Contents 目次
A 炭酸(バブル)系
ナイスチョイス!
内臓を温めて食欲を抑える効果大!
炭酸系入浴剤は、内臓を温めて食欲を下げる効果が高いので、ダイエット向きといえます。血行がよくなり、一時的に体中に血液が巡って、胃腸の働きが抑制されて食欲がダウンします。ドカ食いが止まらない人や、ストレスでイライラして食べてしまう、という人におすすめです。
B とろみ系
バッドチョイス!
美肌効果はあるがダイエット効果はなし
とろみ系入浴剤にはオイルが含まれることが多いため保湿にはおすすめですが、ダイエット的な効果は望めません。
C生薬系
ナイスチョイス!
冷えを予防し、脂肪のつきにくい体に!
生薬系入浴剤のメリットは、お風呂から出て30分くらい肌の表面温度をキープできること。冷え予防になります。冷えはむくみにも関係し、お尻など冷えやすいところには脂肪がつきやすいので、冷え改善はダイエット的にも大切です。入浴剤でなくても、緑茶やほうじ茶などの出がらしをティバッグ用の袋や使い古しのストッキングに入れて使うのでもOK。とっても庶民的ですが、効果あり! お風呂にゆっくり入ってじんわり汗をかきたい人におすすめです。
D海塩・エプソムソルト系
ナイスチョイス!
ガーッと汗をかくことで自律神経を調える
ダイエットを効果的に行うには自律神経を調えることも大切。海塩・エプソムソルト系の入浴剤はガーッと汗をかいて、体をスッキリさせる効果があります。「サウナに入ると調う」と言われるのと同様に、自律神経を調え、ストレスをオフする効果があります。
海塩やエプソムソルトに含まれるマグネシウムが体温や血圧調整に働き、温熱効果もアップさせます。入浴時間が短い人におすすめです。
料理酒やワインなどが余ったら、湯船にコップ半分程度入れて入浴すると、同じような効果が得られます。
【ダイエットに効果のある入浴剤の選び方】
ダイエットに効果があるといっても、入浴剤の成分によって、そのアプローチの仕方はさまざま。ドカ食い防止なら炭酸系、冷え予防なら生薬系、自律神経を調えたいなら海塩・エプソムソルト系などと、悩みや目的によって使い分けるとよいでしょう。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ