルエステ
今回体験に伺ったのは、代々木上原駅から徒歩2分、閑静な住宅街の中にある「vivace(ヴィヴァーチェ)」。
オーナーの舟津真理さんは、数々のコンテストでタイトルを獲得し、海外でも活躍する実力派エステティシャン。
今回体験する食いしばりに特化したフェイシャルトリートメントは、「美zenアジャスト3Dフェイシャル(舟津さん施術¥35,000/税別)」というもの。
筋肉だけではなく、骨格にまでアプローチする舟津さん独自の技法が2時間たっぷり堪能できるコースになっています。
食いしばりで鍛えまくった筋肉に徹底アプローチ!
食いしばりで影響をうけてこり固まる筋肉とは、食べものをかむときに使う、咬筋(こうきん)や側頭筋といった、咀嚼筋(そしゃくきん)が該当します。
食いしばりは、無意識にこの咀嚼筋を使って筋トレしているようなもので、エラが張ってこぶのようになってしまうのは、いわゆる二の腕の力こぶ状態なのだそう。そうなると、血流の流れやリンパの流れも悪くなり、顔の老廃物が排出されずにたまっていく一方になります。
フェイシャルトリートメントでは、食いしばりによって本来鍛える必要がなかった筋肉をひとつひとつ細かくほぐし、ゆがんで広がってしまった顔の骨や関節などを細かく微調整してくれます。
的を得た施術で、いらないものが根こそぎとれた
ていねいなクレンジング、洗顔、カスタマイズパックを行ったあと、行ってもらったのは、いらないものを根こそぎとってくれるような感覚になる“デコルテ”と“ハンド”のマッサージ。
デコルテもハンドも、顔とつながっている部分だからこそ、抜かりなく徹底したアプローチを行ってくれます。
そのあと、ほお骨、眼窩(がんこう)、鼻骨、顎関節、側頭骨と、とにかく細かく手技がグイグイと。ズレた骨が元の正位置に戻るかのごとく、終わったあとは目鼻立ちくっきり、顔のこりが一掃された感覚に満たされます。
顔がこっているな…そう感じているときに、自分がついさわってしまう、顔のあの場所この場所。それらを徹底アプローチしてもらったのは、今回が初めてといっても過言ではないくらい、的を得たケアに大満足でした。
私の場合は左右差自体はあまりなかったのですが、そのぶん肩まわりに影響が出ていたので、自分でも日常的に咬筋周りをほぐしたり、口を閉じているときは上の歯と下の歯がくっつかないようにしたり、意識して舌を上あごにつけるようにするとよいとアドバイスいただきました。翌日以降もこりによる顔の重だるさが軽くなり、ラクでいられたので、この状態を維持するために、自分でも咬筋にこぶができないようにセルフマッサージをするようになりましたよ。
頭痛や肩こりにも効果的な食いしばり改善エステ。
ぜひ、みなさんも体験してみてくださいね。
【取材協力】
ヴィヴァーチェ(完全予約制)
東京都渋谷区西原3-37-8
松本インターナショナルハウス
http://vivace-uehara.com/
文/高田空人衣