夏は汗をかきやすく、気をつけていてもほかの人ににおっていないかな?と気になることはありませんか? 今回は、汗のにおいを防ぐために意識することと、とり入れているアイテムについてエステティシャンの筆者がお教えします。
Contents 目次
汗について
汗は皮下組織内にある汗腺から分泌されます。 全身の中でも体幹部(体の中心部)や胸、背中、ひたいが汗の量が多い傾向があります。
本来、汗は無臭ですが時間の経過とともに汗と皮脂の汚れが合わさったり、通気性が悪く蒸れたり、衣類の雑菌と合わさることによって頭皮、わき、デリケートゾーン、耳の周り、足の裏からにおいを放ちます。
汗のにおい対策と意識すること
汗をかいたあとは放置せずこまめにふき取る
汗をかいたあと、そのまま放置していませんか? 汗をかいたままにしておくと、においの原因になりやすいので、ボディシートやハンカチなどでふき取りましょう。とくに汗が多い胸もとや背中、ひたい、首の周り、耳の周り、わきも忘れないようにしましょう。
湯船につかって汗を出し、汗腺を鍛える
1日の終わりにはボディソープや石けんなどで汗や皮脂の汚れを落としましょう。
本来、汗はサラサラとして無臭ですが、汗を出す汗腺の機能が悪いとベタベタとしていたりにおいが強くなります。
シャワーだけで済ませず、湯船に浸かり毛穴を開かせて汗を出すことが大切です。
頭皮を洗う、通気性をよくしておく
頭皮は汗や皮脂の分泌が盛んな場所です。 さらに毛で覆われているため通気性が悪くなりやすいです。
1日の終わりにはシャンプーで汚れを落とし、しっかり乾かしましょう。半乾きはにおいの原因にもなります。
頭皮の皮脂汚れやにおいが気になる場合は、週に一度、頭皮専用のパックやヘッドスパなどで汚れを落とすのもおすすめです。
毛量が多い人は髪の量を透かす、帽子をかぶっている時間が長い場合はこまめに脱いで通気性をよくしましょう。
通気性のよい衣類、ショーツにする
衣類の素材の中でも化学繊維(ナイロン、ポリエステル)よりも綿(コットン)や絹(シルク)などの天然素材のほうが通気性がよいです。
通気性が悪いと蒸れやすくにおいの原因となるので、風通りがよい素材や衣類を選びましょう。
汗が付着した衣類、靴を放置しない
汗が付着した衣類をそのまま長期間放置したり、何度も同じ靴を履き続けていませんか?
衣類や靴の繊維内に汗と雑菌が繁殖して、においの原因となります。
衣類はできるだけ早めに洗い、半乾きにせずしっかり乾かしましょう。
靴は1日の終わりに風通しのよいところに干すこと、毎日同じ靴を履かないこと、定期的に洗うのもおすすめです。
動物性の食品を食べすぎない
お肉中心の食事やバター、チーズを食べる頻度は多くないでしょうか? 動物性たんぱく質や脂肪が多く含まれているものは体臭が強くなりやすいです。たんぱく質は必要ですが、野菜や魚、フルーツなどバランスのよい食事を意識しましょう。
エステティシャンが使って実感。汗・におい対策におすすめのアイテム3つ
ひとつ目は、わき汗対策として衣類を着用する前や、外出前に「デオナチュレ ソフトストーンW」を使っています。
スティックタイプなので塗りやすく、サラサラな使用感なのですぐに衣類を着ることができます。
汗とにおいのもとをブロックする有効成分「焼ミョウバン」が配合されていて、日中のわき汗が軽減されるので重宝しています。
2つ目は、こまめに汗をふき取っていても午後や夕方になるとにおっていないかな…と気になるときに「エイトフォー アロマスイッチ」(パリスブーケの香り)を使っています。
スプレータイプなので届きにくい背中や太ももの裏側にも使いやすく、華やかな香りです。
3つ目は、汗のベタつきをさっぱりさせたいとき、気分をリフレッシュしたいときに「自然な、かおりがえ。」を使っています。
天然アロマと植物エキスが配合されたミストです。肌に吹きかけるとひんやりして清涼感があります。すっきりとした和ハッカ(和ハッカ、ユーカリ、ハーモナイズハーブ)の香りです。汗のにおいをかき消してくれるので、外出先や人と会う前に首もとや衣類にもミストしています。
いかがだったでしょうか。
汗のにおい対策として、においの原因を作らないように通気性をよくしたり、暑くても湯船に浸かる意識や、デオドラントアイテムをとり入れてみてください。