年齢とともに目立ちはじめる肌の悩みといえば“目もとのクマ”。
ところが目の周りは、メイクをするとよれやすく、クマを長時間キレイにカバーすることがとても難しいものです。
そこで今回は、この厄介な肌トラブルである目もとのクマを、できるだけ自然に長時間隠す方法を、ヘアメイクアーティスト木村旭宏さんに教えていただきました。
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クマの種類で対策法は全然違う!
目もとのクマには、大きく分けて3種類。その3種類とはブルー、ブラック、ブラウン。
ブルー、いわゆる青クマの原因は主に寝不足や血行不良などの疲れ。目の周りの血流が滞ることで、薄い目もとの皮膚から毛細血管がすけて青黒く見えることから、青クマと称されます。
この青クマ対策には、オレンジといったコーラル系が適しています。
ブラック、こちら黒クマの原因は、主に目もとの加齢。加齢により皮膚のコラーゲンが低下することで目の下にくぼみができることで、暗く黒っぽく見えることから黒クマと称されます。
黒クマ対策には、ベージュといったオークル系が適しています。
そして最後にブラウン.これは一番該当する人が多い茶クマです。
茶クマの主な原因は、色素沈着やシミ。なかでも最も多いのが、色素沈着型の茶クマなんです。紫外線や洗顔、クレンジングのこすりすぎによる外的刺激により、メラニンが生成されて形成されることが多いとされています。
茶クマ対策には、イエロー系が適しています。
このように、これら3種類のどれが自分の目もとのクマであるかをわかったうえで、隠すに適した色味をまずは使い分けることが、クマを悪目立ちさせることなく、キレイにカバーできるポイントになります(木村さん)
クマ隠しにベストなプチプラコスメ
クマ隠しに使うものはコンシーラーですが、高級なものでなくても優秀なものはあります。
そのひとつが『キャンメイク カラーミキシングコンシーラー』。
パレット状のコンシーラーで、色を絵の具のように混ぜ合わせて使うコンシーラーになります。
コンシーラーはもともとカバー力が高いものであるため、色がしっかりのってしまい、コンシーラーを使っていない部分との境目ができやすい化粧品。
でもこれは、混ぜ合わせて自分色のコンシーラーを作ることができるので、そういったデメリットを気にすることなく使えて、実際の質感は、しっかりカバーしてくれつつ、つけ心地は軽くさらさら。
SPF50/PA+++のため、紫外線対策もされていて、さらに防腐剤フリーなど、肌にやさしい化粧品であるというところもおすすめなんです(木村さん)
話題のプチプラコンシーラー
『ザ セム カバーパーフェクション チップコンシーラー』はここ最近、話題のコンシーラー。
保湿力がありのびがいいので、肌に自然と密着しやすく、コンシーラーでありながら透明感のある肌に仕上げやすいところが特徴です。
カバー力が優れていて、紫外線対策効果もあるため「この値段で本当にいいの?」と思うくらい優秀なプチプラコンシーラー。
新色が次々でて多色展開しているため、数本購入して混ぜ合わせて使うのがおすすめです(木村さん)
青クマにベストなコンシーラー
『舞妓はん コンシーラー』は別名“美容液コンシーラー”と言われているほど、上質なオイルをベースにスキンケア効果の高い桃の花エキスなどが配合された、スキンケアコンシーラー。
オイル特有のしっとりとした質感で密着してくれるので、夜までキレイにカバーした状態を長く保ってくれます。
紫外線対策効果が高く、くりだし式のペンシルタイプなので、化粧直しにも便利な一品。色味や質感が青クマにとくにおすすめです(木村さん)
プチプラで隠すだけの機能では終わらないのが、木村さんが今回選抜してくれた、プラスアルファの機能を持ち合わせている優秀コンシーラー。
これらを上手に使い分ければ、ノーファンデーションでも十分キレイ!
ぜひ試してみてくださいね。
取材・文/高田空人衣