エコ意識が高まる今、注目度がますます増しているのが、人や動物、環境にやさしいサスティナブルコスメです。未来の地球環境を守るためにも積極的に使いたい、と思う一方で、使い心地や美肌効果は満足できるの?と気になる人も多いはず。話題のサスティナブルコスメの中から、今の季節におすすめのアイテムを実際に試してご紹介します!
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秋の乾燥肌に、サスティナブルコスメでうるおいを
朝晩の冷え込みが日増しに強まるなか、空気の乾燥も進んでいます。ふだんと同じお手入れをしていても、いつの間にか肌がカサカサに乾いてしまいますよね。寒さに応じて、アウターを一段階ずつ厚手のものにしていくのと同じように、肌の保湿ケアのレベルも、空気の乾燥に合わせて少しずつ高めていきましょう!
今回は、今、話題のサスティナブルコスメの中から、乾燥肌にぴったりのアイテムを2つ選んでみました。人や環境に悪影響を与えない成分選びにこだわっているので、デリケートになりやすい季節の変わり目の肌をやさしく保湿してくれます。肌の乾燥が気になる人は、ふだんのお手入れにとり入れてみてくださいね!
1.アムリターラ ホワイトバーチモイストウォーター
アムリターラは、植物が持つ自然の力を生かした国産のオーガニックコスメブランドです。自然界にあるもので、肌本来の強さや美しさを生み出していくことにこだわり、肌にやさしいだけでなく、環境へのダメージにも配慮した製品作りを行っています。
アムリターラが着目したのは、植物が環境や外敵から身を守るために、自らの体内で作り出す成分の力。使っている植物原料の80%はオーガニックのものか野生のもので、植物原料の産地なども公表されています。
今回使ってみたのは、ホワイトバーチモイストウォーターという化粧水です。購入したショップでは、いちばん人気のアイテムだそうですよ。
フィンランド産のシラカバ樹液を非加熱のまま、水で薄めることなく化粧水にしています。早春に採取した樹液には、自然界が生み出したアミノ酸やミネラルなどの成分がたっぷり含まれているので、肌をしっかりとうるおわせてくれます。
注目ポイントは全成分表示です。通常、化粧水の全成分表示でいちばん最初に書かれている成分名は、もっとも配合量が多い「水」なのですが、こちらは「シラカバ樹液」と記載されています。水は一滴も使っていないそうです。しかも、全成分はわずか6種類というシンプルさなので、自然の樹液そのものが持つ美肌効果をじっくり味わうことができます。
さっそく、ホワイトバーチモイストウォーターを肌で体験してみます。
最初に本体ボトルにレフィルパックをセットします。リピートの際には、レフィルパックを購入して入れ替えればいいので、ゴミを減らすことにつながりますね!
中身は無色透明の化粧水で、精油などでの香りづけはなく無臭です。化粧水の感触は、とろみがあり濃厚なタイプ。肌が保湿のベールでしっかりとおおわれる感覚で、やわらかくモチモチとした肌感触になります。
化粧水をなじませた直後は、しばらくペタペタとした感触が残りますが、手のひらでやさしくおさえるようにしてなじませると、しっとりとしてなめらかな肌に整います。
シンプルな成分で構成されているので、保湿感はもの足りないのでは?と思っていましたが、すぐに乳液などを使わなくてもうるおいが持続するほど高保湿な化粧水です。お風呂上がりなどの、一瞬で肌が乾いてしまいがちなときなどにつけておけば、あせらずにすみますよ。
2.ミラリ フェイシャルトリートメントマスク
ミラリとは、ミラー(鏡)の語源で、自分自身と向き合うことを意味したブランド名です。動物実験をせず、動物由来の原料を一切使わずに作られた100%植物由来のビーガンコスメブランドで、基準が厳しいと言われる、フランスの世界的ビーガン認証機関の国際認証マーク「EVE VEGAN」を日本で初めて取得しています。
ビーガンコスメは、人に対してだけでなく、動物へのやさしさへの配慮から、世界中で関心度が高まっています。ミラリのビーガンコスメへのこだわりには、自分の中にあるやさしさを引き出し、自分自身を心から愛する人になってほしいというメッセージも込められているそうです。
今回は、2020年に発売された、ブランドの第1弾商品であるフェイシャルトリートメントマスクをご紹介します。このフェイシャルトリートメントマスクは、シートマスクの開発に強い韓国企業との共同開発で作られたアイテムです。
最初に目を惹くのが、水彩の色鮮やかなデザインの透明パウチです。普通のシートマスクのパウチは、品質を保つために中が見えない不透明の素材であることが多いので、中身がシースルーであることに驚きました! これは、透明パウチでも中のエキスやマスクが劣化しない、最新技術によって実現したものだそう。洗練されたデザインのコスメにふれることで、日常生活の中でも感性を刺激することができる、というブランドのこだわりも感じられます。
6種類あるマスクの中から、今回は、保湿効果の高い「more moisture」を使ってみたいと思います。中身をさっそく開けてみましょう!
シートマスクは肌にやさしい100%天然素材で、ハスの葉と種のエキスから抽出した極細繊維を編み込んだ3Dエアメッシュ・シートです。表面が細かいクッション形状をしているので、肌にふれるとふわふわとやわらかな感触です。
マスクにはとろんとした乳白色の美容液がたっぷり含まれていて、肌につけるとぴったりとすき間なく密着します。毎日のようにシートマスクを使うマスク愛好者の私も、ここまでの肌へのフィット感は初めてでした。15~20分ほどのマスク時間も、まったくシートが乾かず、みずみずしい状態をキープしていました。マスク中は、シトラス系のほのかな香りが漂って、リラックスすることができました。
マスクをはずしたあとは、美容液が残って肌がつるんつるんの状態なので、手のひらでハンドプレスしながら、しっかりとなじませていきます。すると、余った美容液もしっかりとなじんで、すべすべとしてなめらかな肌に仕上がります。
朝に使用したところ、ファンデーションのノリがよくなり、1日中乾燥を感じることなく過ごすことができたので、日中の乾燥対策にもおすすめです。
配合成分は、メマツヨイグサ花エキス、アボカドエキス、ハス花エキスなどの美容成分がたっぷり。一方、石油系合成界面活性剤、防腐剤、着色料、合成香料、合成ポリマー、シリコンなどは不使用で、防腐剤なども最低限の使用となっているので、肌にやさしい使用感です。
サスティナブルコスメの中から、秋の保湿にぴったりなアイテムを体験してみました。どちらも濃厚な保湿感があり、しっとりとした肌に仕上げることができました。ふだんのお手入れにプラスしやすいアイテムなので、ぜひ試してみてくださいね!