このまま実践するだけで、あれよあれよとクローゼットがすっきりしてしまう、衣替え成功のスケジュールの後編。これからの季節をしっかり楽しめるクローゼット作りができる連休スケジュールをスタイリストの筆者がご紹介します!
Contents 目次
連休後半3~6日のスケジュール
*前半の紹介はこちら!
<1>しまい洗いor靴のメンテナンス
連休前半が晴れていたら、しまい洗い、雨なら靴のメンテナンスに着手し、どちらかは終えている状態です。(※前半の記事でご紹介)
もし、しまい洗いの残りがあるなら、まず先にとりかかります。天候に恵まれていて、かつ、靴に関してまだなにも手をつけていないなら、靴のメンテナンスにとりかかります。終えている場合、みがいて陰干した冬靴を収納し、春夏の靴を代わりに出します。このとき、靴箱やクローゼットの掃除も並行して行いましょう。
<2>断捨離はインナー類から
靴箱やクローゼットの掃除により、中身を出しきった状態にしたら、あふれる衣類のなかから、まず断捨離にとりかかるのはインナー類です。
インナー類とは、機能性インナーやタイツや靴下など足もとのアイテム、下着一式とナイトウエアです。
・首やすそが伸びきっていたり、ピリング(毛玉)が目立ち、人に見られるのはなんだか気が引けるもの
・ダメージが目立つもの
・チクチクや静電気といった着心地の悪さを感じるもの
・上に合わせる服との相性が悪く、袖を通す回数が少ないもの
これらは、収納前の処分対象です。
捨てるのが忍びない人のなかで、旅好きな人におすすめなのが、旅行用や非常用にしてしまうこと。帰路に荷物が増える海外旅行などの長期旅行、万が一の非常時の際、“使い捨て衣類”として活用するべく、秋冬、春夏もの問わず、スーツケースに収納しておくとよいでしょう。
<3>春夏衣類は、この服から断捨離
春夏衣類は、パンツやスカートなどボトムスから片づけをしていきます。
なぜ最初にボトムスなのか。
パンツやスカートの型や色は、トレンドをわかりやすく表現してくれるため、今の時代に合う、合わないがわかりやすいということ。
加えて、これらは着ると体型の変化が自覚しやすいため、今の自分に合う、合わないも自己判断しやすいのです。
ここで、ゴールデンウイーク前半に“リサーチ”をすることによって感じたこと、思い出してみてください。リサーチによって、今、着たい服(ほしい服)がイメージできているでしょうから、そのイメージに手持ちのボトムスが合う(使える)、合わない(使えない)判断をして、残すもの、処分するものを選択していきましょう。
ボトムスを終えたら、次にオールインワンやワンピース。
これらはコーディネートがパターン化されているため、リサーチ後に見て、実際に着ることで処分するか否かが判断できやすくなっているはず。
最後にTシャツやニット、ブラウスやシャツといったトップスです。
春夏物は、しまい洗い不足によるダメージが出やすいため、収納状態によっては変色など、着る対象にならないものが見つかることがあります。
大人世代に限っては、1枚でサマになるTシャツ選びが年齢を重ねるにつれて困難になりがちです。しまい込んでいたTシャツも、収納前に試着してチェックしておくことで、違和感を見逃しません。
<4>小物は靴からとりかかろう
春夏衣類→秋冬衣類一式をクローゼットに収納したら、小物にとりかかります。
最初にとりかかるのは、靴です。
リサーチによるイメージちがいや、ライフスタイルや体調の変化によって「もうはけない(はかない)かも」と、少しでも感じた靴は収納せずに処分。季節が変わる前に処分を見極めることによって、その分、新たな靴を迎える収納スペースをしっかり確保できます。
最後にバッグやアクセサリーを同じように判断、見極めていきましょう。
<5>お買いものは、連休最終日に
処分と収納、すべてが終えたらいよいよお買いものへ出かけましょう。
連休最終日は、人の出も比較的落ち着いているため、ベストなお買いものタイミングなんですよ。
計画的な片づけを行ったことで、買い替え対象がなんなのか、今の自分に合わないものはなにかが明確になっています。また、事前にリサーチをしていることで、本当に必要としているものや、合うと感じているものも明確になっているでしょう。
イメージを形にすべく、まずは試着。イメージとリアルが一致しているかをしっかり確認したうえで、購入を決めてくださいね。
大型連休を活かして、「マイファッション」を大改造! ぜひ参考にして、連休中に実践してくださいね。