FYTTE

Beauty
CATEGORY : ビューティ |ヘアケア

梅雨シーズンでもヘアスタイルが決まる! 「うねり・ツヤ・まとまり」髪質別スタイリング剤の選び方

Share
スタイリング剤3つ

マスクによって顔の半分が隠れてしまうため、メイクを思いっきり楽しめないぶん、ヘアカラーやアレンジなどでヘアスタイルを楽しんでいるという人も多いですね。また、梅雨の季節になると湿気でスタイリングに悩んだり、自分の髪質にはどのタイプがよいのかいまいちよくわからない...という人も多いのではないでしょうか。今回は、自分の髪質にあったスタイリング剤の選び方についてお教えしたいと思います。

監修 : 寒川 あゆみ (美容家)

大阪谷町九丁目エステサロンprivate salon Laule'a代表。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業の他、講師、美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。

Contents 目次

自分の髪質に合ったスタイリング剤の選び方

スタイリング剤の写真と特徴

STEP1:スタイリング剤の特徴を知ろう!
スタイリング剤と言っても、各メーカーからさまざまな種類のアイテムがあり、どれを選べばいいのか迷う…という人も多いはず。
まずは、スタイリング剤の種類や特徴について知っておきましょう。

スタイリング剤の種類や特徴

ドラッグストアなどでよく見かけるものといえば、「スプレータイプ」「ジェルタイプ」「ワックスタイプ」「クリームタイプ」「オイルタイプ」「ミルクタイプ」「ムースタイプ」などですね。

それらのアイテムを「スタイリングをセットしたときのキープ力の強弱」と「うるおいやツヤの質感」「束感やまとまり感」のどれに当てはまるか分類してみました。

・ハードスプレー(セットキープ力◎/質感演出△)
・ニュアンススプレー(セットキープ力×/質感演出○)
・ジェル(セットキープ力◎/ぬれ髪風の質感演出◎)
・ワックス(セットキープ力○(アイテムによる)/毛先の束感演出◎)
・クリーム(セットキープ力×/毛先のまとまり、束感演出○)
・オイル(セットキープ力×/毛先のうるおい、ツヤ感演出○)
・ミルク(セットキープ力×/毛先のうるおい、ツヤ感演出○)
・ムース(セット力○(アイテムによる)/髪表面のうるおい、ツヤ感演出◎)

メーカーや成分、質感タイプによって多少の誤差が生じますが、上記のような特徴があります。

STEP2:自分の髪質を分析してみよう
自分の毛の太さやくせの有無、雨の日やセット時の特徴や感じることを思い浮かべてみましょう。

髪質の特徴分類

大きく分類すると、
・髪の毛が太いタイプと髪が細いタイプ
・髪がかためタイプと髪の毛がやわらかめタイプ
・うねりやくせがあるタイプもとくせがなく直毛タイプ
・雨が降るとぶわっと広がりやすいタイプと雨が降るとぺたんこになりやすいタイプに分かれます。

STEP3:どんな風に仕上げたいかを決めよう
STEP2で分析した自分の髪を、スタイリングをする際にどのように仕上げたいかを決めましょう。

例えば、
・うねりやくせがあり、雨が降ると広がりやすい髪をヘアアレンジでスッキリまとめたい
・毛が細くやわらかめで、雨が降るとぺたんこになりやすい髪のふんわり感をキープしたい
・痛みやパサつきのある毛先をうるおいとツヤのあるぬれ髪風な髪にしたい
・くせやうねりはないが、髪表面のツヤ、毛先のうるおいなど質感を重視したい
・パーマやカールを生かしてふわっと動きのあるニュアンスキープしたい
など、髪質の特徴と、どんな風にスタイリングを仕上げたいかを明確にしておくことが大切です。

髪の特徴のひとつとして、雨が降ると広がりやすい人は「髪の水分量が少なく、うねりやくせが強くなり広がりやすい傾向にある」、雨が降るとスタイリングキープできずぺたんこになりやすい人は「髪の水分量が多く、湿気によって重みでぺたんとなりやすい傾向」があります。

この髪の水分量や髪質によってスタイリング剤の成分の特徴を組み合わせるとどのタイプのスタイリング剤がいいかがわかりやすくなります。

髪質の特徴と組み合わせ

〈セット力、キープ力重視〉
・雨が降ると広がる毛をしっかりまとめつつ、ツヤっぽさを出したい場合は水分量の多いジェルタイプ。
・どんな髪質でもがっちり強いキープ力を作るのは共通してハードタイプのスプレータイプ。
・クリーム、オイル、ワックスは油分ベースなので、髪表面や毛先のパサつきや痛みが目立ちやすく、うるおいが欲しい人に適していて、その中でもセット力や毛先の動きを作りたい場合はワックスタイプがおすすめです。

ワックスタイプのスタイリング剤

〈質感、まとまり感重視〉
・雨が降るとぺたんとなりやすいのをふんわりさせたい場合はテクスチャーの軽いスプレータイプ。
・毛先のまとまり感を作ることができて重めの印象にしたいけどセット力はいらない場合はクリームやオイルタイプ。

オイルタイプのスタイリング剤

・髪表面や毛先のうるおいやツヤ感だけを演出したい場合は水分と油分ベースのあいだのムースやミルクタイプがおすすめです。

ミルクタイプのスタイリング剤

私の髪質は、太さは普通、くせが少なく直毛タイプ、雨が降るとぺたんこになりやすい傾向があります。
なので、カールアイロンなどでスタイリングをしても雨の日などは湿気ですぐにとれてしまうので、そんなときはハードスプレーもしくはヘアワックスを使用します。

ダイアンのヘアワックス

「ダイアンボヌール オーガニックヘアワックス」は、フランスのグラース産ローズ約300個からたった1gしかとれない希少ななローズオイルを使用しており、摘みたてのフレッシュ感と濃厚で上品なローズとムスクノートによって作られた心安らぐ「グラースローズ」の香りで、保湿成分であるシアバター、ゴールデンホホバオイル、オーガニックサンフラワーオイル、天然ワックスのミツロウなど、100%天然由来成分を固形化したバームになっていて、肌にのせると体温によってバターのようにじんわり溶けるのが特徴です。
毛先の束感を作りたいとき、ゆるっとしたカールをキープしたいときにおすすめです。

モイ コンク モアヌード

カラーダメージが目立つときなど、毛先のうるおいを出したいときはミルクタイプの「モイ コンク モアヌード」を使用しています。
さらっとしたテクスチャーでベタつかないことと、毛先のパサつきや痛みをカバーしてくれます。
ハーブ系のノスタルジックフローラルの香りが癒されるのでストレートヘアやまとめたときのピンピンはねる毛をおさえるのにも使っています。

エイキン ローズヒップオイル

毛先のまとまりを作りたいときやお風呂上がりのヘアケアとして使っているのがオイルタイプ 「エイキン ローズヒップオイル」。

フェイシャルマッサージや保湿アイテムとしても使えるローズヒップオイルなのですが、ドライヤーのあとに毛先になじませてヘアオイルとして使用したり、毛先のバラつきをまとめたいけど、かためたくないときはこのオイルを愛用しています。

いかがだったでしょうか?
自分の髪質に合ったスタイリング剤を選ぶコツは、「自分の髪の特徴を知ること」「スタイリング剤の特徴を知ること」「どんな風にスタイリングしたいのかを明確にすること」でタイプ選びやどんなシーンで使い分けるかが見えてくるので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。

連載・関連記事

関連記事

  1. Beauty髪も日焼けしてしまいます! 美髪、健康な頭皮を保つためにエステティシャンがしている夏のケア

    髪も日焼けしてしまいます! 美髪、健康な頭皮を保つためにエステティシャンがしている夏のケア

    0
  2. Beautyこの時期乾燥するのは肌だけじゃない! 秋冬に強化したいヘアケアアイテムと使い方のコツ

    この時期乾燥するのは肌だけじゃない! 秋冬に強化したいヘアケアアイテムと使い方のコツ

    0
  3. Beauty人気ヘアケアブランドの体験会で毛髪診断を体験&美容師に聞いた髪にいいシャンプーの仕方

    人気ヘアケアブランドの体験会で毛髪診断を体験&美容師に聞いた髪にいいシャンプーの仕方

    0
  4. Beauty時短でも毛先までトゥルンとまとまる! 新タイプのシャンプー&トリートメントの使い心地をレポ

    時短でも毛先までトゥルンとまとまる! 新タイプのシャンプー&トリートメントの使い心地をレポ

    0

おすすめの記事PICK UP