やりすぎメイクはNG！　老け見え回避に必要なのは？

最近、鏡を見たり、撮った写真を見たときに、自分の老いが気になってきた…そんな人はいませんか？　この老けて見える原因は、ずばり、“顔のパーツの強さが弱くなるから”です。それなら、弱くなった印象を強くする。これが若返りにおいて、ストレートな方法ではありますが、強さを出す印象力を、間違った方法で行ってしまうと、さらに老けて見せてしまうことにもなります。
間違った方法とは、目力なら必要以上にまつ毛エクステンションをつけたり、肌なら、コンシーラーやハイライトを必要以上につけてしまうといった、いわばやりすぎメイクです。
やりすぎメイクを避け、適切な方法で強さを出す。これが老け見え回避のベストな方法。今回はこのやり方とぴったりなアイテムをご紹介します。

目力は、瞳から

多くの人が目の外側、つまり、まつ毛やまぶたなどに気をとられ、そこばかり力を入れがちですが、手っ取り早く確実に老け見えを回避するには、瞳のパワーアップをするのがベストです。
そのために使うのは、カラーコンタクト。
カラーコンタクトは、若い人のものと思われがちですが、それは間違った解釈。適切なものを選べば、必要以上に盛ることなく、正しく老け見え回避ができます。アイラインやマスカラも不要です。

大人にちょうどいいカラーコンタクトとは、着色部分が小さいもの。裸眼との差が少ないため、違和感を感じさせにくいのです。
今回おすすめするのは、「perse(パース）・パームグリーン)。
グリーン系カラーは、透明感やみずみずしさを演出しながら、強さを与えてくれます。派手さもないので、見た目の印象よりずっと大人が使いやすいカラーです。

老け見え回避に必要なのは、血色のよさ

アイシャドウは、くすみやくぼみといった、老け見えをカバーしてくれる効果があるので、ぜひ使ってください。使う際には、目力を出したいからとアイシャドウを何層にも色を重ねたり、アイホール全体に使わないことがポイントです。
大人にちょうどいいアイシャドウとは、血色をよくしてくれるカラー。
オレンジやベージュ、ピンクベージュ、ブラウンといった暖色カラーが、ふっくらした目もとを作り、隠したいアラを隠し明るい印象を作ります。

おすすめするのは、「アディクション　コンパクトアディクション　エターナル　イン　ピンク　101」（左側）です。捨て色がないので、コスパもよいアイシャドウパレットですよ。※右側は参考商品

眉の老け見え回避は、色が重要

眉毛も、年齢と共に本数が減っていき、眉の力が失われていきます。
「しっかり描いて強くしたい！」というのはNGで、描き方のポイントとしては、“眉頭は薄めに”を意識して描いてください。
描くことも大事ですが、眉は眉マスカラをすることで、眉の力の強さを残しつつ、色味を淡く調整することで引き算メイクができ、垢抜け感がプラスされ、いいこと尽くし！　なので、眉マスカラは必ず使いましょう。

大人にちょうどいい眉マスカラは、とにかくつけすぎ注意！
眉毛が生えている肌につかないように、逆毛をたてるイメージでつけることがポイントです。

おすすめの眉マスカラは、「シュウウエムラ　アイブロウマニキュア　トニーゴールド」（右）と「ウトワ　アイブロウマスカラ　アンバーブラウン」（左）です。
どちらも絶妙なカラーで、大人の眉力を高めてくれます。

メイクで隠そうと重ねれば重ねるほど、それが悪い力となり、老け見えしてしまいます。正しい引き算メイクが、今回のご紹介した方法です。ぜひやってみてくださいね。

取材・文／高田空人衣