どんなに入念にセットしても、すぐに“前髪がぱっくり割れてしまう”という人はいませんか? この悩みをなんとかする方法を、美容師の日熊太志さんが教えてくれました。特長によっての向き・不向きやデメリットと合わせてご紹介します。
Contents 目次
前髪の逆毛をたてる
これは古典的ですが効果的な方法です。やり方としては、前髪の生え際の内側に、コームで逆毛をたててからヘアスプレーで固定します。
デメリットとしては、動きのある前髪は作れないという点。また、方法を成功させるためには、あらかじめ前髪を厚めに作っておく必要がありますので、前髪が薄い人には向いていない方法です。
前髪の根元もとを乾かすときにドライヤーを左右に振る
ドライヤーで髪を乾かすときに、
<1> 前髪を右に引っ張って根もとを乾かす。
<2> 左に引っ張って根元を乾かす
この流れをくり返します。
こちらの方法は、生えグセが弱い人なら前髪のぱっくり割れを解消できる方法です。
動きのある前髪を作れるところがメリットですが、熱に頼ったクセ取りをしているだけなので、強い生えグセには効果が薄いことと、持続力が弱い点がデメリットです。
前髪の根もとにストレートパーマをかける
前髪の生えグセを弱めたい人は、前髪の根もとにストレートパーマをかけるのも効果的です。
ただし、パーマなので自分ではできず、美容室で行う必要があるため当然コストがかかる方法にはなります。また、部分パーマなので全体パーマよりもとれやすかったり、パーマが強くかかりやすいなど、仕上がりに美容師の技術の差がでやすい施術といえます。
じょうずな美容師なら問題ありませんが、仮にパーマがとれやすいならその分コストがかさみますし、強くかかると前髪がより扱いづらくなることも覚えておくとよいでしょう。
太いカーラーを使う
ヘアメイクの現場でよく行われている方法として、太いカーラーを使ってセットをするといった、ちょっとした裏技があります。
太めのカーラーで前髪を巻いて、ドライヤーで温めてから冷まし、カーラーをはずしたあと、前髪が割れる位置で前髪をクロスさせて板ピンでしばらく固定します。
板ピンというのは、写真のようにシンプルなピンにプラスチックの羽がついたピンのことです。絶対的とは言えないものの、このやり方も非常に有効なテクニックです。
前髪のトラブルにお悩みの人は、ぜひ自分に合う方法を探してお試しくださいね。
取材・文/高田空人衣