たんすのこやしを作らないシリーズ、第9回目は「靴下」について。穴が開いていたり、かかとや足裏の生地が薄くなっていたり、わかりやすいダメージがない限り捨てるタイミングがわからなくて、たくさん持っていますという声が多いのが靴下なんです。そんなたまりにたまった靴下のなかから、まだまだ使えて、たんすのこやしにするのはもったいない靴下はどれなのか。反対にもう買いたくないたんすのこやしになりやすい靴下とはなにか? スタイリストの筆者が、少ない数でも使える靴下の選び方についてお話しします。
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たんすのこやしを作らない、靴下選びとは
靴下は、靴との相性を第一に考えて選ぶとたんすのこやしになりにくいです。
靴下と靴との相性の見極め方のひとつに、ご自身の靴の好みがあります。
ふだんはいている靴のデザインはシンプルでしょうか? デザイン性が高いものでしょうか?
シンプルなデザインの靴の場合、靴下が個性的、つまり靴下のデザイン性が高いものを合わせてもなじみやすく、コーディネートが簡単。靴下が派手でもたんすのこやしになりにくいです。
では、デザイン性が高い靴の場合はというと、靴下まで個性的だと個性がぶつかり合いますので、当然コーディネートがチグハグになります。そのため、いくら靴下が単品で見たときにすてきなデザインであっても、コーディネートをするとなったらむずかしくて使いこなせずに、たんすのこやしになりやすいんです。
靴下を選ぶときには、手持ちの靴との相性をよく考えて選ぶとよいです。
靴下の適正量って?
靴との相性が悪い靴下は、真っ先に断捨離の対象。靴との相性を見極めたら、今度は靴に対して、その靴下が機能性としてすぐれているのかを考えてみましょう。
例えば、スニーカーをはくうえで、快適で見た目もすぐれた自分にとって機能的な靴下を選ぶということです。
筆者の場合、スニーカーをはくときの靴下は、はいていてずり落ちないことを重視しています。それに加えて、靴下が隠れないコーディネートをするときのために、靴とボトムのすき間をキレイにつなげてくれるものであるということを重視しています。
というわけで、自分にとって大事な“機能性”を満たしつつ、丈はレギュラー丈、ショート丈の2種のみを持ち、ハイソックスなど合わない丈の靴下は持たないようにしています。
まったく同じデザインの靴下をローテーションしていますので、種類としては少ないし、数も少ないんです。
靴下は、自分にとって、機能的で使いやすいものだけあれば十分。バリエーションを求める必要がなくなると、適正量もかなり少なくて済みますよ。タイツやストッキングも、同じように考えてみてくださいね。
次回は、バッグについてお話します。