新しい年に向けて、年末は誰もが「お掃除しなきゃ!」という気持ちになりますよね。そんな気持ちになりつつも、いざお掃除するとなると、どこから手をつけていいのかわからなくなったりしていませんか? やろうやろうと思いつつ、結局やらずにそのままになってしまったり、思うように進めることができなくて、どこをやっても中途半端で不完全燃焼…。そこで今回は、きちんとやりとげた感を得られつつ、快適度もアップするクローゼットのお掃除ポイントをスタイリストの筆者がご紹介します。
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クローゼット本体を掃除しよう
クローゼットの掃除というと、クローゼットに入れている“衣類”だけにとらわれがちです。しかし、衣類にだけフォーカスしてしまうと、先述したとおり、終わりなき掃除になりがち。そのため、衣類よりもクローゼット本体を優先して掃除するようにしてください。
具体的な掃除の仕方として、まずはクローゼットに入っている衣類を全部出します。
そうすると、クローゼットに入れている除湿シートにほこりがついていたり、防虫剤が取り替えの時期であることに気づくでしょう。
さらに、それらも全部出してみたら、クローゼットのすみに「一体どこから入った?」と思ってしまうような、砂ぼこりや小さなゴミがたまっていることに気づくはずです。まずはこれらを一掃! ほこりやゴミをすべてとり除きます。
その後、ぬれ拭き、から拭きを両方行い、風を通してしっかり乾燥させてから、新しい除湿シートを敷いたり、防虫剤や除湿剤をセットします。シューズクローゼットも、同じようにやってみてください。
衣類をまったく片づけていなくても、クローゼット自体の掃除は、悩むことがなく作業が単純。時間もかかりません。
そのため、掃除をした成果が目に見えてわかりやすいので、達成感と心地よさを得られます。
“たたみ直し”と“かけ直し”をしよう
キレイになったクローゼットに衣類をしまうとき、そのままとりあえず入れておくのではなく、“たたみ直し”と“かけ直し”を行いながらしまいます。
たたみ直しとかけ直しをするメリット。ひとつは、整理をするため見た目がキレイになります。
例えば、適当にハンガーにかけてゆがんでいた衣類を、ボタンをしっかりとめて肩を整えてかけるだけで、かなり見ちがえます。衣類を季節や着丈、アイテム別にかけ直したりすることで、とり出しやすさにもつながり、快適度も上がります。
ハンガーの向き、たたむ向き、これらをそろえることがポイントです。
ふたつめは、いざ着るとき、すぐに使えない衣類を見つけることができます。
1枚1枚衣類を整えていくため、シワやシミ、ボタンのゆるみなどを見つける機会となり、その場でメンテナンスをすぐに必要とする衣類を選別しやすいのです。
3つめは、失くしものが見つかりやすくなります。
衣類の付属品や、ハンカチ、手袋など、ないないと探していた小物。日頃あわただしくしていると、衣類のポケットに入れていることを忘れてしまっていたり、洗濯物の間にまぎれこんでしまったり。そういったなかで長らく迷子になっていた失くしものが見つかるはずです。
以上の2つを、ぜひ年末までにやってみてください。
年末までじゃなくても、ふだんクローゼットの整理に行きづまったときにもおすすめですよ。