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トリートメントを効果的に使う
仕事などが忙しくて疲れていたり、真冬の入浴は寒いからとササっと済ませたかったり、人それぞれいろいろな理由があって、入浴時の髪のケアに手を抜いてしまうこともありますよね。ですが、入浴時にたった3分だけでよいので、トリートメントをつけたら放置してみてください。
すぐにトリートメントを流してしまったときと比べると、毛髪内部に浸透し、効果が格段に変わります。内部にトリートメント成分が浸透するほど、髪は乾燥しづらくなり、結果として静電気の発生を防ぐことができるのです。
また、トリートメントをつけるとき、ただなんとなくつけるのではなく、手のひらで髪の毛をもみこみながらつけてみてください。これもしないとするとでは効果が変わります。静電気発生を防ぐために、入浴中にほんの少しの手間をかけてみてください。
美容院でトリートメントをしよう
いつも美容院でトリートメントをしないという人は、静電気発生を防ぐためにトリートメントをオーダーしてみてください。
近年、美容院で行うトリートメントの進化はすばらしいです。いろいろなトリートメントがありますが、“羊毛の成分+ケラチン”の組み合わせがおすすめです。
トリートメント単体のオーダーでなくても、カラーやパーマをオーダーするなら、カラー剤やパーマ液に添加する上記の組み合わせのトリートメントがあります。コストパフォーマンスもすぐれ、色持ちやパーマのかかり具合もよくなるので、過去「やってもやらなくても同じじゃない?」と感じていた人はぜひ美容師さんに相談してやってみてください。
美容院でのトリートメントは、髪の状態がよくなることに注力していますから、結果として髪の静電気を起こりにくくしてくれます。
ヘアオイルのWづけをする
じつは、ヘアオイルってオーガニック系とシリコン系は、毛髪内部に入る深度が異なるんです。オーガニック系は、毛髪の中間付近まで、シリコン系は表面中心にそれぞれ定着します。
そのため、それぞれの作用のちがいを利用するためにWづけをすることで、髪の乾燥をしっかりと防ぐことができますし、結果として静電気の発生を防ぐことにつながります。
手順としては、先にオーガニック系をつけて、そのあとにシリコン系のヘアオイルをつけます。
個人的見解になりますが、それぞれのオイルを単体で使用したときと比較すると、Wづけしたときの効果は倍の倍ほどちがうので、とくに乾燥の気になる冬場はおすすめです。
シャンプーの回数を減らして+αブラッシング
昔、日本人には“毎日髪の毛を洗う習慣”がありませんでした。
江戸時代で月に1回程度、昭和初期は週に1回程度です。そんな古き時代に大活躍していたのが「つげ櫛」です。
まず、くしで頭皮をかき、フケなどを除去します。このとき、毛穴の皮脂がくしに染み込みます。次に、その頭皮の皮脂をなじませるようにブラッシングします。そうすることで、自分自身の脂で、髪の毛を保湿する事ができるという仕組みです。
とはいえ今は現代ですので、週に1回というわけにもいきませんよね。2日に1回洗う程度にして、つげ櫛をお手入れに使ってみるのもひとつの方法です。
ちなみにブラシは、猪毛や豚毛のブラシでも大丈夫です。驚くほど髪がツヤツヤになり、静電気も防ぐことができますので、ぜひ気になる人は使ってみてください。
今回紹介したテクニックをひとつとり入れるのもよし! すべてとり入れてみるのもよし! みなさんのやりやすいテクニックから、ぜひ活用してみてくださいね。
取材・文/高田空人衣