近年、美容と健康に深いかかわりが明らかになってきた常在菌。私たちの体に常在する菌は1000兆個にもなるといわれていて、この常在菌のバランスを整えることで不調を改善する腸活や菌ケアが注目されています。今回は、皮膚疾患や腸関連疾患と菌の関連性についての研究・臨床にたずさわってきた下川 穣さんが代表を務めるKINS(キンズ)のスキンケアアイテムのなかから、ブースターとセーラムをご紹介していきます。
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肌の菌バランスを整えるスキンケア
全身1000兆個の菌バランスを整える食事と生活習慣を提案するKINS。頭のてっぺんから爪先まで常在菌が存在し、腸を中心に、頭皮、肌、口腔、膣の健康に密接に影響しています。
なかでも頭皮や肌は食事以外の外側からのアウターケアも大切なパーツ。KINSでは、菌を育てることを目的にしたスキンケアのブースターやセーラム、フェイスマスク、頭皮用のスカルプエッセンスを発売しています。
洗顔後すぐに使うのがブースターで、乳酸桿菌/豆乳発酵液をたっぷりと配合しています。アミノ酸をはじめとした400種類以上の多様な成分が肌を潤し、健やかに整えてくれます。そのほか酵母菌そのもののサッカロミセスセレビシアエエキスや肌の乾燥を防ぐコメ発酵液が配合されています。
そして菌のバランスを整えて、潤いを閉じ込めるのがセーラムです。ブースターの直後に使いますが、ほかのローションを使う場合はその前に使うのがオススメ。こちらは、アスペルギルス/ダイズ種子エキス発酵エキス液など6種の菌由来成分、バリア機能の維持に欠かせない2種のヒト型セラミドなど、肌のキメを整え、美肌菌(表皮ブドウ球菌)にとってよい環境をもたらすものだけを選んで配合しています。
菌ケアで揺らがない素肌へ
菌のチカラをいちばん感じられるというブースターは、サラッとしたテクスチャーで、香りはヨーグルトのようなさわやかなサワー感が感じられます。肌あたりもよくすっと肌になじみます。
セラミド入りのセーラムはミルクのようなとろみのあるテクスチャーで、ブースターと同じようなサワーなさわやかな香りが特徴的です。ベタつきはまったくないですが、肌がツルッと潤う感じ。
この2品でスキンケアは完了です。スキンケア後、肌はサラッとして、生まれたての“無垢の肌”という感じに。まるでお風呂上がりの卵肌です。スキンケア後の不自然なベタベタやツヤ感が苦手な人にも合っています。もし冬場の乾燥などで保湿が足りない人はこの後にいつものローションやクリームをプラスしてもいいそうです。
肌の健康は「弱酸性」に保つことがポイントで、洗顔などでアルカリ性に傾くと、悪玉菌が活発になり、ニキビやバリア機能の低下につながってしまいます。KINSのスキンケアも弱酸性にこだわってつくられていますが、肌トラブルを防いだり、気になる肌状態をよりよくしたりと、食事による腸活と同じように体感が大きいのがスキンケアなのだそう。
KINSでは自分の肌状態をチェックできる「SKIN TES」も行っていて、今の常在菌の状況を知ることができます。ニキビや乾燥、敏感肌など何かしら肌の不調がある人は、肌の菌バランスも意識したケアをしてみるとよさそうですね。
KINS ブースター50ml 7,128円(税込)
KINS セーラム30ml 7,678円(税込)
※定期購入価格
文・写真/庄司真紀