すさまじい猛暑と湿気の影響で、今年は頭皮のトラブルが多く見られます。トラブルのなかでも、最も目立つのは頭皮ニキビ。皮膚のなかでも、頭皮は皮脂分泌が活発なので、ふだん頭皮ニキビができない人もできてしまっている状態が少なくないのです。今回は、頭皮ニキビができたときの解消法をご紹介します。
Contents 目次
頭皮をもみ洗い
シャンプーを泡立てたら、両手を使って頭皮がしっかり動くくらい、もんでください。
もむ動作をしっかりすることによって、毛穴のなかに隠れている皮脂もしぼりだされやすくなり、頭皮をより清潔に保つことができるため、頭皮ニキビの解消につながります。
クール系シャンプーを使う
この解消法は、好みがわかれるところですが、メントールが配合されてすーっとした爽快感が得られるクール系シャンプーは、じつは殺菌作用が強いシャンプーなんです。殺菌作用が強いことから、アクネ菌などの繁殖が抑えられるため、結果として頭皮ニキビの解消につながります。
部屋に一台、除湿機をセット
肌でもなんでも、過ごす環境はとても大切です。どんなに効果的なケアを試みても、環境が整っていなければ、劇的な改善というのは得られないからです。
そこでおすすめなのが、除湿機です。湿気が多いときには除湿機を使って、生活空間の湿度を整えることで、頭皮トラブルが根本から解消されることにつながります。
寝具の清潔の徹底
人は寝ているときに、コップ1杯の汗をかくといわれています。そう考えると、必然的に寝具もいつも以上に汚れやすくなっています。枕カバーやシーツ類だけでなく、枕そのものや布団といった寝具も洗ったり、干したり、掃除機をかけたり、布団乾燥機をしたりして、できるだけ清潔に保つことを、改めて行いましょう。
トニックを使う
トニックといえば、男性用と思われがちですが、女性も使ってOK。
トニックといってもいろいろとありますが、目安としては、2,000円以下のもので、炭酸が含まれたスプレーなど、清涼感に特化したものがおすすめです。
少しかゆみがでたり、ほてった頭皮に効果的です。お風呂上がりに使うのもおすすめですよ。
地肌をしっかり乾かす
「ドライヤーをかけてまた汗をかきたくない!」と、ドライヤーをしない人も少なくありません。しかし、濡れたままの頭皮をそのまま放置すると、雑菌が繁殖しやすく、頭皮トラブルを招きやすくなります。そのため、全体をしっかり乾かさなくても、頭皮と根もと付近の髪の毛だけは、しっかり乾かすようにしてください。
まとめ髪にも注意!
首もとや顔まわりに、髪の毛があるとうっとうしいから、夏場以降ずっとまとめ髪でいるというのもありがちですよね。でも、汗をかいて頭皮が濡れているのに髪をまとめっぱなしでいると、蒸れやすいため、頭皮ニキビを招きやすくなる原因に。
ずーっとまとめ髪にせず、一度ほどいて冷風でよいので頭皮を乾かします。そして再度結ぶ。このひと手間で変わってきますのでやってみてください。
頭皮トラブルは、かゆみやフケといった、見た目だけでは終わらないツラさもあるため、ぜひ参考にしてくださいね。
取材・文/高田空人衣