しっとりと潤った、プルっとした唇は、もうそれだけで若々しく見えますよね。
春は艶を重視したメイクが注目を浴びるだけに、唇のメイクは特に艶を大切にしたいとき。
そこで今回は、素の唇自体が若返ったように見えるリップアイテムを、ヘアメイクアーティスト日熊太志さんに教えていただきました。
Contents 目次
もう口紅に頼らなくていい!美唇ケアのしかた
口紅を塗る前は、必ず素の唇のコンディションを整えることが大切です。
そのため、唇が荒れているときには、無理に口紅を塗らずにリップケアに重点をおくようにしてください。
リップケアに欠かせないものといえば、リップクリーム。
軽度の荒れには、『エチュードハウス リップバーム』がおすすめです。
コストパフォーマンスが高く、見た目がとても可愛いので、ケアをするほどでもないかな…と思うときにも、つい取り出したくなる美容熱を上げてくれるリップクリームなんです。(日熊さん)
素の唇の色を自然と補正してくれる、意外な美リップカラー
素の唇のように錯覚してしまう、口紅に見えないナチュラルリップは、色がついているのかわからないような、透明感のあるリップがおすすめです。
演出したいイメージに合わせて、オレンジ、ピンク、ブラウンを使い分けるといいでしょう。
例えばブラウン系だと『シャネル ココシャイン ヌワールモデルヌ128』。
これは、素の唇の色を引き立ててくれるんです。ちなみにほかのリップと混ぜたり、重ね塗りにも使えます。
「ブラウン系のリップは扱いづらい」と思われがちですが、実は肌なじみがよく、色も一見ついているのかわからない透明感のあるタイプなので、薄いヴェールがかかったような、自然な補正を唇に施してくれるんですよ。(日熊さん)
素の唇にあえてしたくなる!唇に自信がもてる美リップカラー
ピンク系だと『NARS 1028』通称ドルチェヴィータがおすすめです。
日本ではこのカラー、ダスティローズと表記されていますが、世界的にはこのように知られています。
つけると“自然と柔らかい、健康的な唇”に仕上げてくれます。
オレンジ系は『NARS 1036』バーバレラがおすすめです。
これからの時期、抜け感を表現したいファッションを楽しみたいときには、このオレンジがピンクよりも合っています。
どちらも濃い色と重ねづけしたりして、色々変化をつけやすい点もとても優秀なリップなんですよ。(日熊さん)
春は季節柄、ビビットな口紅を塗ったメイクをしたい気持ちにもかられる頃。
しかし今回ご紹介したように、唇を強調しすぎることなく、でもあまりに美しい唇につい視線が集まる、そんなリップメイクを日熊さんに教えていただきました。
ぜひ、この春使ってみてくださいね。
取材・文/空人衣 写真/日熊太志<KUMA SUN>